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チャイタイムのお供~ケニアの軽食~

みなさんジャンボー!こんにちは!
前回はケニア人のパワーの源・ケニア料理の主食についてご紹介しました。まだ見ていない方はこちら▶▷https://note.com/milele/n/nda8de3296fac

今回は軽食編をご紹介します。
ケニアには『チャイタイム』という素敵な時間があります。それは・・am10:00~11:00頃にお茶と軽食をいただく!という時間です。

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↑ナイロビでの日本語スピーチコンテストに向かう小学生とカフェで朝チャイ


ケニアの一般的なオフィスタイムは8:00~17:00。節約のため交通機関を使わず徒歩で通勤するので朝早く家を出たり、家計の事情で朝ご飯をスキップしたりする人も多くいます。ちなみにランチタイムは13:00。午前の仕事時間が長い→お腹空く→仕事に集中できない→軽食しようぜ!みたいな。
イギリスではイレブンジスティーなるam11:00に紅茶をいただく習慣があるとか。優雅♡
イギリスの植民地だったケニア。その文化が残っているのでしょう。
イギリスの優雅さとはおそらく程遠いですが、この時間帯はあちこちでみんながお茶(ミルクティーやコーヒー)しています。
マーケットで野菜を売っているお母さんも、スーパーマーケットのレジ打ちのお兄ちゃんまでも(片手でレジ打ちながら片手でチャイ飲んでる。やる気はあるのか?そもそもやる気なんて必要ないのか・・。このポレポレ(ゆっくり)社会がケニアなんです)

学校やオフィスにもちゃんとあります、チャイタイム。子供たちも喜んで教室から食堂へ駆けつけます!

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↑食パンとミルクティーでチャイタイムを楽しむ小学校の生徒たち。ハニカミ笑顔が可愛い♡

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↑土日の孤児院の子どもたち。チャイタイムの飲み物はウジ(穀物を発酵させた栄養満点ドリンク)


お茶のお供は・・

小麦粉三大巨頭

大事なのは満足感!小麦粉系スナックは「チャパティ」「サモサ」「マンダジ」

★チャパティ(クレープ状の薄焼きパン。1枚20円くらい)

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↑一瞬「竹輪⁉」と見間違えたチャパティ。1枚でもかなりの満腹に。

★サモサ(ひき肉を小麦粉の皮で包んで揚げたもの。1つ30円くらい)

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★マンダジ(揚げパン。でも中身は詰まっていなくむしろスカスカ。1枚20円くらい)

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↑手前からソーセージ、マンダジ(三角の揚げパン)、チャパティ、ゆで卵

★ゆで卵(会議などでチャイタイムに出すと喜ばれます)

★ソーセージ(子供に大人気)

★食パン(ジャム、ハチミツなどつけてひとり2〜3枚が普通。何もつけずそのまま食べるのもケニアならでは)

お芋も腹持ち◎

★アロールート(さつまいもとじゃがいもの中間のような味。日本人のファンも多い)

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↑カルシウム満点のアロールート。ほのかな甘さのお芋。蒸してから揚げるので外はサク、中はホクホク
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★サツマイモ 

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↑道端で売られているさつまいも。地方や田舎では定番のチャイのお供。朝ご飯としても◎

などなど。

チャイ、チャパティ、サモサ・・『インド⁉』と思う方も多いはず。その通りです!
インドもイギリスの植民地だったため、労働者としてケニアに来たインド人から広まったと言われています。
ちなみに今でも生地屋、資材店、お土産屋さんのボスはインドの方が多いです。商売上手!!

サモサに変化が!!

インドサモサは中身がジャガイモのことが多いですが、ケニアは牛ひき肉です。そこに玉ねぎ、パクチー、唐辛子などお店によって味付けが変わってきます。
サモサを一口かじってライムをきゅっと絞ると油っぽさが飛び、爽やかな風味と牛肉がマッチ!

そんなひき肉サモサに新しい仲間登場!それが豆サモサ♪デングと呼ばれる緑豆のような豆です。マーケットで買い物をしていた時に出会ったサモサ売りのお母さん。ラーメン屋さんが出前で使うシルバーの入れ物(おかもち)のような容器で運んでいました。豆サモサ1個10円。採算取れているのかしら?と毎回ケニアの安い物価に驚きと謎。
肝心のお味は・・最高!少しホクっとしていてジャガイモほどもたつきが無く、塩加減も良い感じ!思わずお母さんを追いかけてお代わり!売れ行きが良く完売寸前!最後の2個がつぶれているとのことで1個の値段で2個ともくれた優しいお母さんでした。ありがとう~♡

激うまフルーツ天国

赤道直下の太陽の恵みをたっぷり浴びたフルーツたちもケニアの宝♡

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NPOから首都ナイロビに向かう道にフルーツがズラリと並んだ屋台があります。
品揃え一緒。味もほぼ一緒。競争する気なし。こうなったらお母さんの笑顔と人当たりで選ぶのみです!

日本ではうん千円するレベルの甘さのマンゴーが1つ30円です!そりゃ毎日食べるでしょ♪(食べ過ぎるとアレルギーになるらしいで注意)

持ち帰りもできますがその場で食べるのがケニア流!←ただ食べたいだけ。
お母さんが見事な包丁さばきで食べやすいようにカットしてくれます。

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↑贅沢にひとり1個丸かじり♪​


その他のフルーツ
☆アボカド・・日本で売られているものの2倍くらいの大きさ。
☆スイカ・・甘さ控えめ。ちなみにケニアではスイカを「メロン」と呼びます。「ウォーターメロン」だから。ケニアで日本ほど甘いスイカに出会えるのはちょー稀。そんな甘さに出会えたのは1年に2回くらいかな。
☆パイナップル・・フルーツジュースで有名なデルモンテの広大なパイナップル畑があるほど。デルモンエさんのスローガンは「太陽を、おいしさに。」だそうです。間違いない!!
☆パッションフルーツ・・甘酸っぱさがたまらない!私はイエローパッションと呼ばれる皮が黄色い方が酸味が少ないので好きです。

☆パパイヤ・・香りに癖があるので日本人は好き嫌いが分かれます。私は好き。

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↑左がイエローパッション。右はパパイヤ。海岸沿いのホテルに行くと朝からフルーツ三昧です。


☆バナナ・・身が引き締まっていてしっかりとした甘さ。

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↑バナナがこんな風に育つなんて知らなんだ。

隣国タンザニアには「レッドバナナ」なるものがあります!こちらはスッキリな甘さ!

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↑レッドバナナ。名前の通り皮が赤い!また食べたい美味しさでした!

そんな豊富なフルーツが贅沢にミックスされた「フルーツボール」も美味しいに決まってます。最近ではヨーグルトやハチミツ、ナッツがかかっているなんてアレンジも。

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ある日、ルンルンでフルーツボールを食べていたらハチミツにそそられてよってきたミツバチが私の周りをブンブン・・。
怖がる私を気遣い、隣にいた知らないおばちゃんが素手で蜂をテーブルに叩きつけるという驚きのパフォーマンスをしてくれました。
強い・・強すぎる。蚊じゃないですよ、蜂!蜂!!手に針とは刺さらないのかしら。。ここでもケニアのお母さんに助けられました。みんな優しい。ありがとうございます♡

ぜいたく「カクテル」
ミックスジュースのことをケニアでは「カクテル」とよびます。お酒かと思うほどオシャレなネーミング。
たいていは「マンゴー、スイカ、パッション、パパイヤ」などその季節にとれるもの2〜3種類くらいがミックスされていますが、私の大好物はこちら☟☟

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マンゴー、パッション、アボカド、ピーナッツが層を作っています!
イシオロというケニア中心部の乾燥地に井戸を作りに行った時のカフェで飲んだカクテル。とろみがあって、でもとっってもジューシーで。忘れられない味です。
(ナイロビの路地にある屋台でも時々売られていますが、「衛生面が不安」とケニア人の友達が言っていたので日本人はなおさら避けておきませう。)

ちょっとブレイクに、おやつとして、甘ーいフルーツは心も癒してくれます♡

優雅なチャイタイム。ケニアではエネルギーチャージが肝心なので小麦粉系、イモ類、フルーツがメインですが、どれもこれも本当に元気が出ますよ!

ではまた次回!!

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