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【レコ記㉖】青春の青

 収録曲紹介シリーズ最後は、「夜明けのティーンエイジャー」編。アルバムを締めくくる一曲を紹介します。

1.収録曲紹介⑥ 夜明けのティーンエイジャー

 ○○ティーンエイジャー、ティーンエイジャー○○っていうタイトルの曲、ここ数年日本でもよく見かけるようになりました。今タイトルを付けるなら、ひねくれ者の私はもっと全然違うタイトルを付ける気がします。

当時は「あるコンセプト」を持ってこのタイトルを付けた記憶があります。それは、「ティーンエイジャー」という言葉を使わずにいかに十代らしさを表現するかということでした。

タイトルになっている言葉がそのまま歌詞には出てこないものの、曲全体を聴いた後に曲名を見ると「ああ、なるほど」ってなる曲が好きなんですよね。ハイロウズの「青春」やくるりの「ロックンロール」、フジファブリックの「若者のすべて」などが今思い浮かびました。Queenの「ボヘミアンラプソディー」もそうですね。

"金ならいつでも無いけど 退屈はいつも居座って"あたりの歌詞で、間接的に十代特有の感覚を描写しています。もっとも、夜明けのティーンエイジャーの場合、「二十歳になれば」なんて直接的な表現も使ってしまいましたけどね。

「夜明けの」については、「別れの時刻にまた会おう」というフレーズに関係があります。2曲目の「モッズビートでお別れさ」でマニングが見送られたのが朝5時の始発便だったので、別れの時刻=夜明けということでした。

長々と歌詞について説明してしまいました。聴いたことない人からしたら何のこっちゃですよね。(笑)

サウンド面では、モータウンビート(でっでっでー でっでっででー)が主体のシャッフルビートというリズムになっています。これについては自分達でも最近まで理解できていなくて、シャッフルとエイトビートが混在していたのがレコーディングでようやくシャッフル一本に固まりました。(↓のプリプロではそれらが未だ混在しています。)難曲ですが、「これができたらかっこいい」みたい所もあるのでライブできっちり演奏できるようがんばります。

その他、少々大げさなコーラスもこの曲の売りにしています。このあたり、良い音が録れていますのでご期待いただければと思います。

↓はレコーディング前に作ったプリプロ音源です。


余談ですが、The JamのLife From A Windowという曲に「Teenage Blue」という一節が出てきます。英語圏でも青春の色は青なんでしょうかね。面白いなぁと、思います。


今回でアルバム収録曲の紹介はおしまいです!次回からはまた、制作日誌らしいことを書いていけたらと思っております。

読んでいただき、ありがとうございます。

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