フェアリーテイルへの招待状。PomplamooseのHere We Come A-Caroling
ワクワクするホリデーシーズンに聞きたいクリスマスソングをアドベントカレンダーのように1日1曲づつご紹介しているシリーズの17回目。
今日の曲はこちらです!
Here We Come A-Caroling / POMPLAMOOSE
Pomplamooseは夫婦で活動するアメリカのデュオ。レディガガ、ビヨンセやダフトパンクなどいろいろなアーティストのカバーを主な活動場所であるYouTubeで披露しています。
ナタリーの清らかな歌声がまるでおとぎ話の世界を覗き見ているような気分にさせます。キラキラとした光景が目の前に広がるような曲です。
さすがPomplamoose、数々のカバーをこなしてきているだけあって、これもカバー。今回は原曲を見つけるのがむずかしかった…。原形を留めていないカバーです。
今回の曲の元になった原曲は「Here We Come A Wassailing」という19世紀半ばに作曲されたイギリスの伝統的なクリスマスキャロル。
「Wassailing」とは、クリスマスシーズンにクリスマスキャロルを歌いながら近所の家々を回りお互いの健康を願うというイングランドの古い風習なのだそう。
あまり一般的でなくなった現代では「Wassailing」が「Caroling」に変わっていったんだって。
よろしければこちらが元の曲となりますのであまりにも劇的なビフォーとアフター、ご堪能ください。
Here We Come A Wassailing
わたしはこの曲Pomplamooseがカバーしてなかったら、知り得なかった、出合わなかった曲だと思う。現代のアーティストが新しい解釈で、生まれ変わった曲がカバーソングとなって、歌い継がれていくってすごくすてきなことですよね。
今はほとんど行われなくなってしまった伝統や風習でも音楽とともに残っていくことができる。100年後、未来のアーティストがこの曲をカバーして、元の曲にたどり着くのかもしれない。ロマンだね。
今日は伝統的なイギリスのクリスマスキャロルをすてきにカバーした、PomplamooseのHere We Come A-Carolingをご紹介しました!
プレイリストを作りました!
これまで音楽のアドベントカレンダーでご紹介した曲はSpotifyでプレイリストにしているのでこちらからまとめて聞いていただけます!