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由佐
2017年2月26日 09:18
《出てくる本》・レイチェル・カーソン 『センス・オブ・ワンダー』 (上遠恵子訳 新潮社、1996年)・トーマス・マン 『トーニオ・クレーガー』 (平野卿子訳 河出文庫、2011年) 憧れと、憂鬱な羨望と、ほんのすこしの軽蔑と、この上なく清らかな幸福感。 これはトーマス・マンの代表作のひとつ『トーニオ・クレーガー』の最初と最後に出てくる表現だが、カーソンの『センス・オブ・ワンダー』を読