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『パプリカ』ひとくち感想:豪華絢爛な悪夢の世界(ネタバレなし)

有名映画観ようの抱負をもとに観ました!有名なやつ!
今敏監督の映画は『パーフェクトブルー』しか観たことなくて、『パプリカ』はタイトルが有名なものの"難解"という話をよく聞くのでなんとなく観る機会を逃し続けていました。
感想としては…難解だった!!!(そのまんま)

他人の夢の中に入り込める機械DCミニというものがあり、それをめぐって…なに?謎の思想がなんか…ヤバい!みたいな感じの…ね!(アホのあらすじ)
実際『パプリカ』ってものすごく好きだ!って人が多いと思うし考察のしがいがありまくる作品だというのはまあ見ていて分かったので、いい加減なことを言いすぎるといろんな角度から突っ込まれそうだなと思って予防線を張ってしまいました…。

見どころというとパレードのシーン。作中何度も描かれてはいましたが、作中終盤の大行進の作画は本当にすごかったですね。いろいろ風刺が効いていてわけがわからず見てても"なんかスゲー"を感じられました。様々な宗教のモチーフがぐちゃぐちゃになってるとこすき。
あとパレードのBGMも良かったですね!賑やかなんだけど何だか不穏で嫌な感じがする不思議な雰囲気でした。流れ始めるとワクワクしたな~。

あと黒幕に夢に侵入されて突然ひとびとが支離滅裂な内容を叫び始めるシーンがすごく良かった。本当に意味がつながらない単語の羅列って得体のしれない不気味さがあるね!

なんとな~く難しく感じたのは夢と現実の境界がわかりにくかったからかも。そこに独特の空気感があって魅力を感じるというのも間違いないのは分かるのですが。
オープニングからすでにパプリカがいろんな場所を歩いて回って気付いたら敦子になっている演出とか正直混乱した…だって敦子自身には実体があるわけで…突然パプリカになって消えるわけではないし…ん?みたいな。
あと粉川刑事がインターネットを通してセラピーを受けてるときはアレは刑事はPCの前で寝てるの?目は覚めたまま夢のなかに入ってるみたいな?
という感じで、あえてやってはいるんだろうけど、どういうことだ~?と思うところがちょいちょいあるにはあった!でも映像がスゲーしなんかおもしれーからオッケー!そういう脳筋解釈でどうにかなりました。面白かったです!

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