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それはデスティニー!

お久しぶりです。

いつの間にか年が明けてまた一年が始まりましたね。相変わらずの更新頻度ですが、ぜひ最後まで見て頂けると幸いです。

今回は惜しまれつつも解散したガールズバンドを紹介します。解散したバンドと言えど、才能が溢れ出ていた4人だと思いますね。

今回紹介するバンドは…






ねごと

です!!

メンバー

蒼山幸子(ボーカル、キーボード)
沙田瑞紀(ギター、プログラミング、コーラス)
藤咲佑(ベース、シンセサイザー、コーラス)
澤村小夜子(ドラム、コーラス)

(在籍期間は4人とも2007~2019まで)

ジャンルと特徴

蒼山さんの力強さと繊細さをあわせ持つ歌声と、幅広いジャンルを取り扱った作曲センスがポイントです。「カロン」「DESTINY」などタイアップやアニメのOP/ED曲を数々生み出しました。作曲は蒼山さんと沙田さんが基本的に担当しており、作詞は蒼山さんがほとんど担当しています。


2010年にメジャーデビューをしたねごとですが、実は世に名前が知られるようになったのは2008年に開催した、出場者は10代限定のライブフェス「第一回閃光ライオット」で、初参加でありながら審査員特別賞を獲得し話題を呼びました。

音作りの変容

ねごとを語る上でこの部分は外せないところ、すなわちロックからテクノサウンドへの変化です。活動初期の曲と後期の曲を聴き比べると、全然違いますね。色々なサウンドや経験を吸収したり、様々なサウンドディレクターと介していくうちに、成長とともに変化していったものだと思います。


MVではねごとらしさがつまったポップさを感じるものが多いです。特にこのMVは、両A面シングルの2曲をつなげているのがとても良い味を出しています。

2015年 MV「アンモナイト!/黄昏のラプソディ」より


それぞれの活動へ

ねごとを解散するにあたって、バンド活動としてやりきったというのがもっともな理由らしいです。それでも個人的には才能をめちゃめちゃ感じましたね。


解散後はそれぞれの活動へ。蒼山さんはソロ活動を開始し、これまでにEPやフルアルバムをリリースし活動を続けています。
シンセ中心の作曲はそのままで、さらに音や表現の広がりをしっかり感じます。

2019年 MV「バニラ」より


沙田さんは"miida"というユニットを結成し(現在はソロ活動)、ミニアルバムとフルアルバムをリリースするなど活動をしています。
クラブミュージックなどから培った作曲で、リフが効いたメロウな雰囲気と自然にノれる音楽が特徴です。

2021年 MV「continue」より



マイベスト曲10選 ねごと編

今回はバランスよく色々な曲を紹介出来ればと思います。



ループ

活動初期から存在する曲で、バンド名にちなんだポップな歌詞と変則的なコード進行が混ざり合った印象に残る曲です。技巧的な作曲力がよく表現されています。
アルバム「ex Negoto」は初期の力強い歌声とポップロックさを良く感じ取れるアルバムです。



DESTINY

ねごとの代表曲の一つで、この時期からシンセサイザー中心の音作りに変わっていきました。ねごとらしさのあるポップス感はそのままに次のステージにに進んだようなイメージです。バンドサウンド×ダンスポップが融合した良い曲ですね。



GREAT CITY KIDS

イントロのメロディから雰囲気をつかまれます。特にギターサウンドの動きとカッティングがめちゃめちゃかっこいいですね。
アルバム「VISION」は様々な方向性の曲を一つにまとめた、特徴のあるアルバムです。



シグナル

どことなく暗い歌詞と和音のメロディの掛け合わせや、ブレイクするサビ、特殊な曲構成など多彩な表現が一曲にまとまっています。
アルバム「ETERNALBEAT」は全曲通して、ダンスミュージック感のある雰囲気になっており、とても好きなアルバムです。



たしかなうた

歩き続けたその先が暗闇の未来でも、辿った道は光になる。後押しするような歌詞と、サビのメロディがこの曲の良さを引き立たせています。
この曲のMVは実際のライブに訪れた400人のファンが演出の一人となっている、とても心温まるMVですね。



Re:myend!

ねごとの中でもポップさをとても感じる曲ですね。不思議な世界観を描いた歌詞とMVがすごく印象に残ります。
アルバム「5」は「ex Negoto」からのポップロックさを、さらに幅広く表現したアルバムです。



school out

この曲は作詞作曲ともに沙田さんが作っており、クールさと透明感のあるダンスミュージックが特徴です。沙田さんはクラブDJの経験があり、この曲のミックスもクラブ曲っぽさのある雰囲気になっています。



endless

曲全体としてシングルらしさのある作り込みや存在感を感じる曲で、特にラスサビの解放感がとても印象に残ります。
個人的に澤村さんのドラム捌きがかっこ良くて、身体全体を使った叩き方が見ていてとても気持ちいいですね。



サタデーナイト

夜のダンスホールで流れているような雰囲気と心の底から感じるメロウやエモーショナルを最大限に表現しています。この曲を初めて聴いたとき、心から揺さぶられました。
アルバム「SOAK」はシンセ中心の音楽の応用的なアルバムでありながら、アップテンポとバラードの幅広い表現やスピッツのカバー曲も含めた個性的なアルバムです。



インストゥルメンタル

デビュー前から存在する曲で、一言で表すならこれぞ音楽な曲です。音だけで感情を揺さぶるような疾走感と楽器全てが一体になった音が、この一曲につまっています。




最後に

ここまで見ていただきありがとうございます。初のガールズバンド回でしたが、ガールズバンド自体の歴史を深堀っていくのも結構面白いと思いますね。

またまた更新は不定期ですが次回もお楽しみに~


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