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東京都心はパラレルワールド

皆さんこんにちは。
今回で5回目ですね。なんだかんだ半年近くこのシリーズも続いていますが、今回はだいぶ熱が入るほど昔から好きなバンドをご紹介します!


今回紹介するバンドは…






相対性理論

です!!!


メンバー

やくしまるえつこ(ボーカル、コーラス、ギター、dimtakt)
永井聖一(ギター)
吉田匡(ベース)
山口元輝(ドラム)

元メンバー

真部脩一(ベース、コーラス)
西浦謙助(ドラム)
Itoken(ドラム)


ジャンルと特徴

「相対性理論」が生み出す独特なポップスが何よりの特徴で、基本的にメンバー全員が作詞作曲しており、そこに、時にキュートで時に不思議な歌声を持つやくしまるえつこさんがその存在感を強く光らせています。

初期の頃は、真部脩一さんが作詞作曲を担当し「LOVEずっきゅん」「チャイナアドバイス」など独特でポップな歌詞と、オリエンタル感とクセになるメロディが合わさった作曲を生み出しました。特に初期の相対性理論を作り上げたと言える存在です。
現在は相対性理論を離れて作曲活動を行っており、最近ではanoさんの「ちゅ、多様性。」の作詞作曲を担当したりなど幅広い活動をしています。

結成して初のアルバム「シフォン主義」が大きな話題を呼び、一年足らずで人気バンドになりました。しかし、メディア出演が少なく謎多きバンドともいえます。

”やくしまるえつこ”という存在

相対性理論を語る上で欠かせない存在、やくしまるえつこさんについても少し解説しておきます。せっかくなので個人名義の曲なども紹介したいと思います。

その声の特徴からナレーションや朗読、ほかにもイラスト、芸術作品も手掛けるなど音楽活動以外にも多彩な活動を行っています。相対性理論のジャケット絵もやくしまるさんが担当しています。

「ノルニル」「ヴィーナスとジーザス」など特徴を最大限に活かした名曲などがありますが、「放課後ディストラクション」は360度視点のMVが印象に残るとても良い曲ですね。

(2018年 放課後ディストラクションより)


多様な曲がある中、かなり特殊な曲「わたしは人類」は世界で初めて遺伝子組換え微生物を利用して作られた曲で、音楽情報をDNAに保存したものを”わたしは人類”と名付け、その微生物を展示するなど思いもつかない活動もされていました。
やくしまるさん自身の考え未来への希望を一つの表現として描いています。

ライブパフォーマンスやレコーディングにも度々使用される”dimtakt”(ディムタクト)というオリジナルの楽器があり、動かしたり傾けたりすることで様々な音色を鳴らすことができます。ライブではその見た目からとても神秘的な楽器に見えますね。

(2017年 Live わたしは人類変異ver.より)



マイベスト曲10選 相対性理論編

とてつもなく悩みました…。昔から好きなのでただでさえ厳選が難しかったですね…。




ウルトラソーダ

相対性理論の神秘的かつポップな要素を兼ね備えています。やくしまるさんの声に泡のように包まれていく…そしてクリームソーダが飲みたくなる…そんな曲です。



LOVEずっきゅん

相対性理論といえば、やはりこの曲ですね。カバーもよく見かけます。アルバム「シフォン主義」のあのバンドらしさが海外でも高く評価されており、ポップさと意味深な歌詞が両立しているこのバランス感がとてもよく表現されています。



チャイナアドバイス

この曲もよくカバーされています。オリエンタル感と言葉遊びがふんだんに使われているのが良いですね。個人的に真部さんのセンスが一番光っている曲だと思います。
アルバム「シンクロニシティーン」は有名曲が多く、頭に残りやすいアルバムです。



品川ナンバー

真夏と海の情景を描いており、それでいてどこか淡いメロディで彩ったすごく好きな曲です。ダンスミュージックとベースラインがとてもよくマッチしてますね。
アルバム「ハイファイ新書」は雰囲気やメロディとリフが美しく繊細に表現されており、個人的に一番好きなアルバムです。



弁天様はスピリチュア

美しさと神秘さを感じるメロディに願いを込めた歌詞がよく合わさっています。特にライブでのラスサビの壮観さはとてつもないほどですね。
アルバム「天声ジングル」は相対性理論の新しい可能性を広げたスタイリッシュなアルバムで、一部の曲にはdimtaktも使われています。



夏至

夏至になると聴きたくなる曲、それが「夏至」です。歌詞がとても良いですね。バカにしていたり心の揺らめきが見えていたり、大人になりきれない気持ちを抱えてまた夏がやってきます。



キッズ・ノーリターン

6拍子と5拍子を繰り返す変拍子にラップパートや二段構想のサビという曲構成、メロディごとに印象が変わる、ほかに類を見ない曲です。
二つのバージョンがあり、シングルver.ではギターサウンドが中心で、アルバムver.ではアルバムの雰囲気に寄ったサウンドにアレンジされています。



ほうき星

アコギバラードの曲調でとてもポップな良い曲ですね。後半部分の駆け上がりも聴きごたえがあります。実はこの曲、誕生日ソングであり歌詞もとてもキュートな表現でいいですね。



FLASHBACK

全てが暗闇に沈み、そして光が無数に散らばって点々と光る。とてもダークな雰囲気で飲み込まれそうになる不思議な曲です。
MVではやくしまるさんが画面を見つめながらカメラが切り替わっていったりする、曲調とよく合う映像になっています。



バーモント・キッス

没入感を誘うメロディが空間にこだまする。歌詞の不思議な世界観は相対性理論らしさが表れています。
後半以降の浮遊感と不可思議さは、熱に侵されてしまったようなものを感じます。




最後に

「相対性理論」というとても謎が多いバンドを紹介して色々なことが分かったような分からないような、やはり謎ばかりのバンドですね。

2023年現在、4年前のライブアルバム以降更新はありませんが、ひっそり活動を心待ちにしています。

今回も最後まで見て頂きありがとうございます。また次回をお楽しみに~


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