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主体的well-beingと主観的豊かさ


Well-beingな社会の実現をミッションに、赤ちゃんからの「食育」を支える株式会社MiLがnoteをはじめました。

自己紹介


こんにちは。株式会社MiL 代表の杉岡侑也です。
MiLは2018年に創業し「the kindest (カインデスト)」というブランドでベビー・キッズフードを展開し、皆様に支えられ成長してまいりました。
まだまだ小さなブランドですが、いつの日か社会に無くてはならない会社になり、多くの社員、ステークホルダー様に応援いただくようになった時のためにも、MiLの仲間達とともに、私たちのビジネスの裏側にある”想い”を書き留めて行こうと思います。

well-beingとは

私たちが会社のミッションにかかげている「well-being」。
良く聞く言葉だと思います。
近年、well-beingがパブリックヘルスのみならず様々な場面で注目されています。
その背景と、私がthe kindestに込めた想いを少しご紹介したいと思います。

テクノロジーの進歩により、私たちの生活は効率的になりました。
ただ現在、進歩しすぎ逆転し、豊かになる為のテクノロジーに、人はマネジメントされるにまでなりつつあります。

実は私たちの社会の営みの多くの部分を既にAIが代替出来るのではないでしょうか。
ですが、それを認めたくない人間がいるのではないでしょうか。
あなたの仕事をAIに奪われたら。。。多くの人はAIの仕事をチェックするという立場で今ある場所にしがみつこうとするかもしれません。
既にテクノロジーは世界を変えており、あとは人がそれを認め、価値観が変わるまでの時間が残されているだけなのではないかと思います。

私たちの子供たちの世代は、既に大きく変化した社会の海に漕ぎ出そうとしています。

私たちの人生は、仕事をしていて気がつけばおじいさんおばあさんになり、ピンピンころりの時代では、もうありません。
仕事や、多くの "しなければならなかった" ことが効率化された為、私たちは真の意味で自由を手にしてしまったのです。

全人類総暇時代

人々が持つ自由な時間は、遙かなる暇を産みはじめています。

そんな全人類総暇時代において、ステータスや金など統一的価値観での比較は意味を失い、心の中にある自分だけの幸せを見つけること、つまり "主体的な豊かさ" を持てるかどうか?の競争が始まりました。

今までは経済指標などでも豊かさを測ってきました。
ですが、全人類暇時代に突入したことで、それだけで人生を豊かだったと言えなくなってきたことに、多くの人が気づき始めました。

どこに行こうか、何をしようか、何を食べようか。誰と過ごそうか。
その中心になるのはいつだって自分が決める価値。
誰も決めてくれない、簡単に過去の尺度で人生を測れる時代ではなくなった。ということではないかと思います。

きっと私たちの子ども達が大人になる頃、
「パパたちの時代は週5日、お金の為に働いてたって、ほんと????」
と聞かれる時代が来るでしょう。
そんな時代に彼らに残すべきは、
流行りのスキルでもなければ、ステータスなんかでもなく、やはり「主体的豊かさ」を定義することができる力なのではないかと思います。

the kindest (カインデスト)に込めた想い

私たちの「the kindest」は、ゆとりと余白を提供することとともに、
#赤ちゃんからの食育 を家庭に届けるサービスを提供したいと思い運営してきました。

赤ちゃんからの食育には大きく3つの要素が内包されており、

  1.  食を自ら選べる力

  2.  続ける力

  3.  感謝し楽しめる力

を、子供達に残そう。
さらに、これを通じて、私たち親も学び、人生を豊かにする食との付き合い方を学ぼう。
という目的があります。

テクノロジーや社会のあり方が変わろうとも、これからも変わることのない「食べる」という行動。
私たちはこの「食べる」という行為の中に含まれる複雑な意味に、主体的豊かさを手に入れるヒントがたくさんあると思っています。

生きるために必要な栄養摂取はもちろん、仲間や家族とのコミュニケーション。
文化や歴史や化学。学び、知る楽しみを教えてくれる題材でもあり、主体的に取り組むことで人生を彩る、豊かさの源泉になりうるとても複雑で面白い要素を持つのが「食」だと思います。

豊かに生きる力の獲得

私たちのアプローチはとてもシンプルです。
将来の子ども達に残すべきは、「食べる」ことを通して心身をよりよくすること、継続すること、主体的豊かさに繋がる何かを手にいれること。
これを伝えることこそが、今私たちが子供達に残すべき教育そのものだと思っています。

少なくとも私は1歳の息子に、複雑なコードを書き、賞賛されるIT企業のエースになることよりも、夢があり、家族や仲間に恵まれ、地元で取れた旬の野菜をほおばり、農家さんに感謝出来る大人になって欲しいなと思います。

豊かに生きる力を獲得すること。
それが私たちが「食育」を提唱する背景、ということでした。

まだまだMiLも、the kindestも始まったばかり。
これからも山あり谷ありいろんなことがあると思いますが、子供達の豊かな未来の為にも精進していきたいと思います。

共感してくださった方、ぜひ一緒に、いい仕事をしましょう。

今日は私たちのミッションの背景をお話ししました。
これから日々のビジネスの中で出会った発見や感じたことをnoteで発信していきます。

引き続きどうぞよろしくお願いします!


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