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非不明瞭

さながら馬鹿みたいだ
空っぽの頭で考えたって
何を思い描くでもなく
いつまでも脳が電車に揺られる
ただそれだけだ

昔ながらの癖で
空元気におどけて
すっかりそんな自分も
板についてしまって
剥がれないな
どんな顔をしたらいいですか

波々注がれた白湯は
苦しそうに空気との境界線を描いてる
それを見て今にも笑いそうだ
笑ってしまいそうになるんだ
そんな衝動が
私を狂わせるんだ

いつまでも
はっきりしない
何も分からない
それでも
何もかも分かってるんだ

さながら馬鹿の様に
溢れそうな頭を抱えて
空っぽになる様に言い聞かせてる
それでも
明日も何もしないし
今日も変わらず私を生きてる

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