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プログラミングできなくてもSEになれます

こんにちは、たくみやです。

僕は現在SE(システムエンジニア)として働いています。

このページを開いたあなたはきっとSEになりたいと思っているか、興味があるのでしょう。

そんなあなたに聞きたいのですが、あなたはSEという言葉にどんなイメージを持っていますか?

僕がSEとして働いていると人に言うと、たいていは

「プログラミングできるのすごい!かっこいい!」

みたいな反応が返ってきます。

うーん、ドラマの見過ぎw

実際、僕は現場の部下3名をまとめる立場ですが、プログラミング自体はあまりできません。

むしろ部下の方がプログラミング詳しいまであるw

まあ結局何が言いたいかというと、

プログラミングをバリバリやるだけがSEではない!

ということです。

もしあなたが就活生なら、SEの働き方の一例として「こういうのもあるんだ~」って知っておくと良いと思います。

きっと参考になると思いますよ。

ではいきます。

■この記事はこんなあなたにおすすめ
・プログラミング未経験だけどSEに興味がある
・現職のSEの声を聞いてみたい
・プログラミングようわからんけど、とりあえずSEの肩書きが欲しいw

プログラミングしないSEの正体

いきなり結論言います。

プログラミングをしないSEの正体はリーダーです。

僕はいわゆる公共系SEとして、とある年金制度のシステム開発・保守のチームリーダーを担当していますが、プログラミングは一切やってません

Q.公共系SEとは?
A.一言でいうと、国や自治体が運営する制度のシステム開発・保守をするエンジニアのことです。

これを聞いて

「プログラミングできないのにリーダーになれるもんなの?」

と疑問に思った方もいるかもしれません。

この疑問に対して僕としては「はい、必ずリーダーになれます。」と言い切りたいところですが、

現実的には人によって合う合わないがあるので「リーダーになれる可能性が高いです。」が答えになります。

特に僕のような公共系SEは性質上、プログラミングが苦手でもリーダーをなれる可能性が高いです。

ですので、プログラミング初心者や苦手な人が最短でリーダーを目指すなら公共系をおススメします。

公共系SEがリーダーを目指すのにおススメな理由はこの後説明しますね♪

公共系システム開発の特徴

公共系SEがリーダーを目指しやすい理由を理解するためには、

前提として公共系システム開発の特徴を理解してもらう必要があります。

先ほど「この後説明しますね♪」とか言いましたが、もうちょっと待ってください。

公共系システム開発は一般的には以下の特徴が挙げられます。

★公共系システム開発の特徴■開発期間
1~数年単位の長期プロジェクトが多め
■開発方式
ウォーターフォールモデル
■開発言語
主にCOBOL(諸説あり)

開発案件によりけりですが、基本的に1年以上の長期プロジェクトになることが多いです。

そのような背景もあって基本的にウォーターフォールモデルという開発方式が採用されます。

ウォーターフォールモデル(V字モデル)とは?
システム開発方法の一種で、滝が上から下に遡らず流れるように要件定義~総合テストまで工程を流れに遡らずに開発する方法のこと。
よく下図のように表される。
俗にいう”プログラミング”は下図で言うと「コーディング」にあたる。

このウォーターフォールモデルの特徴として押さえておきたいポイントは期間ごとに作業の切り離しがしやすいということです。

例えば、1月~12月の期間1年間のプロジェクトがあったとして、以下のように期間を分けたとしましょう。

①要件定義:1月~4月
②基本設計:5~6月
③詳細設計:7月
④コーディング:8月
⑤単体テスト:9月
⑥結合テスト:10~11月
⑦総合テスト:12月

※よく「上流工程」「下流工程」なんて呼ばれたりするが、明確な境はない。個人的には①②が上流工程で③以下が下流工程という認識です。

この場合、「①~②は1月~6月でA社(Aさん)がやる」「③~⑦は7月~12月でB社(Bさん)がやる」と明確に作業期間と作業担当を分けることができます。

つまり、自分がA社(Aさん)ならB社(Bさん)にコーディング(プログラミング)を依頼することで自分がやらなくて良くなるわけです。

公共系システム開発のプロジェクトではこういった他社(他者)への依頼が頻繁に行われています。

そのため、プログラミングがバリバリできる人よりも他社(他者)に作業を渡してそれを管理できる人間が重宝されるわけですね。

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次に開発言語です。

公共系システム開発においては主にCOBOLという言語が使われます。

この言語の特徴は事務処理・誤差の無い金額計算が得意であることです。

歴史が古く信頼性もあるので、政府機関や金融機関で今もなお現役で稼働しています。

そんなCOBOLの問題点としてよく挙げられるのが若手の人材不足です。

正直ねオジさんオバさんばっかりなんですよ、公共系システムの現場って。

こういう人たちって失礼なんですが、COBOLプログラミングはできてもそれ以外がほとんどできないんですね。

逆に言うとCOBOLプログラミングだけはできる。

そんな感じで「COBOLプログラミングだけはできます」ってオジさんオバさんが溢れてるのでもうCOBOLだけできる人は要らないんですね。

じゃあどういう人が求められているかというと、「お客様の業務を理解し要件調整できる若手(COBOLわかんなくても大きくは問題なし)」なんですね。

公共系SEはリーダーを目指しやすい

ここまで読んできた方はもうわかると思いますが、公共系SEがプログラミングできなくてもリーダーを目指しやすい(採用されやすい)のは以下2点の理由からです。

①作業を管理・コントロールできる人材が求められている
②お客様の業務を理解できる人材が求められている

特に②は公共系SEとしてやっていくには最も重要なスキルです。

お客様の業務が理解できなければ要件が決まらず、

いつまで経っても後続工程に着手できません。

そして、そうこうしてるうちに納期が迫り・・・\(^o^)/オワタ

ってなるわけです。

業務理解度が高いほどプロジェクトの成功率が高まるといっても過言ではないでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

プログラミングがバリバリできなくてもSEになることは十分可能です。

なにせ文系出身でプログラミングのプの字もわからずIT企業に入社した僕が4年間やっていけてますからw

ということで今回は以上!!

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