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【感想】スポーツメンタルコーチング

選手より指導者の方が正しい知識を持っているという思い込み。
メンタルは強く持っていなければいけないという思い込み。

その思い込みが、選手の可能性を潰しているのではないか。



私自身、選手として活動している一方で、昨年からコーチとしてラクロスを教える中で、自分のコーチとしての在り方を模索していました。

この本は、実体験のエピソードも交えながら進んでいく内容に、自分自身の経験をリンクさせながら読み進めていくことで、より具体的にイメージすることができました。

指導者だけでなく、チームの主将であったり、選手にも読んでほしいと感じました。



「選手より指導者が正しい知識を持っているという思い込み」

高校生の時は、顧問の先生の指示を受けプレーをする。
それが大学生になってからは、学生主体として自分自身で考えたり、周りに指摘しながらプレーすることが増えました。

この思い込みの内容を見て、

選手<指導者ではなく、選手=指導者であるということ。
選手が必ず指導者の言うことを聞かなければいけない。
指導者は必ずしも選手より多くの知識や正しい知識を知っていなければいけない。
ということではないと感じました。

それ以上に、
お互い本音で話し、信頼しあう。
自分らしくいるうえで、協力しあう。
目標に向かって一緒に進んでいく。

ということが大切だと感じました。


「メンタルは強くなければいけないという思い込み」

メンタルの強い、弱いではなく、ベストパフォーマンスを常に発揮できるようにすること。
そのために、コミュニケーションの質をあげる。
自己効力感やモチベーションをあげる。

メンタルを強くしようとしなくてもよくて、どのようにコミュニケーションをとって、選手の本音を引き出せるのか、
コミュニケーションからどうやって自己効力感、モチベーションをあげるのか、

を考えて寄り添うことが大切だと感じました。

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