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わからないことはわからないままに

人間の行為のなかで、
何がもっとも卑劣で恥知らずか。
それは権力を持った人間、
権力に媚を売る人間が、
安全な場所に隠れて戦争を賛美し、
他人には愛国心や犠牲精神を強制して戦場へ送り出すことです。

ヤン・ウェンリー/銀河英雄伝説

「Japan’s democracy? Ahaha!!(日本の民主主義?笑っちゃうね!!)」

 昔、オンラインで海外の方とディスカッションした時に聞いた発言です。

 日本という国は、とても情報が閉ざされた国のようです。

 モンゴル人の友人から聞いた話ですが、インターネットで日本からアクセスすると、みることができない情報が多い。

 フランスからBrave(プライバシーを隠すブラウザ)を使って日本語でニュースを検索すると、なぜか産経新聞ばかり検索結果に出ました。

 私たち日本人のほとんどは、民主主義国家において、政治家は自分たちの部下であることを知りません。

 自分が望まない政治家が選ばれても、それも自分たちの責任であると自覚している人は少ないと思います。

 教育システムが、それを阻んでいる?

 戦後、こんな本↓が出版された国ですが…

「それはGHQの工作です」

 最近、GHQのせいにしたがる人が、日本中に溢れているように見受けます。

 そんな方々に僕は聞きたい。

「で、どうするの?」

 散々政治家の汚職や裏金を突っついたところで、この国は何も変わらないって気付いてるんじゃないのかな。

 岸田さんじゃなくて、森さんか麻生さん。それよりアメリカ領事館に突撃、むしろウォール街に文句をつけた方が効果がある。

 強い人には強く出られないから、岸田さんに八つ当たりしてるだけですよね、私たち。

政治家や資本家が好き放題できるような国にした責任は、私たちにある。それが、民主主義というもの

 つくづく思うのですが、日本人は責任を取ることを避けたがるように見受けます。

 偉い人に従うことを選ぶ人は多い。

スピリチュアリズムや、オカルト、陰謀論や都市伝説

 歴史的にみると、どうやら社会が行き詰まると、科学の枠を超えた価値観が流行るようです。

 【シオン会議の議定書】や、【竹内文書】といった“偽書“が有名です。

 “偽書“だけに、どちらも都合のいい歴史解釈のために作られ、愛国心を高めてユダヤ人(資本主義)を迫害したものです。

 ユダヤ人にもいい人悪い人、いろんな人がいるのに。日本人だから全員カメラを首からぶら下げた出っ歯のメガネサラリーマンと言ってるようなものじゃないかな。

「科学を安易に否定することは、豊かになる努力を捨てた証拠じゃないの?」

 そんなふうに考えるようになってきました。

 ここ数年間、僕は福祉従事者として、仕事を楽しんできました。

 その中で気づいたことは、

教養は人を豊かにする

 ということでした。

バカとブスこそ東大へ行け!

桜木建ニ/ドラゴン桜

 福祉、特に精神医療福祉の現場は高い教養が求められました。

  • 精神障害の定義は

  • なぜ、生活保護ができたのか

  • 月給はどんな根拠で決まるのか

  • ほとんどの人の生活が苦しい理由は

 次から次へと疑問が湧いて、それを調べる。

 そうこうするうちに、

最も重要な教養は科学かも

 そう考えるようになりました。

 科学とは、宗教の一形態だと思います。

 なぜならそれは、世界を説明する方法だからです。

 科学で世界を説明するのは、とても根気が必要です。

 一つの法則を定義するのに、気の遠くなるほどの時間をかけます。

 思いつきを紙に書いて、一人で作り上げるような生やさしいものではないのです。

 何百年もかけて、知識を体系的に整理し、徹底した検証と、論理の蓄積で築き上げる世界の説明。

 それが、科学の仕組みなんだと思います。

民主主義はとてもゆっくり効果が出る

 だからこそ、辛抱強く現実と向き合えない我々は、「優秀なリーダー」に権力を預けようとするのかもしれません。

 それが、民主主義つまり、自分たちで政治をすることを投げ出しているということに気づかないんです。ただの独裁です。

 私たち日本を含む、今の西側諸国は大きく二つに分かれているように見受けます。

資本家と労働者

 ですが、

「私たち労働者は資本家の気持ちを知らない」

 最近そう気づきました。

 単純に言えば、資本家と労働者は、アメリカにおける民主党と共和党。

 実際はどんなものかと、トランプ前大統領支持者たち「Qアノン」のコミュニティに入ってみました。

 QはQuontum(量子)のQ。量子コンピュータによる暗号解析、暗号資産による経済再調整、nesera gesaraという資産の分配。全てはディープステートという支配者から世界を解放せる仕組み…てか、ディープステート的な人たちは、普通に教科書でロスチャイルドとか書かれてて、言い方変えただけだからなぁ…。

とても魅力的な話。聞けば聞くほど本当だと思えるけど…

…そんなうまい話、歴史上ないって。

典型的なメシア思想だ

 民主党支持者は、新自由主義によるパワーエリート。戦争経済の促進や、トランプ支持者の方々からはプランデミック(計画的なコロナウィルスの爆発感染)や、ワクチンによる人口削減をする人たち。(調べてみると、怖くてワクチン打てません💧)と言われてますが、意識高い系で平等や自由を尊重する発言に傾倒している。

 リベラリストでもあり、裏の顔はイメージ的にはいわゆる死の商人。たしかにディープステート的。

そして、徹底したリアリスト。疑り深く、騙されにくい。都合のいい話には乗らない…どちらかと言えば騙す側。

…戦争に勝つわけだ。

それでも、

僕は民主党を支持します。

 福祉従事者として、経済活動の末端にいて気づいたこと。

「豊かになれないのは、教養がないからだ」

 税金や社会制度を知っていれば、今の収入でもより豊かに暮らせる。

「進学するお金がない」

「家庭に恵まれてない」

「世界は公平にできてない」

その通りだと思います。

だからといって、あきらめたくない。

 いろんな方から「たすけてくれ」と言われても、助かることを手伝ったところで、助かろうとする人は珍しい。

「ほとんどの人は、自分で考え、実行するより、優れた誰かに支配されたいんだ」

 そう思ったんです。

 コロナウィルスは、プランデミックかもしれない。

 トランプさんは、経済のバランスを整えてくれるかもしれない。

 ワクチンによる人類削減、安倍元総理暗殺陰謀論、nesera gesara、RV…。

 色々調べたけど、結局何もわかりません。

 どう考えても、誰も本当のところはわからないと思う。

 白黒はっきりつけないと、怖くて仕方がない。

 でも…とても難しいけど…

わからないことは、わからないままにしませんか?

 わからないことがわかるには、とても時間がかかります。

 でも、時間をかけて築き上げた民主主義と科学には、僕にとって、支配されるよりも価値がある。

 たくさんの人と世界観を整えることは、殺し合い、戦争を防ぐ。

それが科学。

それが民主主義。

スピリチュアリズムより歴史に学ぶ

 未来を読むときは、歴史を振り返るのが一番手堅いかもしれません。

「NISAのねらいは?」

 そう思うなら、バブル崩壊後の経済政策を振り返る。

 小泉政権の郵政民営化はタンス預金の日本円をドルへ。

 安倍政権のアベノミクスは日本円をドルに変えると儲かる仕組み。

 岸田政権のNISAの最適解は、インデックスファンドで日本円をドルに変える。

ああ、あいつら“愛国者”なんて大っ嫌いだ!

そんな風に、

過去に起こった同じような歴史は、未来に起こる。

 だから、真面目に勉強しませんか?

社会が愛国心を煽るとき、人は戦争を望む

 愛国心という概念は、命をタダで権力者に差し出す戦争の道具、つまり、兵器です。

 フランス革命の時にできたその兵器は、ナチスドイツや大日本帝国が使い、大敗しました。

なぜ、アメリカが勝ったのか?
愛国心を煽られたからです。

なぜ、アメリカが強いのか?
愛国心がないからです。

“国“ってなんですか?説明してください。

 汚い言葉ですが、クズのような経営者はたくさんいます。

 ですが、いろんな仕事をしたおかげで出会えた経営者の方々は、は、いい人たちだった。

 ちゃんとお金の使い方を理解している人たちだった。

 最大多数の幸福を考える人たちだった。

 自分の資産が、社会に良い影響を与えることを考える人たちだった。

 確かに、人を殺し合わせることで儲ける悪どいグローバリストや権力者もいると思います。

 でも、あなたはその人たちに会ったことはありますか?

 人を傷つける悪い人である理由、確証はありますか?

 グローバリストは国に拘らない。

 だとしたら、戦争をしたがっているのは、国にこだわり、知らない他人を拒否する我々“持たざる者“だと疑ったことはありますか?

 ちょっと何かを知っただけで、全部がわかるわけがない。

 お金持ちが悪人かどうか、自分がお金持ちになってからじゃないと、判断できないと思うんです。

 もしかしたらそのとき、「自分は立派なことをやった」と誇りに思うんじゃないかな。

「私は慎ましく、丁寧な生活をする」

本当に、それでいいんですか?

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