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【Lyric】ひと粒のヴェール

「ひと粒のヴェール」

(1)
君はあなたを待ってるように降り出した
涙も見えない 走る闇に流れて消えた

初めて知った想い あまりにつたなくて
自分の気持ちさえも うまく言えない
傘が持つ手から そっと音もなく落ちてく
言葉に言えないインク 滲んで広がる

嘘と言って 信じないの
嘘は言わない 傷つけたくない

心がうたれて折れ曲がるほど止まらない
見てても ひと言言わず 私は見つめる

(2)
初めて知った恋は あまりに離れてて
あなたの言葉はきっと届かないの
青空の向こうから もっと遠くで
見えないインクでそっと 返事が来たら

本当の気持ち 好きと言って
同じ愛は近くに見えない

あなたは僕へと霧のベールかぶせてしまった
やさしい想いが 伝わるのなら もう少し未来ね

(3)
ひと粒ひと粒溢れる涙染み込んで
やさしい想いが 伝わるのなら もう少し未来ね


【※(注)無断転載禁止 当該掲載文の著作権は
    "御厨戸貴生"(ミクリド タカオ)が所有します】

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売れない職業作詞家です。 ピアノ弾き語りもします。