永遠にグリーンに勝てない

まずは何も言わず、こちらをご覧いただきたい。

つい先日公式が発表した今までのポケモンシリーズの集大成ともいえるMVです。
ポケモンというコンテンツに一度でも触れたことのある方はこのMVを見て何かしら思うのではないでしょうか。かくいう私もポケモンも曲を提供しているBUMP OF CHICKENもドンピシャ世代なので(おそらくそこも考えてキャスティングしている)見終わったあとちょっと泣きました。まぁ初代しかやったことないんですけど。


初代ライバル

1分14秒あたりに不敵な笑みを浮かべて登場する少年、このキャラこそ初代ポケモンの主人公のライバルキャラ「グリーン」です。
表情からもわかるようにめっちゃくちゃ俺様で傲慢な性格なんですよコイツ。ゲームの最初で好きなポケモンを博士からもらえるのですが、主人公がヒトカゲを選んだらゼニガメ(有利属性)を選ぶようなやつです。その後強制的にもらったポケモンでグリーンと戦闘になるのですがこちらは不利属性なので普通に負けました。不利属性なので。
ハァ~~~????と思ってもう一度最初からやり直し今度はゼニガメを選ぶことに。勝ったな!ガハハ!

グリーン「おれは この フシギダネ(有利属性) を えらぶぜ!」
(こんなセリフではなかったと思いますが、なにぶん24年前の記憶なのでご容赦ください)

思えば生まれて初めて「殺意」というものをおぼえたのはあの時だったのかもしれません。


ポケモンに向いてない

ポケモンというコンテンツは大好きですが、私自身はまったくポケモンに向いてないと思っています。なんせ唯一持っている初代すらクリアしていないのです。クリア寸前にもったいなくなって終わらせられないとかいうアレではなく普通に序盤ぐらいで止まってます。
なぜこれほどまでに人気があり、世界的にも愛されるポケモンをクリアできなかったのか?

なんか…普通に…めんどい……。

まずポケモンをつかまえるために戦わないといけないし戦ったら回復させないといけないし街に行くまでに敵とエンカウントするしそれに加えて知らないポケモントレーナーから勝負を挑まれるし…。
それが楽しいんじゃないか!と皆さん思われるかもしれませんが、とにかくこの基本的なシステムが合わずクリアに至れませんでした。


勝つことだけが全てじゃない

おそらくこの先も私はポケモンをプレイすることはなく、幼心に敵意を抱いたグリーンに勝つことはないでしょう。
しかし勝ち負けだけが全てでしょうか?撤退することだって立派な戦術―私たちはロケット団にそう教わったはずです。
たとえチャンピオンになれずマサラタウンを出発して3日で家に帰ってくるダメトレーナーでもポケモンを愛していることに変わりはないしプレイを楽しんでいる人たちを見てワクワク感を分けてもらっています。
そしてポケモンはこの先もきっとそんな素晴らしいコンテンツであり続けてくれるでしょう。

ポケモンスタッフと素敵なMVを作ってくれたアニメスタッフに感謝を―GOTCHA!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?