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あの日の景色は今もここに。

昨日、お気に入りの桜スポットへ行ってきました。

多くの人で賑わうような場所ではなく、小さな川沿いにひっそりと桜の木々が立ち並ぶところ。

出かける前は少々雲がかった空でしたが、現地についたころには晴れ間が広がり、空の青と白い雲と薄桃色の桜の花のコントラストが美しく色どりを成していました。
私以外にも何人かの人が訪れていて、桜の花やその一帯の景色にスマホやカメラを向けていました。


この場所を見つけたのは2~3年前のことだったかと思います。
どうにもこうにもしんどくて心も身体も疲れ果てていて、その日の用事を済ませたあとで帰路についていたところ偶然出会った場所でした。


暖かく柔らかな風が散りゆく桜の花びらをそっと運ぶ。
儚くも美しいひととき。
その世界の中を漂うように身を任せていたくなるような時間が、そこには流れていました。







3月31日。今日が終われば明日は4月1日。
一日が終わり、また新しい一日を迎える。それはいつものことなのに、今日から明日へ変わることはなんだかとてつもなく大きな変化を生じさせるかのように感じます。

そんなにおそれなくても、大丈夫。
日が沈み、夜が明ければまた空は明るむ。

ぐるぐると反芻する不安が訪れるたびに、そう言い聞かせて。
今日一日の終わりが穏やかでありますように。

いまを生きるすべての人に
春の風のような穏やかなひとときが訪れますように。


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