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「ふだん食べてるお米でお酒を造ったら」を勝手に振り返る
突然ですが。いい日本酒といえば…
お米をしっかり削ったやつ!
飯米(いつも食べているご飯)は雑味が出るから、酒米!
きれいなお酒!
というのが従来のイメージだったかなぁと(少なくとも私は)思っていたのですが、じわじわと増える低精米の日本酒。
「本醸造」の精米歩合は70%以下。いつも私は混乱するのですが、70%を残して30%以上を削ったお米。そして、「吟醸/純米吟醸」は60%以下(40%以上サヨナラ!)、「大吟醸」は50%以下(半分以上サヨナラ!!)となります。
精米歩合については、こちらの記事の図が見やすいのでオススメ。
私が、日本酒を飲み始めたころ(10年前くらいかな…)は、なんとなくキレイなお酒がいい感じ、大吟醸とかオトナだ!(という謎の思い)と背伸びもあって好んでいたのですが、酒蔵を訪れたり、日本酒に関する記事を読んだり、農家さんに会うにつれて、「お米の味がする!」気がするお酒をより好むように。
そんな中で、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)の佐々木酒造店で酒造りをする立川くんがはじめた、ふだん食べてるお米でお酒を造ったらという宮城県名取市さんのひとめぼれのお酒造り。
酒造りの工程はこんな感じで流れていくそうです。
地元のお米を使ったローカル感や、これまでのお酒造りとはもしかしたら違う可能性を探る「クラフト」感が低精米のお酒って面白いなぁと思っていたところだったので、流れていってしまう酒造りの過程をとまとめてみたくなりました。
以下、基本Twitterからの転載ですがよろしければ、流し見でも!
精米・洗米
はじまったのは2020年3月はじめ。
いざゆかん!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 6, 2020
コイン精米所!
🌾🌾🌾🌾🌾 pic.twitter.com/Ov8xqgDkYb
Twitterに流れてきた立川君の投稿。お米をやたら精米している様子。
契約栽培の地元産ひとめぼれ🌾の玄米!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 6, 2020
これを、こうして、こうじゃ!#精米歩合90 pic.twitter.com/0GIA20W71R
コイン精米機って、場所によってはなじみ深いと思うのですが、私(愛知県豊田市のサラリーマン家庭育ち)は宮城に来てから馴染み深いツールに。お米の種類ももちろんですが、精米歩合を変えて食べるお米のバリエーションも増やせるのか!と楽しくなりました。(といいつつ、玄米・精米されたお米を買ってしまうことも多いですが。汗)
そんなことも振り返りながら、大量のお米を精米する立川君。農家さんか飲食店のお手伝いでも始めたのかな?と思っていたら。
デデン!
聞いてください!笑
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 12, 2020
生まれて初めてのタンク責任者としての酒造りが今日、はじまりました!!!
自分が造りたい酒を、自分が造りたいように造らせていただきます。
お酒が好きで3年前に飛び込んだ酒業界。めっちゃワクワクしてます!
テーマは #ふだん食べてるお米でお酒を造ったら
おいしくするぞ~
という発表。これはなんだかワクワク、お米好きとしてワクワク、日本酒好きとしてもさらにワクワク。
こんなお酒がつくりたい、と宣言(実際どうなったのだろう…)
続)
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 12, 2020
話は変わりますが、僕はお米が大好きで、お米の飽きのこなさとバランスの良さは、食べ物でピカイチだと思っています🍚
いつも食べてる美味しいお米。そのままの良さを活かして、単調ではない、甘味や酸味、苦渋に旨みのきいた、そんな複雑だけど米ならではのバランスの良い酒を造りたい。
精米からの洗米。
ということで、今日は早速 麹にするお米の洗米&浸漬でした!!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 12, 2020
削っているお米は吸水が早いため数分~十数分くらいの浸漬時間ですが、
90%精米のお米は吸水がゆっくりなため、あしたの朝まで浸しておきます🍶#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/FDUJiCHl4B
普通に食べてるお米、浸水しても割れてるとか意識したことがなかったのですが、割れるのか!という驚きも。
90%精米のお米だから割れないだろうと高を括っていたら、洗米浸漬時の割れ米が多かったのが意外…🤔
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 12, 2020
蒸し
そして、食べるお米と同じように蒸します。あ、でも、食べるときは炊きますね!いや、でも炊くと蒸すの違いって…?と思ったらこのような記事を見つけました!
ということで、炊かずに、お米が蒸されていきます。
今朝はお蒸かしからスタート!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 13, 2020
1枚目は蒸かし前、3枚目は蒸かし後。
こちらの甑は佐々木酒造店に今年から新調されたもので、乾燥蒸気(100℃以上の蒸気が出る)が使えるので、よい蒸し上がりに👏
コイン精米のお米でも、予想以上によい蒸米になったと思います🌾#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/37ci5omwJK
お蒸かし、という言葉もですが、ちょこちょこ酒造りの単語の「やわらかさ」、「日本らしさ」にも日本酒の魅力を感じたりします。
製麹
そして、蒸したお米を40℃弱くらいまで冷やしてから、麹室に引き込み、種麹を散布して床(2枚目の写真。断熱できる箱)で保温します。
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 13, 2020
種麹は「白夜」というかっちょいい名前の麹を使用してます。笑 pic.twitter.com/S6sY9gKqj1
麹室(こうじむろ)に引き込む、というのも実際の作業の所作をあらわしている感じが、個人的に好きな言葉です。
今日の午前中は麹の「盛り」でした!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 14, 2020
1日包んでいた床(とこ)から、木の箱に麹を移します!
昨日は31℃弱だったのに、今朝には34℃台に…コイン精米のお米恐るべし😂
(酒用の高精白のお米は、いっても32℃台。栄養豊富な低精白では麹が元気になるのです…!)#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/keG3sPg083
この辺は、何がおそるべし!なのかわからぬまま、ふむふむと見てまして。
床で元気だった麹を盛りで落ち着かせてあげたのですが、すぐに勢いを取り戻して夕方頃には最高品温に…😂
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 14, 2020
規格外に元気すぎるので、早朝4時頃出麹します…😂(いつもは9時とか…)#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら
9時出勤!が4時!とか夜通し定期的に起きて作業するとか、子育てみたいだなぁ、なんて思ったりもしてしまいます。(子育てをしたことはまだありませんが、聞く分に近しいものを感じてみたり。)
今朝は出麹でした!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 15, 2020
生育した麹を室(むろ)から枯らし場に移し、乾かします。
どうなることかと不安だったけど、それなりに破精込みもある麹に仕上がってよかった😌#ふだん食べてるお米からお酒を造ったら pic.twitter.com/QIsrL1pFhw
破精込み(はぜこみ)
植物が土の中へ根を生やすように、コウジカビが蒸米の中へ菌糸を伸ばしていくこと。
←コイン精米(精米歩合90%)麹
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 15, 2020
精米歩合50%の麹→
米粒の大きさの違いに注目です👀 pic.twitter.com/Sky0BaKaUw
写真を見るには、なんかおいしそう。スナックみたいですね(笑)
酒母造り
宮城県名取市産「ひとめぼれ」をコイン精米した日本酒、ついにあした酛立てです!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 17, 2020
というわけで、今日は酛掛けの洗米でした!明日の朝まで浸漬させておきます🍚
ついにはじまる…どきどき…#ふだん食べてるお米からお酒を造ったら pic.twitter.com/aquWd55IP6
酛立て(もとだて)
蒸米、麹、水を混合すること
酒母1日目
本日は「酛立て」でした!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 18, 2020
酒造り史上、いちばん緊張しました…!!(理由はそのうち…)
乳酸、酵母を加え、無事酛が立ったので、これから健全な酵母を育成していきます。#ふだん食べてるお米からお酒を造ったら pic.twitter.com/lwoO9yhR7J
ここからが「はじまる」感なのですね。でも、確かにこれまでは「お米」との付き合いだったところから、グッとお酒感が高まる様子もうかがえます。
高温糖化酒母
イメージとしては、麹米と蒸米を高温状態にして一気に糖化させ、冷却しながら乳酸と酵母を添加していくという技法。
で造るそうです。
というわけで、昨日は午前中に高温で仕込み、午後に蓋開けを行い、冷却していったわけですが、この蓋開けが怖いのです😇
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 19, 2020
もし温度が5℃でもずれていたり、麹の糖化力が弱いと、健全な酛が立てられなくなるという、なかなかドキドキな酛づくり😇😇(続
水とお米で造られる日本酒。素材がシンプルなだけに?なんだか繊細な様子です。
酒母2日目
今回は杜氏の協力もあり理想的な温度と溶け具合で酛立てが完了し、今日は酵母も徐々に泡を出しはじめていました!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 19, 2020
(よかった~~😌😌😌)
あした以降の推移も楽しみです~#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/NGR7S2jn1d
お酒のブクブクする姿が好きなので、よりワクワク感が高まってきました。
酒母3日目
コイン精米ひとめぼれの酒母3日目!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 20, 2020
分析値も良好で、温度も仕込み後初めて上昇傾向に🙌
酵母が出す泡も徐々に増えはじめています~🙌#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/7Vm6zssf9g
なんだか写真としてはおかゆの様相に見えます。
酒母4日目
コイン精米ひとめぼれの酒母4日目!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 21, 2020
昨日より泡が増えてる…かな?🤔#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/nTJAOlBsbQ
なんだかいろんな工程が進むよう。
それと、今日は留麹になる蒸米の引き込みでした!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 21, 2020
あしたは盛りからの夜の麹番!前回は課題も見つかったので、きっとよりよい麹にする…。
そして、いろんな要素が。
今日は朝まで麹番🌞
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 22, 2020
低精白で理想的な麹を造ることは、高精白のものより圧倒的に難しいと再び実感…。
米の品温、水分量、破精具合を把握し、室温、湿度、米の厚さ、布、箱の蓋、隙間、風、手入れ、といったファクターで調整していきます。
酒母6日目
名取産ひとめぼれ、コイン精米の酒母6日目!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 23, 2020
低精白なのでいつもと違う感じになるかと思ってたけど、分析値の推移や状貌は今のところわりと普通…🤔(それはそれで有難いですが笑)#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/fulSikdrlM
え、一緒なの?味はどうなるの?とそわり。
酒母7日目
名取産ひとめぼれコイン精米の酒母7日目!(もう1週間…はやい…)
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 24, 2020
朝みたら、全体が泡立ち、宮城A酵母特有(?)の薄い泡の膜ができてました~🍶
明日はモト分け(冷却)なので、壷代を丸裸に!#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/4piSd66GDs
宮城A酵母とかなんかローカル感、地酒感あって良いですね。
コイン精米ひとめぼれの麹、破精込みよく、いい感じに仕上がりました🙌
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 23, 2020
やればやるほど課題は見つかってくるけど、前回より理想的なものに近づいて嬉しい🙌#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/mBfBNNFQq6
きれい!
酒母8日目
名取産ひとめぼれコイン精米の酒母8日目!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 25, 2020
マスカットや青リンゴのような香りが強くなってきました😋🍶
今日はモト分けといって、酒母を冷却する日。20℃程度あった酒母を10℃以下に下げ、酵母の動きを抑制していきます~#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/aQsnAKjxUT
お米とお水でつくるのに、いろいろな香りが立ち上がるのもおもしろいですよね。
酒母9日目
ひとめぼれコイン精米の酒母9日目!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 26, 2020
枯らし(酒母を低い温度で保つ)期間なので、氷缶をタンクに入れています~🍶#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/yazHnTVdz0
枯らす、というのなんでだろう。と思ったらweblioに。
weblioさんなんでも教えてくれますね。すごい!
酒母10日目
ひとめぼれ精米歩合90の酒母10日目(枯らし中)。
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 27, 2020
明日はついに添仕込み!育てた酒母に麹と蒸米と水を追加して、量を増していきます🍶#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/ovJF37u0zE
添えるっていう言葉も所作っぽくてうつくしいなぁと思ったりします。
仕込み
いよいよ工程も終盤になってきました。
仕込みの工程は、段階を経て行われるそうです。
ということで、仕込みがスタート!
ひとめぼれ精米歩合90のお酒、今日が添え仕込みでした!!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 28, 2020
1枚目は仕込み直後。2枚目は仕込み6時間後くらい。
既に米が膨らんできて、酵母が湧こうと頑張っているのがわかります😁#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/6SlGDn5PN6
ここからはブクブクが活発になり動画になります。酒蔵さんによっては「酒造り唄」というものが作業中に歌われるそうですが、このブクブクを見てたら、なんだか歌いたくもなってしまいそうだなぁと想像してしまいます。
しかも、「踊り」という名の工程まで。
ひとめぼれ精米歩合90のお酒、今日は踊りの日!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 29, 2020
お米たちが踊ってます💃💃💃#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/qRkdqDrGzK
ひとめぼれ精米歩合90のお酒、今日は仲仕込みでした!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 30, 2020
低精白ゆえの酵母の早湧きを防ぐため、汲み水をめちゃんこ少なくしています!
仲仕込み後にしては、初めてなレベルで流動性が低く櫂入れが大変😇#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/whZninXc45
汲水歩合(くみみずぶあい)
総米重量に対する汲水(仕込水)量の割合のことで、%で表す。通常は留添までの総米(三段総米)の重量に対する汲水量の割合をいい、125~130%が普通である。
汲水歩合=(留添までの仕込水(リットル)/留添までの総米(kg))×100
また、酒母の汲水歩合とは、酒母の総米重量に対する汲水量の割合をいう。
(日本酒造中央組合ホームページより)
いよいよ日本酒まであと一息!もろみの段階まで来ました。
もろみ1日目
ひとめぼれ精米歩合90のお酒、今日 留仕込みでした!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) March 31, 2020
お米や麹を入れる仕込みはこれにて完了です🙌
ここから醪管理をしてくのですが、やったことないような仕込み方なので、むしろここからが大事!気を引き締めていきます!#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/RgRe1Yjew5
もろみ2日目
「約20日後に出来る日本酒」
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 1, 2020
もろみ2日目#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/zIKzl5qc2p
汲み水をギリギリのところまで少なくしているので、櫂がぜんぜん入っていかず、櫂入れ後 腕がプルプルでした😂
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 1, 2020
それでも時間を追うごとに、麹(の酵素)の力でだいぶお米が溶けてきてます~
香りは、まだ蒸米の香りが強く、酒母由来かと思われる酸の香りもします🍶
もろみ3日目
「あと19日後?くらいに出来る日本酒」
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 2, 2020
もろみ3日目
まだ流動性が低いので、櫂を入れると酵母が出したガスが出てきます〜
まるでマグマのよう😳#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら pic.twitter.com/Z7XkFsZnTA
もろみ4日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 3, 2020
もろみ4日目
ぷくぷくぷくと、酵母たちが元気に生きているのがわかります〜
(しぼりまで、あと17日くらい) pic.twitter.com/9yPbxIWBQT
気が付けば、お酒になるまでがカウントダウンされていました。カウントダウンできるんだ!と。(いや、でもできないのか「くらい」って付いてますね。笑)
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 3, 2020
もろみ4日目
ぷくぷくぷくと、酵母たちが元気に生きているのがわかります〜
(しぼりまで、あと17日くらい) pic.twitter.com/9yPbxIWBQT
もろみ5日目
水足すと、酵母はより働くんですね。
ちなみにちなみに、醪の真ん中に追い水をすると、こんな感じで、真ん中だけ泡だらけになります~
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 4, 2020
ドリップコーヒーみたい!☕笑 pic.twitter.com/12CUXKUpx9
ぶくぶく
日本酒のもろみが膨らむって、たぶん言葉で言ってもあんまり伝わらないと思うので、タイムラプスで撮ってみました!
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 4, 2020
もろみが生きてるって意味がわかると思うし、手前味噌ですが(酒ですが)、なかなか貴重な面白い画だと思うのです。 pic.twitter.com/nRyglHs3Hv
ちっちゃい酵母の働きで、これだけの量がぶわぁぁぁぁって膨らむのがおもしろいですね。
もろみ6日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 5, 2020
もろみ6日目
昨日とはうって変わって、今日はあわあわでした〜
まだまだ醪初期ですが、4%以上アルコールでてます🍶温度、成分の経過も良好👏
「しぼりまで、あと15日 (くらい)」 pic.twitter.com/sOQJ8yvKly
もろみ7日目
いつの間にか、アルコールになっている。けれど、日本酒らしい度数まではまだかなぁという雰囲気です。
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 6, 2020
もろみ7日目
きのうと同じく軽いしゃばしゃばな泡(水泡といいます🍶)
低精白&汲水極少だからか、成分的にはちゃんと進んでるのに、泡の状態が遅れてるのおもしろい💡
「しぼりまで、あと14日 (くらい)」 pic.twitter.com/TsdOOXBkWW
自然任せ!ではもちろんなく、温度や成分をはかって作業を調整しているんですね。
もろみ8日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 7, 2020
もろみ8日目
今日は櫂入れ後に動画を撮ったので、泡がキメ細やかです〜
冷却機能のないタンクなので、氷の入った冷缶を真ん中に入れています💡
「しぼりまで、あと13日 (くらい)」 pic.twitter.com/8AtN0G2jG2
もろみ9日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 8, 2020
もろみ9日目
ちょっとだけマスカットや青リンゴのようないい香りがしてきました〜🍇🍏
そして泡の量が少し多くなった気がする🤔
「しぼりまで、あと12日 (くらい)」 pic.twitter.com/w63N9ms2Qa
もろみ10日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 9, 2020
もろみ10日目
今日は泡がモコモコでした〜
モコモコ〜〜〜
「しぼりまで、あと11日 (くらい)」 pic.twitter.com/d5GRHrrJ8w
もろみ11日目
アルコール度数もあがっているようです。
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 10, 2020
もろみ11日目
今日もモコモコです〜
香りも良く、アルコールは10%くらいになってきました!🍏
「しぼりまで、あと10日 (くらい)」 pic.twitter.com/UH7q6XX1OX
もろみ12日目
どんどん出てくる果物のような香り。ふしぎです。
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 11, 2020
もろみ12日目
狙っていた通りに酸が強くなってきて嬉しい〜
そして、ちょこっとバナナっぽい香りもでてきました〜🍌
「しぼりまで、あと9日 (くらい)」 pic.twitter.com/kmaw4DD2OS
もろみ13日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 12, 2020
もろみ13日目
厚い泡の下では、今日もぷくぷくしてます〜
搾り時期がちょっと伸びそうな予感...🤔💦
「しぼりまで、あと8日 (くらい)」 pic.twitter.com/baWLgHBqGq
もろみ14日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 13, 2020
もろみ14日目
アルコールは12度台に到達。
ここからどうもっていくか...
品温抑えて長期覚悟でキレイにまとめるか、抑え込まずに酸が一層強いパワフルな酒にするか...🤔
「しぼりまで、あと7+α日。笑」 pic.twitter.com/QYLBAFcNJW
カウントダウンがざっくりしてきました。笑
もろみ15日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 14, 2020
もろみ15日目
見てください、地割れを起こしたような泡の膜。笑
今日は温度高いまま様子を見ることに。濃醇だけど爽やかな味わいになりそう〜🍶🍶
「しぼりまで、あと6+α日。笑」 pic.twitter.com/HTYKerl8d2
もろみ16日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 15, 2020
もろみ16日目
今日の午後、タンクのカバー外したら、めっっちゃいい香りがブワッと広がって興奮しました!!
青リンゴとバナナ系の香りでした!!現場からは以上です!笑
「しぼりまで、あと5+α日。」 pic.twitter.com/L5T4V40lhb
もろみ17日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 16, 2020
もろみ17日目
冷却のための氷缶を久々に投入!
いやー、ほんと香りがいい!!味もいい!!
精米歩合90%で難しい選択の連続でしたが、しっかり溶けて、ようやくここまできました...
あとはどうベストなタイミングで搾るか...!
「しぼりまで、あと4+α日」 pic.twitter.com/kTcBrmzC6u
もろみ18日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 17, 2020
もろみ18日目
世の中の緊急事態がウソのように、蔵の中では穏やかに着実に発酵が進んでいます。
「しぼりまで、あと3+α日」 pic.twitter.com/zEEDUdxMhD
もろみ19日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 18, 2020
もろみ19日目
いやー、ほんと酒造りって難しい。
味のバランスはいまとても良いんだけど、搾ったあとの変化も加味しなければだからなー。ずっといつ搾るか考えてる。んーーー。
「しぼりまで、あと2+α日」 pic.twitter.com/AItBxpDhkL
もろみ20日目
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 19, 2020
もろみ20日目
あした、搾ることに決めました。
あした、酒になります。
「しぼりまで、あと1日」 pic.twitter.com/CeGRR2z2Kz
搾り
もろみ21日目
ついにお酒に!!!
精米から数えて約1.5か月ついにこの日が!
#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 20, 2020
もろみ21日目
宮城県名取市産ひとめぼれ精米歩合90%のもろみ、本日搾りでした!!
初めてのタンク責任者として醸した酒、感無量です。
どこにもない面白い味わいの酒になったと思います。 pic.twitter.com/9YLIYDDBeE
飲める日が待ち遠しいと思っていたらと思ったら、素敵なラベルがリリースされました!
先日しぼった精米歩合90%のお酒ですが、しぼった次の日にムロカ生原酒で即瓶詰めし、現在は蔵の中で冷蔵されてます~🍶
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 26, 2020
いま大変な宮城の飲食店さんたちとコラボした、ちょっと変わった販売方法になる予定です~
数日以内には公表できるかと!#ふだん食べてるお米でお酒を造ったら🍚🍶 pic.twitter.com/2drklkDK7p
そして今の時代らしいユニークな販売スタイルでの販売が決定!
【コロナで大変な飲食店さんと、僕が造った酒を販売します!】
— 立川哲之/旅する酒造家 (@tachikawa_tetsu) April 30, 2020
いままで日本酒の需要を喚起し、たくさん感動をくれた飲食店さんを置いてけぼりにして売りたくないので、プロジェクトを立ち上げました。
『呑ん兵衛なりの戦い方PJ』
本日18:30から予約開始!限定820本です!https://t.co/2ecFxL7fha pic.twitter.com/6YGwcUEtjl
日本酒を飲むとき。お酒自体のおいしさはもちろんですが、やはり食べ物と、食べる人といろんな要素が相まってますますおいしくなる。
お酒と一緒に、造り手が、酒蔵がいつもつながっているお店と一緒に「おいしい」シーンのきっかけを届けてくれるプロジェクト。
どんなお酒、どんなレシピが届くのか。今から楽しみです。
限定820本!
気になる方はぜひ!
以上、「でした!
この記事が参加している募集
二拠点生活にトライアル中。 各地域のこと、暮らし方のこと拙い文章ですが発信したいなと思います。サポートは移動費のカンパとして活用させていただきます。