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たった3秒。それだけで、自分や相手と優しい繋がりが生まれる。

東京近郊に住んで30年近いのに、ようやく初めて東京タワーを見てきたコミュニケーション専門家/MIKUです。

とはいっても、東京タワー目当てのお出かけではありませんでした。

息子の誕生日祝いに小洒落たお店を予約し、地下鉄から上がったとき…
そこにはライトアップされた東京タワーが…!

夜に見る東京タワーは本当に綺麗ですね!

隣のビルにも反射して写っていて…棚ぼたの夜でした。


日常で活かせるNVC


特別なものと思われがちなNVCですが、実は…
私たちのすぐそばにあったり、暮らしに今すぐ活かせるものなんです。

そんな身近なNVCを今日はご紹介。


「3秒待ってみよう」


前述のレストランでご飯を食べたあと。

夜道をプラプラしながら、息子がこんな話をしてくれました。

息子「俺さ、最悪、学校を辞めるかもしれないんだよね」
私「!?」

とてもびっくりしましたが、少し間ができたあと。

私は「そっかあ…」とだけ答えていました。


その後もまた、間。


すると息子
「やりたいことが多くってさ、忙しくて時間が足りないんだよね」

また、間。

私「なるほど、忙しいんだね」

息子「こう言うと主語が大きすぎるんだけど、最近、女子の主張がすごくて学校も楽しくなくてさ…」

私「そっか、前にもチラッと言ってたね」

息子「だから最終手段は学校を辞めるかもなんだけど…」

また、間。


私「今、いろんな選択肢や可能性がよぎってるんだね。悩ましいね」

息子「そうなんだよ。…でも、卒業したいけどね!」

言葉と言葉のやり取りに3〜5秒ほどの間ができることで、

息子も私も、お互いに思いを整理しながら話をしているのだということが分かりました。


昔だったら

「学校を辞めるかもしれない」

なんて聞いたら間髪入れずに

「え!なんで!」
「やめない方がいいと思うよ、もったいないよ」
「何かやなことあったの?」

と言ってただろうと思います。


だけどほんの3秒だけ少しだけ間ができることで、動揺する私の気持ちは少しずつ冷静になり、そして息子の方からはどんどん言葉が紡がれていました。


たったの3秒で、気づいたこと。


私に生まれたのは、
「混乱」や「残念」「心配」な気持ち。

そして「希望」「安心」を大切に願っている。

そして息子も同じように
「混乱」や「残念」「戸惑い」を抱えながら

「楽しさ」「選択すること」「バランス」を大事にしようとしている。

これはきっと、3秒の間がもたらしてくれた繋がりから見えてきたもの。


もちろん、学校をどうするかは今は答えは出ません。


でも息子が迷いを抱えていることがわかり、それをシェアしてくれたことにただただ嬉しさも感じたのでした。


あなたもお子さんと会話するとき、この「3秒だけ我慢する」をぜひ意識してみてください。


一見スローテンポなこのやり取りが、NVCの捉え方を手助けしてくれるはずです!

ーまとめると


すぐに返事をしなくていいのです。

したくなるかもしれないけどグッと堪えて。

3秒だけ、間をとってみましょう。


「話しながら整理する」

それが叶うのがこのちょっとの空白なのです!


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