子どもの本音を聞くきっかけが作れた日
自分や相手との関係が良くなる魔法のツール
ひとりのお母さんの「息子と気持ちを通わせたい」という強い願いから生まれたLove smart card。
NVCと[53の道徳]をベースに作成されたこのカードは、NVCの入門として使うのもおすすめです。
今日は、このカードの擬似体験をあなたにお届け!
「T先生からの年賀状」
今年のお正月の話ですが、息子宛に年賀状が届きました。
差出人は中学3年の時の担任、T先生。(息子は現在高校1年です)
T先生は息子の卒業時に異動されたのですが、それでもわざわざ年賀状をくださったのです。
そしてT先生。
なんと息子は3年間、ずっと担任をしていただきました。
クラス替えが毎年あったのに、なかなかなご縁ですよね。
息子もだいぶ慕っていたので、年賀状はとても嬉しかったようです。
そこで私は、息子に「返信出したらT先生喜ぶんじゃないかなー」と促してみました。
ですが、何日経っても息子は年賀状を返さないまま。
なぜだ…?
めんどくさがってるのかな?
モヤモヤした私は、カードで気持ちを整理してから息子と改めて話すことにしました。
まず、Love smart cardを用意して。
70枚ほどある感情のカードの中から私の感情を言語化してみました。
早く返さないとお正月じゃなくなっちゃう。
先生、届かなかったらガッカリするんじゃないかな。
なのになんで、息子は返さないんだろう?
そんな気持ちがぐるぐるしていました。
それじゃあ次に。
100枚ほどあるニーズカードから「今、私が大事にしたいニーズはなんだろう?」と選んでみました。
受験の時も、息子の素質をわかった上で応援してくれたT先生。
卒業して終わりじゃなくご縁が続いたら嬉しい。
3年間のお礼も込めて、繋がりを大事にしてほしい。
そんなニーズが私の中にありました。
そしてここまで整理したことをふまえて、息子にこう伝えたわけです。
すると息子の答えは…
つまり息子は…「面倒」とか「感謝してない」とかではなく、
むしろ先生への配慮を贈っていて。
繋がりを大事にしてるからこそ送らない。
という選択をしていたようです。
なるほどなるほど。
そういうニーズと意思があったのね。
話せて私もスッキリ。
実はT先生、高校の免許も持っているそうなので期待を込めつつ、T先生と再び会える日を待ってみることにしました。
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