interview 劇作家・演出家田辺剛さん
京都を拠点に活動している劇作家・演出家の田辺剛さん。
演劇ユニット「下鴨車窓」を主宰している。
東日本大震災をテーマにした現代演劇「散乱マリン」を、
京都(1月)、広島(3月)、三重(4月)で上演する、というので
インタビューに応じていただいた。
「散乱マリン」は再演だが、2014年の初演を見ていないので、
戯曲を読ませていただいてから取材した。
…これが!とても面白い。
戯曲は読み慣れないと、なかなかどっぷり浸かれないジャンルなのだけど。
「脳みそに汗をかく」面白さ。
一読すると、震災はどこにも出てこないので「アラ?」と思う。
もちろん、現代演劇なので暗喩を用いて表現されているのだ。
「野原」って? 「自転車」って?「カラスって?」「野犬って?」
それを探りながら、二読すると新たな発見がある。
いや、こんなに「暗喩バンバン」して、いいんだ!なんて笑…。
演劇ならではの面白さが味わえそうで、
本番が待ち遠しい。
ご本人は気さくな上に、とても頭脳明晰な方だ。
広島公演は3月21、22日 JMSアステールプラザ
三重公演は4月11、12日 三重県文化会館
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