オバ下着の居所やいかに/ぬか漬けにあらぬことを…
1月の第4週目にあったことー。
オバ下着の居所やいかに
肌着が一枚、ない。
黒地に花柄のお気に入りがない。
だからナニ?って話だが、
これは大きな問題だ。
初めは洗濯モノを干し忘れたのかと、
思って洗濯機の中を探したのだが、
出てこない…。
ベランダの隅にでも落ちたのかと探したが、
やはり出てこない。
ヨガスタジオのロッカールームに
忘れたのか…とも思ったが、
諸事情から、それは考えにくい。
いい年したオバちゃんのオバ下着が、
ベランダから屋外へふわふわと飛んでいき、
道路にでも落ちている姿を思い浮かべる。
恥ずかしいというより、痛ましい。
道端で泥にまみれ、踏みつけられたオバ下着。
想像するだけで、ゾっとして
発見したとしても絶対に拾いに行けない。
「あ~よかったぁ~あったあった!」とか、
片方のイヤリングを見つけたみたいには
喜べない涙
あはれオバ下着。そして
人生の一定期間を親しみぬいたオバ下着を
無慈悲にも見捨てる私。
「私自身」を捨てる私。
許してくれ、オバ下着。
ぬか漬けであらぬことを
今週からぬか漬けに挑んでいる。
愚息が巣立って1人暮らしになってから、
野菜不足になってたが気になる。
NHKの「あさイチ」を見ていたら、
ぬか漬けを食べると
乳酸菌をしっかり取れるので
お肌にもいい、お通じにもいい、
ナニナニにもいい、カニカニにもいいと聞く。
健康情報には耳ざとくなったものだ。
ムジラーの私は早速、無印良品の『発酵ぬか床』(890円)
を買ってきた。
大根やきゅうりをぬか床に突っ込んで
一晩漬ける。
「おいしいやないの!」と一人ごちる。
そして、愚息にLINEで自慢してみる。
「ええやないの」と短いほめ言葉。
1人、にやつく。
調子こいて、
親指を切って漬けてみる。
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