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【本レビュー】きりこについて


ぶすの基準って誰が作ったの。

今生きる世界をそのままに受け入れて

考える前に感情のままに生きてた子供の頃

なんて貴重な日々だったのだろう。

何にも染まらない酔っ払っていた日々。

少しずつ家庭から学校という社会に

外に外に出ていけば行くほど
複雑になっていく。

きりこ心が透明でまっすぐだからこそ

きりこの外見を想像して可哀想だと
思ってしまう自分がいた。

私もやっぱり外側に囚われて
そうやって人を観てしまっているんだなって。

外側だけで人を判断するなんて
失礼なことだけど
内側と外側は繋がってると思う。

内側がきりこのように透明で
まっすぐな人はきっと内側の輝きみたいなものは外に出てるんじゃないかなって思う。

最後、自分のままできりこが生き始めたときに周りにみんなが集まってきたのはそういう魅力にみんなが引き寄せられたんだと思う。

自分の内側を磨いて、その磨きが外に漏れるような人でありたい。

そして西加奈子さんのような壮大な心を
持ち合わせたい。

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