見出し画像

「サイコでも大丈夫」、ありがとうというお話


あんにょん、mikoです。
はまりにハマった韓国ドラマ「サイコでも大丈夫」が今日最終話を迎えるんです。
そこで今日はさらにこの物語の魅力をお伝えするといきたいところですが、

…はまりすぎて冷静に考察ができない!!!!
そもそもまだ終わってないし
このドラマ、そもそも何ジャンル?にも答えられない有様。
HAHAHA…。

ので
このドラマが世界中のSNS上で
盛り上がりに盛り上がった要因の一つとして考えられる
Netflixのリアルタイム世界同時配信と絡めて書いてみようと思います。

冬のソナタからこれまで

第一次韓流ブームは今から17年ほど前、2003年に
冬のソナタが日本で放送されたことがきっかけで到来。
当時は韓国で放送されてから1年経たないと新作を見ることなんてできなかった。
サブスクなんてなかったし、Twitterもなかった。
NHKの放送を同時に見てたけれど、ファン同士が繋がるすべが限られてた。
というか、そんなことしてたかなってレベル。

第二次韓流ブームは2009年ごろからって言われてる。
Twitterやmixiは2006年ごろには誕生していたので
この当時はドラマの感想も呟かれていたのかな。
SNS上でのつながりも盛んだったのではと推測。
「美男ですね」とか「屋根部屋のプリンス」の時代ですね。

(しかし、この時期、私は公私ともに自分すり減らしていたので
韓流に全く触れてなかった…。)

ただこの当時は地上波での韓流放送は激減していて
マーケットは有料ケーブルテレビやBS、CSに移り、
同じドラマを同じタイミングで見る機会は激減。

Netflixが変えたもの

で、言わずもがな現在、「愛の不時着」がきっかけとなり
第三次韓流ブームの到来。
サブスクが乱立し、いつでもどこでも海外のドラマを見ることができるように。
それでも
韓国で放映されたものが日本で見られるには半年程度の時間が必要だった。

このタイムラグを一気に縮めたのが時代の寵児Netflix。

「愛の不時着」「椿の花咲く頃」「梨泰院クラス」「賢い医師生活」などのヒット作は
韓国での放送を終えた直後に見ることができるようになった。

これには本当に驚いたよね。
第一次韓流ブームから17年縮まらなかったものを
軽々と乗り越えたちゃった。
100M走で日本人が10秒切ったってよ!!!
ってくらいな大進歩。

そして
もっとびっくりだったのが
さらにタイムを縮めやがった(褒めてます)。

そしてリアルタイム配信へ

2020年4月Netflixは、イ・ミンホ主演「ザ・キング永遠の君主」を韓国での放映直後、全世界同時配信を実現してしまったのですよ。
これには度肝抜かれたな。
新時代の到来だし、新たなビジネスモデルともいえよう(何様)。

皮肉なことにコロナ自粛と被って
「愛の不時着」で韓国ドラマにハマった方たちが増えたこともあったし、
展開がやや複雑だったことがプラスに働き
「#ザ・キング考察」というタグで物語の結末予想をする人で結構盛り上がった。

ただね、残念なことに
反日とも取られかねないエピソードがあったり、韓ドラの真髄とも言える「丁寧な心情描写」に欠けているところもあり、賛否両論だったことは否定できない。
正直大ブームとまではいかなかったと私は考察してる。
あとね、「トッケビ」の作家さんだったし、イ・ミンホ退役後初の作品だったし、期待値が高かったんだと思う。
リアルタイム配信を実現できたのは
そういう前評判の高さがないと実現できなかっただろうし。
私は考察するのが楽しかったし、好きな俳優が出てたし、毎週の配信が待ち遠しかった。

サイコだけど大丈夫

「サイコだけど大丈夫」は、ザ・キングの流れを引き継いで、2020年6月、韓国での配信から1時間程度のタイムラグでほぼ全世界190カ国、Netflixが同時配信。

190か国とか、ちょっと想像つかない。
ハリウッドで活躍することが、これまでは俳優さんたちのステータスだったろうけど、それさえ変わるんじゃないかなとさえ思うんよ。
Netflixオリジナル作品に出られたらステータスみたいな時代に突入しているんだと思う。
(このままNetflixが追付いを許さなければ、だけど)

題名が題名なので、誤解も受けやすいだろうけど
何ジャンルとはっきり説明できない、いわばジャンルレスなドラマながら
キム・スヒョンの目の動きだけで感情を表現する演技や、肉体美(これも重要)、
ソ・イエジの、世界のミスなんとかが束になっても勝てなそうな人間離れした美しさ、
自閉症という難しい役柄を見事に表現したオ・ジョンセなど出演者の安定感、
視聴者の心を鷲掴みにするキスシーンや、
犯人が誰なのかわからない演出、
童話のような美しい映像、
一人一人の登場人物像が丁寧に描かれているなど、
秀逸な脚本と演出が功を奏し、
SNS上で少しづつ盛り上がりを見せ
平日なら(ここ大事)今日のTOP1位を叩き出せるまでに。

TwitterなどのSNSでは、まるで地上波で放映されているような実況や、
考察ツイートで異様なまでに盛り上がって。

結局のところ

共感したり、共有すること。
人間が楽しく生きていく上で
とても大切なエッセンスだと再確認した。

特に
韓ドラファンは同じ作品を同時に見るということに
飢えていたんだなと。

それがリアルタイム配信によって実現されたわけです。
今日でそれも終わってしまうかと思うと寂しい。
とても寂しい。

リアルタイム配信は技術的に可能でも
視聴者数が増えるという確証がなければ
Netflixも配信はできないわけで。
むしろ制作から口を出せるオリジナルの方がリスクは少ない。
ビックタイトルがなければしばらくリアルタイム配信はないのかな。

その時は螺貝吹いて(何時代)
召集かけるので
また集えたらな、と心から思います。

ありがとうNetflix。
ありがとう「サイコでも大丈夫」。
ありがとう韓ドラファン。


やばいもう泣きそう…。


この記事が参加している募集

#スキしてみて

525,778件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?