人気の鎚目の結婚指輪について|鎚目の種類とデザインアレンジの紹介
近年人気が高まりつつあるゴールドの結婚指輪。そんな中でも、鎚目という加工を施したクラフト感たっぷりな結婚指輪は、カジュアルに身に着けることができることから人気のデザインです。
今回は、そんな人気のデザインのひとつである”鎚目(つちめ)”についてご紹介いたします。
シンプルな鎚目からアレンジを加えた鎚目まで、その魅力や特徴、見え方をお伝えできたらと思いますので参考にしてみて下さいね。
1,鎚目(つちめ)とは?
鎚目は、ぽこぽことした凹凸のある表面が手作り感溢れるテクスチャーです。鎚目のランダムな模様は職人が指輪に専用の工具を手仕事で1つひとつ打ちつけることによって生み出されています。そのため、世界に同じ模様の指輪がひとつもない、おふたりだけの結婚指輪をおつくりすることができます。
鎚目加工は、使う工具の表面の違いや、工具の種類によって模様の柔らかさや雰囲気が違って見えるため、鎚目と一言で言っても実にさまざまな種類があります。また、光沢感のある鎚目にするかマットな鎚目にするかで印象が変わってくるところも鎚目の楽しみ方のひとつです。
鶴(mikoto)では大きくわけて6種類の鎚目をご用意しています。
この6種類の鎚目の見え方の違いや特徴を写真を用いてご紹介していきます。
2,6種類の鎚目(つちめ)について
①タガネ鎚目
左の写真が鏡面仕上げ、右の写真がマット加工を施したものです。印象の違いがはっきりと分かりますね。鏡面仕上げだと細かくキラキラと光を反射してくれますし、マット加工を施すとぬくもりと落ち着きを感じることができます。また、鎚目のなかでも深く凹凸感を残せる加工なため、光の反射にも落ち着きのある雰囲気になります。
■タガネ鎚目鏡面のリング詳細はこちら
■タガネ鎚目粗面のリング詳細はこちら
②鎚目小
鎚目小は凹凸感がなだらかになり、さりげないお洒落にしてくれます。鏡面仕上げはキラキラと多方面に繊細に輝きを放ってくれます。また、マット加工を施すと、柔らかくふんわりとした印象になります。
■鎚目小鏡面のリング詳細はこちら
■鎚目小粗面のリング詳細はこちら
③鎚目大
鎚目小よりも面の大きさが大きくなる加工です。鎚目大は鏡面仕上げで艶を出すと面が大きい分、光りの反射も大きくなり目を引く印象的な煌めきを感じられます。また、マット加工を施すと、大胆に打ちつけた鎚目も落ち着きが出て、涼しげな印象にしてくれます。
■鎚目大鏡面のリング詳細はこちら
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④鎚目ならし
打ちつける面が平らな”ならし鎚”という道具を使っているため面が平らになり、平打ちリングとの相性が良い鎚目加工です。(平打ち=指輪の断面が四角いフォルム)一面一面しっかりと光を受け止め、おふたりの手元に光を照らしてくれます。
■鎚目ならしのリング詳細はこちら
⑤錆鎚目(さびつちめ)
上記でご紹介させて頂いた鎚目のアレンジレパートリーの豊富さは、多くのお客様から鶴(mikoto)を選んでいただける魅力の1つでもありますが、それに加えて、この錆鎚目は鶴(mikoto)のオリジナル加工になります。
”錆槌目”はアンティークな雰囲気を感じられる印象的な鎚目模様で、工具を実際に錆させ、その錆模様を指輪に転写させることによって模様がつきます。
艶を残したような加工は、マットの中でも印象的に輝きを放つ鎚目加工で、和紙のような日本らしい雰囲気を感じることができます。日本のものづくりを大切にしている鶴(mikoto)ならではの加工であり、鎚目の中でも一番人気のある加工になります。
■錆鎚目のリング詳細はこちら
⑥錆鎚目ならし
錆鎚目ならしも”ならし鎚”の道具を使用しているため、平打ちのリングに綺麗に打ちつけることのできる鎚目になります。錆模様を転写することで、面が大きくても柔らかく、錆鎚目よりもよりナチュラルな印象をもたらし、指馴染みの良い輝きを放ってくれます。
■錆鎚目ならしのリング詳細はこちら
ここまでさまざまな槌目のアレンジをご紹介してきましたが、どの大きさの鎚目も職人の腕とセンス、力加減によって表情が変わってくる、正に熟練の技がなせる加工です。
加えて、機械ではなく1つひとつ手仕事で施すため、全く同じにはならず、おふたりだけの世界に一つだけの鎚目模様の結婚指輪にすることができます。
3,オーダーメイドだからできる鎚目アレンジの紹介
ここまで鶴(mikoto)で施すことができる鎚目の種類をご紹介してきましたが、オーダーメイドだからこそできる鎚目のアレンジ例をご紹介いたします。結婚指輪の表面に鎚目を入れたいと考えている方は、ぜひデザインの参考にしていただければと思います。
①指輪の側面に施す鎚目
鎚目は結婚指輪表面に施すのが一般的ですが、私たちのオーダーメイドでは結婚指輪の側面に入れられる方も多くいらっしゃいます。側面に入れてあげることでアクセントとなり、シンプルの中でもこだわりある結婚指輪に仕立てることができます。
上の写真は結婚指輪の側面に、鎚目小のマット加工を施しています。指に付けてみると側面の部分は意外と周囲から見えやすい位置になってきます。指輪の表面から側面まで鎚目を入れて統一感を出すのもまとまりが出ますし、指輪の表面はつるんとした鏡面仕上げで側面にだけ鎚目を入れるのも、メリハリのある印象的なデザインになります。
②指輪の切り返しに鎚目
上の写真は斜めに切り返しの入ったフォルムで、切り返しに合わせて鎚目小のマット加工を施しています。このように鎚目の取り入れ方はおふたりのアイデア次第。おふたりの色々なこだわりを詰め込むことができます。
③指輪の側面に自然な揺らぎを残す鎚目
鎚目を表面に打ちこむと側面に加工途中で生まれた、ゆらゆらとした打った後が残ります。その跡を平らに整えることもできますが、あえて打ちっぱなしでゆらゆらとした跡を楽しむこともできます。鎚目の自然な揺らぎが結婚指輪全体に統一感を与えてくれ、オーダーメイドならではのクラフト感が感じられます。
■鎚目を施した結婚指輪のオーダー実績一覧はこちら
4,鶴(mikoto)のオーダーメイドについて
鎚目の種類とアレンジデザインの参考例をご紹介してきましたがいかがでしょうたでしょうか。鎚目1つとっても多数のアレンジ方法があり、私たちの結婚指輪のオーダーメイドではこの他にも多数の加工をご用意しています。
おふたりのこれからに寄り添う結婚指輪だからこそ、何十年と付けていられる、とびっきりお気に入りの結婚指輪を見つけたいですよね。
鶴(mikoto)では、おふたりの”好き”を詰め込みつつ、ご要望や環境に合わせた結婚指輪づくりをご提案させていただいています。
”他の人とは被らない、ふたりだけの結婚指輪をつくりたい”そんな方はぜひ一度お気軽にアトリエまで遊びにいらっしゃって下さいね。おふたりにお会いできることを楽しみにアトリエでお待ちしております!
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5,まとめ
最後に鎚目についてのまとめを記載いたします。
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