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丈夫な結婚指輪とは|特徴や素材・製法・デザインをご紹介


デザインや素材、価格やブランド、製法など結婚指輪選びには様々な着目要素がありますよね。中でも「傷が付きにくい素材は?」、「変色しづらい素材って?」など結婚指輪の丈夫さについてご質問をいただくことも。

長く身に付ける結婚指輪だからこそ、丈夫さについて、デザインと同じくらい重視したいですよね。

そこで今回は、長く身に付けられる丈夫な結婚指輪について、丈夫な結婚指輪とはどのような素材であるのか、また、丈夫な結婚指輪はどのようにして作られているのかなど、鶴の結婚指輪に関する情報を交えながら紹介いたします。

丈夫な結婚指輪を探している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


1.丈夫な結婚指輪とは


ここでは結婚指輪について、どのような指輪が丈夫と呼べるのか紹介いたします。
丈夫と一言で言っても、そこには様々な意味が含まれています。

①変形しにくいか


幅が細い結婚指輪や厚みが薄い結婚指輪は衝撃や負荷に弱く、地金をたっぷりと使用している結婚指輪に比べ、変形しやすいと言えます。

そのため、丈夫さを重視するのであればこれらの要素を避けてお選びいただくことをおすすめいたします。

②変色しにくいか


プラチナは変色しにくいという特徴を持っています。K18のような合金は徐々に色味が変化することはありますが、一気に黒ずんでしまうことは少ないです。

価格がリーズナブルで入手しやすいという点からシルバー製の結婚指輪の購入を考える方もいらっしゃるかと思いますが、シルバー素材は空気に触れると酸化する特徴があるため、気をつけていても黒ずみや変色は避けられません。

素材の特徴を意識しながら、ご自身のご希望やライフスタイルに合った素材をお選びいただくことをおすすめいたします。

③メンテナンスが可能か


サイズ直しや小傷の磨き直しなどを行う際は指輪を1度カットしたり、ヤスリをかけますので、メンテナンスの度に幅や厚みは若干細く、薄くなっていきます。2度、3度メンテナンスが必要になってくることも意識しながらお選びいただくことをおすすめいたします。

2.丈夫な結婚指輪はどのような素材か


指輪に使用している地金は意外と柔らかい素材でできています。そのため、他の金属と混ぜ合わせることで強度を高め、丈夫な結婚指輪にしています。

ここでは鶴で扱う4種類の地金について、どのように強度を増し、丈夫な素材にしているのか紹介いたします。

①プラチナ


プラチナそのものは柔らかい素材のため、「割金」と呼ばれる他の金属を配合して丈夫さを高めています。プラチナの割合が高いほど純度も高くなりますが、その分、柔らかくて変形しやすくなり、傷もつきやすくなります。

鶴ではPt900を取り扱っており、それはプラチナ90%、パラジウム10%から成り立っています。パラジウムが配合されることにより丈夫さが増します。(ご希望に応じてPt950に変更することも可能です。)

プラチナの実績デザイン一覧

②イエローゴールド


ゴールドだけを純粋に使用した純金属(K24)はとても柔らかいため、銀や銅を配合し、K18として丈夫さを高めています。

配合によって色味が変わってきますが、鶴のイエローゴールドは金75%、銀15%、銅10%で成り立っています。

イエローゴールドの実績デザイン一覧

③ホワイトゴールド


鶴のホワイトゴールドは金75%、銀15%、パラジウム10%で成り立っています。肌馴染みが良い色味で、変形しにくい丈夫な素材です。

ホワイトゴールドの実績デザイン一覧

④ピンクゴールド


鶴のピンクゴールドは金75%、銀5%、銅20%で成り立っています。色味をピンクにするために配合された銅の割合が多いため、比較的変形や傷への耐久性が高く丈夫な素材です。

ピンクゴールドの実績デザイン一覧

3.丈夫な結婚指輪はどのように作られるのか


ここでは結婚指輪について、鶴で実際にどのようにして丈夫な指輪を作っているのか紹介いたします。

結婚指輪の製法は大きく分けて鍛造と鋳造の2種類に分類されます。それぞれについて、紹介いたします。

①鍛造(たんぞう)



精錬された金属を使用することにより、金属の硬度や強度が高いもので指輪を作ることができます。

金属の密度が高いため結婚指輪が歪みにくく、丈夫になります。そのため、耐久性が心配とされる幅の細いデザインの結婚指輪も鍛造製法でお仕立てすることにより変形のリスクを減らすことができます。

②鋳造(ちゅうぞう)



作りたいデザインの指輪の型に金属を流し込み成形し、そこから指輪を磨いていきます。一度型を作ってしまえば、何度も同じフォルムで結婚指輪を制作することができます。

一般的に指輪をお仕立てする際には多く用いられる製法であり、繊細なデザインやウェーブ、ひねりが入ったようなデザインも綺麗に作ることができます。

鶴の鋳造でお仕立てする指輪はしっかりと厚みをとり、たっぷり地金を使用することによって結婚指輪として長く使っていただける丈夫さ、耐久性を兼ね備えていますので、鋳造製法しか制作できないデザインの場合でもご安心していただければと思います。

鍛造と鋳造それぞれの製法についてはこちらで詳しくご紹介していますので、併せてご参考ください。

鍛造製法の結婚指輪について

4.鶴の結婚指輪を紹介


ここでは、鶴の結婚指輪についていくつかご紹介いたします。

鶴では鋳造で結婚指輪をお作りすることが多いですが、お二人のご要望に応じて鍛造で結婚指輪をお作りすることも可能です。

※鍛造は密度の高い棒状の地金を指輪の形に成形していく製法のため、デザインはストレートのフォルムでシンプルなデザインでの加工をご案内しています。

鍛造で作る結婚指輪


サテン細の表面加工を施した結婚指輪


デザイン詳細

格子状に細かい線が重なり合って布のような柔らかさを感じることができる”サテン細”の施しました。ふんわりとした繊細な表情を楽しむことのできるテクスチャーです。

フラットな面に大きく輝く鎚目ならしが魅力的の結婚指輪


デザイン詳細

平打ちリングをベースに面のフラットな工具を使って大きな面の鎚目を打ち込んでいった”鎚目ならし”を施したリング。スクエアな面が、見る角度によってキラッと光を反射してくれるスッキリとしたデザインです。

鍛造製法の結婚指輪はストレートのフォルムでシンプルなデザインではありますが、このようにマット加工を取り入れたり表面に加工を施すことで、アレンジをお楽しみいただけます。

鋳造で作る結婚指輪


鋳造では、繊細なデザインやウェーブ、ひねりが入ったようなデザインも綺麗に作ることができます。

柔らかなマット加工を施したひねりの結婚指輪


デザイン詳細

中心ひねりのリングはストレートの形をしていますが、中心部分がきゅっと細くなったフォルムの結婚指輪です。テクスチャーはどちらもヘアラインの加工を施しております。

マットでありながら艶感もあるため、まるでキューティクルのような質感の仕上がりとなりました。

色違いでお仕立てした、U字コンビの結婚指輪


デザイン詳細

U字コンビはリングのトップが下側に向けてアルファベットのU字のように湾曲しているカーブのリングです。優しく、ナチュラルな印象を与えてくれます。

表面を全て鏡面仕上げにすることで結婚指輪らしい輝きと手に映える存在感が魅力的なデザインとなりました。

5.まとめ


ここまで、長く身に付けられる丈夫な結婚指輪について、丈夫な結婚指輪とはどのような素材であるのか、また、丈夫な結婚指輪はどのようにして作られているのかなどを中心にお話してきました。


鶴では、プランナーがお二人のお好みやご要望を伺いながら、お二人ならではのデザインを一緒に考えるお手伝いを精一杯させていただきます。

見学やご試着のみのご来店もお待ちしておりますので、気になることがありましたらお気軽にご相談くださいませ!




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