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「giveするバースデー」をネパールで過ごしてみた

私事ながら、8月27日に21歳の誕生日を迎えました。
日本からはるか遠く離れたインドの北東に位置するヒマラヤの国、ネパールで!

大学1年生の春、この国に恋に落ちてかれこれ今回が4度目の渡航になります。毎回の長期休みはネパールに必ず来ているというヘビーネパールファン。(自称)

そんな私が、今日ネパールで21歳の誕生日を迎えました🇳🇵

誕生日にはgiveする文化

ネパールは、自分の誕生日にチョコレートや些細なお菓子を配って、感謝の気持ちを伝えるのが習慣です。

学校やオフィスで、お菓子を配って
「私今日、誕生日なの!」
「わあ!おめでとう!」
と会話を交わすのが習わし。

ネパールでは誕生日は、自分が感謝を伝える日です。

これまで日本では誕生日は誰かから何かをもらう日、お祝いされる日としてしか過ごして来ませんでした。

誕生日を覚えていてくれたらとっても嬉しいし、
逆に覚えていることを期待して、忘れられていたら勝手に悲しんで。
彼氏が覚えてくれてなかったら別れる案件だぞ?ってくらいの勝手な圧力をかける日が誕生日でした。笑
(誕生日を盛大に祝うのは大好きなので、前住んでいた寮では910号室のバースデー隊長でした🙂)

このネパールでは
「私を産んでくれてありがとう」
「自分と出会ってくれてありがとう」
「いつも時間を共にしてくれてありがとう」

そんな想いを伝える日。

なんて素敵なんだ。

普段自分から伝えるのが少し恥ずかしいような、心からの感謝の気持ちを誕生日という日には恥じらいなく伝えられるのだとか。

誕生日だけでなく、この国ではgiveの文化がとても根付いていると思います。ホームステイしているお家では「お腹すいた」なんて言えば止まらないほどお菓子やお茶が出てきます。仲良くなったTシャツ屋のダイ(お兄さんという意味)は、いつもいくとミルクティーをケータリングしてくれもします。

日本は「おもてなしの国」なんていうけれど、私はネパールの方がずっとおもてなしが上手だと思うくらい、暖かな眼差しがいつもあるほっこりする国です。

giveするバースデーを過ごしてみて

空港でロイズのチョコを買ってからネパールに。
日本のお菓子美味しいと言われるのも嬉しい

一言で言うと、「ネパール式バースデー、来年もやろう」という想いです。笑

自分で「今日誕生日なんだ!」と一言。
ただそれだけでとっても心満たされる日になりました。自分の想いを伝えて、周りの誰かの気持ちに触れられた幸せな誕生日になりました。

「自分誕生日ガールアピール」は自分をひけらかすようで羞恥心や抵抗感を感じるかもしれません。
でもたった一言「今日誕生日なの!」というだけで
その前のナーバスな感情は吹っ飛んでいくくらい幸せな笑顔でみんな「おめでとう!」と言ってくれます。

多分、これはネパールだけで起こることではないと思います。
日本でも、世界中どこでだって、あなたの周りにはあなたが生まれた日を大切に思ってくれる人が必ずいるはずです。
そんな人たちに感謝の気持ちを伝えて、「おめでとう」の一言が聞けるときっとすごくあたたかな気持ちに包まれると思います。

よかったら、皆さんも誕生日をネパリスタイルで。

世界中の今日お誕生日のみんなへ!Happy Birthday!!


(追記)
トップ画像は2年前、高校時代の友人がサプライズしてくれた時のもの
嬉しかったなあ。と思い出して使ってみました


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