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アート・セッションのルーツ

アート・セッション(対話型鑑賞)で大切にしたいものがあります。
「即興性、感情の揺れ動き・・・その場でしか生まれないライブ感」この原風景は?

自分の中で繋がった瞬間は普段、常に頭の中のイメージを言葉や絵などで整理、記録しているノートを見た時。セッション中の椅子の配置を模索している中で、コの字型の図を見た時に遠い記憶と重なりました。

 それは、1998年、初めて短期留学をしたニューヨークでの英語の授業の風景。ピエロの様に生徒を笑わせたり、ある時は、静かに自分の想いを語る、尊敬するアメリカ人の先生、英語以上に人生で大切なものを色々教わりました。肌の色、文化の違いなどの背景を持つ一人一人の生徒の傍まで歩み、走り寄り、耳を傾ける、その授業の風景、コの字型の椅子に配置された真ん中で動き回る先生の姿でした。

 あの時、あの空間で感じた一人一人を柔らかく尊重する姿勢・・・が、自分が向かいたい方向だと。

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