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自分の名前が自分の好みすぎる話

お父さんお母さん、私の名前を「みう」にしてくれてありがとうございます。

子どものときは知らなかったのですが、「みう」ちゃんというのは日本の女の子にはしばしばある名前らしいです。実際小学校を卒業して中学校に上がると、同級生に同じ「みう」ちゃんが一人いて、密かに親近感を持っていましたね。

漢字は、「美羽」「美雨」とかが多いイメージですね。名前の「ミ」は「美」という字があてられるというパターンは非常に多いと思います。「魅」「実」「深」とかも使われているのを見たことがあります。(みう に限らず)

それはさておき私の「みう」の「ミ」は以上に挙げた漢字ではなくて、「未」っていう字なんですね。全国的には多分ちょくちょくいらっしゃると思いますが、「美」と比べると少し出会う機会の少ない実であるように思われます。

この「未」の字が、個人的にポイントとなる部分なのです。

ネットで名付けについて検索すると、たまに『人の名前に未という否定的な字をつけるのはいかがなものか』的な意見が見られます。

私の両親は「未来」というポジティブな言葉から連想して私の名前の字を決定したとのことですが、実際の「未」という漢字は日本語の「否定」の意味を表す代表的な4つの接頭語=「否」「未」「非」「無」のひとつであり、(いまだ…ない)といった意味を持つ言葉として、中学校くらいの国語で習いますね。「未定」「未完」「未読」…完成されないまま何年も放置されている連載漫画・小説とか、SNSの未読無視という現象などなどをイメージします。大変モヤモヤ、イライラしますね。

出来上がっていない、一区切りついていない、形になっていない、終わっていない。そんな状況を表すのが「未」という字ですから、確かに人の名前に使うのに躊躇することもあるかもしれません。人物像にあてはめると、中途半端だったり、成功しないといったイメージに繋がるかもしれません。


続く


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