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創作者に送るSNSから距離をとる利点

ネット上に発表するタイプの創作をやっていてぶつかる壁、ズバリSNSでの人付き合いである。

知り合いが増えればそれだけ自身の作品を見てもらえる回数は増え、コメントだってもらえたりする。

だけど当然ながら、ある程度の数の知り合いを作るには、その分自分で出会えるように動かなくてはいけない。

同時に知り合いが出来れば、何かしらの反応を返すべきなのだろうと思って、タイムラインや相手の作品が掲載されている外部サイトなどを巡るのに画面に齧り付いてしまうこともしばしば…

なんてことしてたら、結果として原稿などの創作物の進捗状況は滞り始めてしまい、本末転倒な気がしてなりません。

『知り合いとの付き合いも創作も、両方ともバランスよくできます』という方、本当に器用ですごいなぁと思います。
でもそんな二刀流はできない質でして、どちらかにしか集中できないのが現実な人間です(--;)

人とあまり馴れ合わず、黙々と創作に集中する。

他人から見ると寂しくない?とか思われるかもしれませんが、こんな方が創作するのには楽じゃね?と思ったので、創作する上でSNSから距離をとる利点を自分なりに綴りたいと思います。

【SNSから距離をとる利点①】他人の評価を気にせずに創作できる

SNSをやるとどうしても他人が得ている評価が目につくもの。
いいね、RT、コメントなど他人が反応をもらえてるのは非常にストレスを感じてしまいますね。

私も反応がもらえてるにしても、やはり他の人の方が数が多くて、投稿する度に反応もらえてるように見え、結局ひねくれた自分が顔を出す…なんてことがよくあります。

自分がもっと交友関係を広げたり他人の作品に反応したりといった努力をすれば、反応が増えるのは分かっている。
けどそれをするのは義理感あって気が進まず、結果反応が少ないのは至極当然。

でもそれでいいんじゃないかなと思うのです。
創作を始めたきっかけが『自分が見たいものを作りたい』であるなら尚更に。
だって作品を作って一番に喜ばせたいのは自分自身ですもんね。
人からの評判はおまけだと思うのが健全な気がします。

ネット上に上げるときは「ちょっと作り過ぎちゃったんで…よかったら食べてください」みたいなご近所におかず配る感じで、あくまで自分第一主義でいいんですよ!趣味なんですから(๑•̀ω•๑́)و

【SNSから距離をとる利点②】焦らず創作に向き合える

SNSはどうしても流行に乗らないといけないみたいな風潮が強い。
タグや流行りの漫画やらを使ったり履修しないといけない流れがあり、マイペースにやりたい身としては息苦しさを感じてしまいます。

流行りに乗ることは新たな出会いや反応があって、
それはそれで価値があっていいとは思う。

けど自分が本当に描きたいものはそんな流行りのものにあるんだろうか…

流行りに乗らないと!と必死に描いたところで、どうも薄っぺらいものが出来てるのがいつもです。(私の場合ですが)

また、たくさんのフォロワーがいる場合も焦りを感じます。

同じく創作をしている知り合いは1000人越えのフォロワーがいるそうです。

さぞ反応が多いのだろうと羨ましく思ったのですが、本人曰く「最近は創作熱が冷めかけているけど、皆に忘れられたくないから、ただ描いている」というのです。

また「そうして描いた絵は熱がこもっておらず、描いていても楽しくない」とも言います。

それを聞いてフォロワー増やしに躍起になるのも考えものだなと思いました。

フォロワーは爆発的な数ではなくて、自分が把握できるくらいの人数でちょうどいいんでしょうね…

【反応が欲しいときの対策】複数の発表の場を持とう

ここまでSNSから距離をとる利点を書きました。
とは言え、反応は少なからず欲しいのが創作者としては当然の願望だと思います。

そんなときは複数の発表の場を持つのがよいと思います。

私はTwitterとpixivに作品を投稿しています。

Twitterは知り合い集めの努力が足らないのもあって、1つでも反応があればいいレベルです。
それでもタイムラインを見れば他人のもらってる反応数が露骨に分かり、自作と無意識に比べて気持ちが曇ってしまいます。

そんなときはpixivの出番。
pixivでは有難いことにTwitterの数倍の反応があります。
またpixivではTwitterほど他人のもらえてる反応数が露骨に分からないので、あえて見に行かない限りは比較して苦しむことはありません。

またこれからも発表の場を増やそうと思ってます。
1つの場で閲覧数や反応数を増やすより、
異なる環境でいろいろ試し、総合的に見て数を増やした方が楽しく創作を続けられる気がします。

【まとめ:SNSと創作を両立するための心掛け】普段は山篭り。月に数回、または年に数回は人里に降りる。

ここまで長々と書きましたが、一言でまとめると↑のイメージでやってます。

普段は人目を気にせず黙々と創作に打ち込む。

ある程度出来上がれば、ネット上に発表する。
(時には刺激や出会いを求めて、タグを使ったり、即売会やオンラインイベントに参加してみたりも良いかも。)

そしてまた創作する日々に戻る。

このサイクルで行けば、人付き合いが苦手でも創作を続けられそうな気がします。

…ってすでに創作に打ち込んでる人からすれば当たり前かもしれませんが(—;)

この記事はSNSをやってるとつい他人と比べてしんどくなる自分に言い聞かせるように書きました。

私と同じような心境に陥りやすい方に届けばなぁと思います。

作品を作り続ければ少なからず反応はあるもの。
むしろ少ないからこそ一つ一つの反応のありがたみが分かります。
焦らずひたむきにやっていきたいもんですね。

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