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現状分析② -今日本はどうなってる?-

さて、今日は『現状分析② -今日本はどうなってる?-』というテーマでお話ししたいと思います。

日本は「課題先進国」と言われていますが、今を生きる個々人としてみた時に、問題視すべき課題とは何かについてお話ししていきます。#ガッツリ主観で書いています

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▼日本人の精神性

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日本史を日本人の精神性という視点で紐解いていきます。自分史を振り返ると自分がどうして今のようになったのか分かるように、日本の歴史を振り返ることで、我々(日本人)の今が、どうしてこのような状況になったのか分かりやすくなります。「今」とは必ず「過去の経験の結果」なので、今の日本を点で知るのではなく、線(流れ)でます。

①集落が大きくなり国々が形成され、統一国家に。日本国内でほとんど完結していた時代

石器時代から農耕牧畜を基幹産業としてきた日本。天皇中心の統一国家という形を取り続けた。
時々海外遠征を試みる政権もあったが、基本的には国内で全て完結していた時代です。これは江戸時代まで連綿と続いていました。

②世界の文化文明を一変させた産業革命。日本も明治維新という形で大転換期を迎えることとなった

欧米は人類2度目の技術革新(産業革命)を経て、圧倒的な文明レベルの差を盾に世界中の後進国を支配(植民地化)して行きました。日本にも黒船が来航します。国内で閉塞的な生き方をしていた日本人でしたが、幕末志士らの活躍により、列強に追いつけ!と挑戦者のメンタリティに変化していった。

③列強に引けを取らないほどに文明開花。封建社会から近代国家へ姿を変えていく日本は植民地化に抗った

日清戦争での勝利を機にアジアの近代国家と認知され国際的地位が向上。さらに日露戦争に辛勝した常勝大日本帝国。弱小国家かは躍進した日本人は列強国にも勝てる!と勝者のメンタリティに変化していった。

④アジア唯一の近代国家日本はついに敗戦。常勝大日本帝国からアメリカに支配される敗戦国となった(第二次世界大戦)

欧米列強のアジア支配を阻もうと挑み敗戦し、米国支配の元「米国好みの国」として作り替えられることになりました。この時から、日本政府の上にアメリカ大使館が存在する「自国のことを自国だけで決められない体制」が布かれている。有史以来初の他国に占領されるという経験は、日本人に大きな挫折を味合わせることとなった。

⑤強い日本を取り戻すために国民は一致団結。24時間働いて産業革命後期の遅れを取り戻し工業大国へと返り咲く

敗戦後に隣国で起きた朝鮮戦争で、米国軍の最前線駐屯地として、兵器などの製造工場が日本に作られました。日本で兵器が大量生産されることとなり、皮肉にも朝鮮戦争特需のおかげで復興の兆しが見えました。この時に培った技術や工場設備を活かして製造業を中心とした産業が急成長!国民一丸となり24時間体制で働き、経済大国へと返り咲きました。

⑥バブルが崩壊し、失われた30年が始まる。人生に展望や夢を抱くことのない現代日本人の精神性が作られていった

敗戦し弱小国になった後、運も味方して短期間で世界2位の金持ちになった日本人。急にお金持ちになると、ろくなことをしないのはいつの時代も同じで、頭の悪い金持ちのボンボンみたいなことをしまくりました…経済力に見合ったリテラシーを身につけて来なかったことが災いして、経済大国日本は泡のように弾けます。失われた30年とは、バブル崩壊後の90年代初頭から現在までの期間のことで、どんどん落ちぶれていく日本人という自分自身から目を逸らし、欺瞞と虚像で誤魔化し続けた我々の生きる今のことである。

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▼ 今の日本人の精神性

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