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【トロトレ】3.効果的な記事の組み立てに必要なマーケティングの知識(ただしSEOは使わない)

 月曜朝恒例の「トロフィーが取れるnote記事作成講座」(愛称トロトレ)の時間がやってまいりました。

 はが&みこコンビでお送りしております本講座、本日の担当は、みこちゃんでございます。

  本日のお題はマーケティングとなっております。私はいろんな文章を書き散らしておりますが、本職はマーケティングコンサルタントです。

 ネット経由でないお仕事が9割以上ですので、普段あまりそういった面を出していませんが、本日はそちら方面から、トロフィー獲得のための記事の書き方をご説明いたします。

記事は 好きな人に花束を贈るように書くと効果的

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 昨日、私のマーケティングサークルで「タグ」の付け方はどうやったら効果的ですか?と質問してくださった方がいます。

 その方は、「いろいろな人に読まれたいので、多くの人がつけているタグがいいと思っていた」そうです。

 ところが、私がまず指摘したのは「多くの人に読まれるタグをゼロにする必要はありませんが、それだとせっかくの記事が埋もれてしまいます」ということでした。

 そして「もっと少数の人、極端な話ひとりの人に伝わればいいという思いでつけたタグも入れるといいでしょう」という意味のアドバイスしました。

 これはマーケティングで言うところの「ターゲティング」(ターゲットの絞り込み)という定番の考え方なのですが、ちょっとわかりにくいと思ったので、こんな例を出しました。

 懐かしい記事です。

 普段、昨日みたいな「熟女の魅力はすごい、処女はだめだ、マザコンとは母を処女だと思いこむことの再封印から始まる」とかの記事ばかり読まされている方は、みこちゃんって意外とかわいかったんだね(爆)といわれそうな記事になっています。

(^o^)ケラケラ

 私はこのとき、タグに「みしそる」を入れました。

 「味噌汁」ではありません。引用部分にありますように、私が子供の頃「味噌汁」を「みしそる」と間違えて言いまして、それを気に入った父親が我が家の伝統として味噌汁を「みしそる」と言うように制定して今日に至っているのです。

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 当然、タグとしてのマーケティング的機能、効能はゼロです。だれも「みしそる」なんかで検索しませんし、私の「みしそる」をクリックしても何も他の記事が出てきませんので、情報的価値はゼロですね。

 しかし、このタグはツイッターで随分「かわいい」(*^^*)と褒められたものです。記事の個性をアピールする上では大成功でした。成功を狙ったわけではないですけどね(苦笑)。それではあざとすぎて、またクチの悪いお友達の座右のなんとかさんに突っ込まれそうです。

 これなどは、ちょっとやり過ぎのきらいもありますが、大きく「味噌汁」でターゲットを選定すると、たしかに多くの人の目に留まる可能性はありますが、同時に埋もれてしまう可能性も大きいのです。

 記事制作もこれと全く同じで、ターゲットを広げると多くの人の眼にはとまる可能性はあるけど、同時に埋もれてしまう可能性もある、ということは、まず肝に銘じて下さい。

  みしそる程ではないにせよ、ある程度絞り込んだターゲットに対して記事を書いたほうが、埋もれずに読んでもらえるというのは必ず押さえておくべき考え方です。

 沢山の人にプレゼントをするよりも、玉砕覚悟でたった一人の異性に花束をプレゼントする、成功するかどうかにドキドキしつつ結局こういう人が彼氏、彼女を作っています。

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 広く浅く男友達、女友達がいる人は、当然ステディな人もいそうに思えますが、意外と特定の異性と付き合っていない、という法則があるのはみなさんも経験則から納得できることだと思います。

 ターゲティングが重要であるというマーケティングの指摘は、まさにこの異性の友達は多いけど、付き合っている(結婚まで考えるような)異性は一人もいない状態を回避する方法論なのです。


 広く読まれているような気はするんだけど、スキがぜんぜんつかない。コメントもゼロ。これに悩む人は多いですよね。

「多くの人にとって必要な記事のはずなんだけどな…」

 沢山の人に向けた記事を書く人よりも、少数の理解者に対して自分の本音を渾身で記事にする、スキが付くかどうかにドキドキしつつも結局こういう人がたくさんのスキを集めているのです。

 もちろん、トロフィー獲得のためには、スキの数が大事です。漫然と広くさらされているだけでは、読者に支持されたことを表彰されるトロフィーの獲得には至りません。


では、どうやったらターゲティングに成功する記事がかけるのか

 発想として、花束をあげるように記事を書くというのは、心構え(マインドセットという言い方をマーケティングではよくします)としてはよくわかった。でも、実際にはどうやって書き始めたらいいの?

 もっともな疑問です。

 これが分からないと「トロフィーが取れるnote記事作成講座」になってないですよね。 

 私からのアドバイスはシンプルです。これをやって下さい。

理想的な読者

 みなさんも、一度は聞いたことのあるSEOは、Googleというサーチエンジンにいかにしてひっかかるかを研究する狭い意味でのマーケティングです。

  こうしたSEO記事を書くことの虚しさについては、前回はが先生が、ずばっと指摘してくれていますので、私は今回多くを語りませんが、すべてはがさんと同意見です。

 私は、このSEO的なテクニックに走らないもう一つの、即効性のあるライティングを提案します。


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