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神様とカードを作った話 10/ 東京大神宮に行ってきた

この記事は、日本の神々のみなさまと
オリジナルカードを作った道のりを書いた
一連の記事のうちのひとつです。
初めから読む場合はこちらをどうぞ。

出雲行きを決めて、本格的にカードを作る流れにのったある日、私は九段下の東京大神宮を訪ねた。

ここは、天照大御神さまをはじめ、造化三神の三柱(天之御中主さま・高御産巣日神さま・神産巣日神さま)もいらっしゃる神社。

たくさんの神様が一緒に祀られている神社では、どなたのお気持ちなのか、どなたのお言葉なのか、エネルギーが混ざっていてわからないのが正直なところ。

けれど、遠くにある神社に伺う前に、東京近辺でご挨拶をしておきたい、ということで、とにかく行ってみることにした。


鳥居をくぐって感じたのは、
「うわ、ここすごい」
ということで、都会の真ん中なのに、神様の気がすごい強いと感じた。

そして拝殿の前で手を合わせて感じたのは、
「わ、ここ宇宙だ」
ということだった。


その後、境内にある飯富稲荷さまにお祈り。
「ううう、胸が苦しい!」
と感じるくらい、胸にくるエネルギー強いお稲荷様だった。

お稲荷様って、不思議な神様で、日本全国たくさんの場所にいらっしゃる神様ではあるものの、別々の神社で全くイコールのお稲荷様がいらっしゃることは、まずない。

というのも、《その土地に住まう人々を守護する》という土地神としての部分と、《稲荷神》と呼ばれる部分と、すべてのお稲荷様が両方を持っていらっしゃるからだ。


《稲荷神》の部分は、すべてのお稲荷様が共通して持っていらっしゃること。
けれど、《土地神》としてはそれぞれに違うので、結果的に少しずつ違う神様になるようだ。

そんなわけで、私は近所のお稲荷様以外にお参りにする時は、
「来させていただきありがとうございます。」
という余所者としての挨拶をする。


飯富稲荷さまは、江戸から明治にかけて、著名な歌舞伎役者さんが、厚く信仰されていた、と書いてあった。

なるほど納得。自分の利益や恐れに飲まれるのではなく、芸やお客様に対する愛や情熱を大切に、役者の道に励むこと、そんなお力をくださる神様だったのだろう、と感じた。

ところで前回訪ねた小網神社も、一応お稲荷様ということになっている。
とはいえ、警戒心は強くないし(ご眷属のお狐さんの警戒心が強いのが一般的です)、なんか間口が広くて、大きい神様で
「あれ、ここお稲荷様なのかなぁ?」
と思いながらお参りさせていただいた。

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