内向型でもプレゼンを乗り切るには
みなさんは外向的な性格ですか? それとも内向的でしょうか?
どんな人も両方の性質を持っており、どちらの性質が強いかによって、外向的/内向的が決まります。
外向型のイメージが強いアメリカでも、約半数は内向型らしいです。
私は自他ともに認める内向型です。
人前に出ると頭は真っ白になるし、会議で突然意見を求められるとパニックです。プレゼンなんてもってのほかです。
しかし、仕事柄どうしてもプレゼンをやらなくてはいけないときがあります。
そこで今回は、人前で話すのが苦手な内向型人間が、何とかプレゼンを乗り切る方法をご紹介します。
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内向型/外向型の違い
内向型/外向型を決める要因は、環境の影響もありますが、遺伝の影響がかなり強いようです。
そもそも、内向型/外向型は、優勢な脳の神経伝達物質が異なるとのこと。
それぞれの神経伝達物質の特徴は以下のとおりです。
アセチルコリン:思考と感情を通じて生産。副交感神経系と深い関わり。
ドーパミン:身体活動や刺激によって生産。分泌量が増えると衝動が増える。交感神経系と深い関わり。
つまり内向型の人は、思考や観察を通して自分で自分を刺激できるのに対し、外向型は外からの刺激を必要とします。
また、内向型の人は刺激の感度が強く、小さい刺激でも反応するため、静かな環境を好むそう。
休日は家で静かに過ごすことが好きだというと、「何が楽しいの?」と周りに言われることもあり、何となく罪悪感を感じていましたが、脳の仕組みによるなら仕方ないですね!
ちなみに、内向型が市民権を得たのはわりと最近な気がします。
ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグ、エマ・ワトソンなど様々な著名人が内向型であることも影響しているのかもしれません。
私の学生時代は、内向的であることは直すべき性格と捉えられていました。
通知表には、「積極的になりましょう」「物静かなので、もっと明るく元気に」といつも書かれていた記憶があります…
まだまだ外向型であることが求められる社会なので、外向型に擬態している内向型の人や、努力して外向型になろうとしている人も多いようです。
内向型の特徴
内向型の特徴は以下の通りです。
人によって内向型の度合いも違うので、全部当てはまる人もいれば、一部しか当てはまらない人もいると思います。
ただ、ここで注意して欲しいのは、「私は内向型だから~できない」と、決めつけないこと。
『「静かな人」の戦略書』に書かれていた言葉なのですが、ハッとさせられました。
内向型/外向型はただの性質の一つであり、自分を構成する要素はこれだけではありません。
「興味があるけど、自分は内向型だから別の仕事を選ぼう」というのは、もったいないです。
私の場合はあまり下調べをせず選んでしまった会社なのですが、やや営業っぽい職種なので、わりと外向型の人が多いです。
しかし外向型向きの職種でも、内向型が得意な細かい確認や根気が必要な仕事が結構あります。
外向型の人が苦手な仕事を積極的に引き受けると、内向型でも意外と職場で重宝してもらえます。
プレゼンを乗り切るには
内向型にとって、プレゼンは本当に憂鬱な仕事です。
どんな面倒くさい仕事も引き受けるから、プレゼンだけは代わって!といつも願っています。
でも、苦手だろうが何だろうが、仕事からは逃げられません。
内向型であることを免罪符にしたくありません。
『「静かな人」の戦略書』によると、内向型でもプレゼンを乗り切る方法、それは「情報集め」と「練習」です。
私は「プレゼンが下手でも仕方ない」と、どこか諦めていたので、「ちゃんと準備すれば私でもやってやれないことはない!」というのは、希望になりました。
今までは周りの人と同じくらいの練習量でプレゼンに臨み、上手くいかなくてへこんでいましたが、外向型の人が100練習するなら、私は300練習すればきっと大丈夫。
さらに、内向型だと即座に反応するのが苦手なので、徹底的に情報収集してあらゆるケースを想定して完璧に準備しておくことも重要です。
私は無意識のうちに、内向型であることを言い訳にして、苦手だからこそしっかり対処する、ということが疎かになっていた気がします。
そしてプレゼン時は、外向型のようにふるまう必要はなく、無理せず、自分らしく、穏やかに話せば大丈夫。
内向型であることを、どこか欠点のように感じていましたが、内向型には内向型の強みがあります。
たしかに苦手なこともありますが、内向型らしいやり方で立ち向かっていけば乗り越えられそうです。
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