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暮らしを家族で協働していくこと

友人と会ったときの話の続きです。
前回の話はこちらです。

https://note.com/mikkukku/n/n5bdaa8a32a14?sub_rt=share_pw


夫は家事を何一つしない、と話した彼女。
「自分は娘には厳しく、息子には甘いことを自覚している」
「息子のことはついついやってあげたくなる」
そして、「息子も家事をしない、一人暮らしの冷蔵庫は空っぽ。全て外食だから、時々帰ってきてもらって食事を食べさせている」と話していました。
う〜ん、彼女の気持ち、わかるけれど、悪循環になってしまっている、と思いました。


最近、週刊誌の広告に「男性が一人残った時にどうすればいいか」というものを何回か見かけました。
身の回りのことを全て妻に任せきりで、いざ一人残された時、途方に暮れる男性が増えているのだと思います。
私の周りの少し上の世代、何も家事をしない男性、結構います。
そして、夫に家事をやらせてもちゃんとできないから、やらせたくない、という妻も結構います。
その人たちは、自分たちの将来の可能性(妻が家事ができなくなる可能性)について、見ないふりをしているように思えます。


お互いを思いやるからこそ、夫も妻も子どもも、家事を自分ごととして考え、最低限はできるようにしていくこと、これからの時代はますます大切になっていくと思います。
それは、高齢社会で、歳の取り方が緩やかになっていて、老いてからの時間が長くなって、夫婦で向き合う時間が長くなっていくからです。



家庭の形って人それぞれ違うけれど、自分の育った家庭の形が基準になりがちです。
これからの時代、過去の形態を基準にするのではなく、これからの時代を見据えて、どうあるべきか、から考えていく。
そういう家庭を増やしていくためには、家庭を作り出した時から話し合いの機会を重ね、お互いの考え方を今とこれからに向けていけるといいのではないかな、と思いました。


忙しいからできない、じゃなくて、普通に生活を営むために必要なことをしながら働くためには、どう働き、どう暮らしを協働していくのがいいのか、そこから働き方も見直していける、そんな社会になっていってほしいです。





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