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やっと振り返れるようになった


ずっと自分に自信がなかった。
自信がもてないのは、自分が頑張らないからだと思っていた。

最近わかってきたのは、環境が合わなかったり、育った家で本音を言えなかったから、そこにエネルギーを費やしていたのかもしれない、ということ。


昨年から、自分軸手帳や公認心理師の植木希恵さんの講座で学びを積み重ねていくうちに、自分の奥底にしまいこんで忘れていた心の傷を見つけて、俯瞰して、その時の自分を認められるようになってきた。
全部自分のせいだと思っていたのだけれど、そう思い込む必要はなかったんだ。
そんな思いで、今までの気持ちの変化を書き残したくなった。

心の傷 その1


小学校に入る前だったと思う。
「依存心が強い」と突然母に言われた。
多分、それまで何でも母がやってくれていた。
母は、不器用な私ができるまで根気強く教え、待つことをしてこなかった。
あるとき気がついて、それでは駄目だと思って言った言葉だったのだろう。
でも、その時私の心には、強烈な孤立感が残った。

心の傷 その2


小学校は、近くの公立校ではなく、有名大学に合格者がたくさん出るような学校の付属校だった。
親はよかれと思って入れたのだろうが、私には合っていなかった。
授業でやる前にもう理解している同級生たち。
勉強だけでなくスポーツも万能な同級生たち。
すぐ理解できる子が大多数の教室の授業の進め方は、私には合っていなかった。

体育が苦手だった私には、「お嬢さん」というレッテルが貼られた。
「お嬢さんだから出来ないんだね」と言われて、ものすごく情けなかったけれど、笑って迎合することしかできなかった。


特に嫌だったのが、先生に、勉強ができない子は何をやっても駄目だと思われていたこと。
友だちとふざけていた姿を見つけられて「だからお前は駄目なんだ」と言われた。

心の傷 その3


両親の仲が悪く、一緒にいて話をしているところを見ることがほとんどなかった。
食事も父と私たちは別にとっていた。
家庭内の分断を、見ぬふりしながら暮らした。


同時に、我慢しながら私を育ててくれていた母への共感が育っていった。
母の不幸を土台に、自分は平穏に暮らせていると思っていた。

昨年受けたストレングスファインダーで、共感性が1位だった。
母への共感が大きかったことで、自分の感情にふたをしていたことが多かったと思い当たった。

心の傷 その4


子供の頃、夜、布団に入る時間になると、頻繁に電話がかかってくることが続いたことがあった。
何度もかかってくる電話を、母は何度も切る。
父が帰ってくると険悪な状況であることが、寝室から感じられた。
でも、何も聞かなかった。
ずっと知らないふりをしていた。
違和感があっても感じない、考えない、それが自分を守る術だった。

相手に合わせられないからうまくいかない


いつの間にか、自分の価値は、相手によって決められる、と思うようになった。
何か選ぶ時にも、自分の意思ではなく、相手に合わせることをよしとしていた時期があった。
うまくいかず、できない自分ばかりがクローズアップされていく。
徐々に、人と距離を置いたつきあいしかできなくなった。

回避依存:他人と親しくなることを避けることで精神のバランスを保とうとする状態

この言葉を最近知ったが、ああ、あの時期はそういうことだったのか、と腑に落ちた。

ひとりを楽しめるようになった



大人になって実家から独立し、ひとりで生活していくうちに、自分の気持ちが少しずつ解放されていった気がする。
相手に合わせなくてもいい、素の自分の気持ちを感じられるようになってきた。


自分の感情に向き合うことができず、思考しないことでつらさが通り過ぎていくのをただ待っていた時期から、少しずつ変化していった。

自分で決めて自分でやってみて、失敗もあるけれど、自分なりの手応えを感じる、というごくごく当たり前のことが、やっと実感として出来てきたからなのだろう。


そうしていくうちに、自分を苦しめてきた偏見や世間の常識の呪縛も、薄れていったように感じる。


ひとりを味わえたから出会った結婚


結婚しようという気になったのは、そんな時期だった。


仕事にも趣味にも恵まれた。
ひとりで暮らしていくためにも、と自分が興味をもてて長く働ける仕事に転職。
忙しかったが、熱中できる趣味も出来たことで、バランスが取れていた。

でも、経験を積み、仕事での立場が変わったことで、バランスが崩れた。
ちょうどその時に巡り会ったのが、人生経験を積んだ年齢になってから結婚することを書いた新聞記事。
そのことは、以前にこちらに記した。


ずっと考えられないでいた結婚に向き合う気持ちになったのは、環境が変わったことで、自分の心の固い結び目の最後の部分がほどけたからのように感じる。


自分の才能を手に入れるために


昨年から「自分軸手帳」という手帳のコミュニティーに入っている。
そこで、「世界一やさしい『才能』の見つけかた」という書籍を学ぶ機会に恵まれた。


コラボ企画は先月1ヶ月で終了したが、自分の才能に向き合う前に、自分の心の葛藤を出しておきたいという気持ちが湧き上がり、このnoteを書き始めた。


内省が苦手だったけれど、これを書き上げられたことで、内省できたかな。
自分のためのnote、これからは、また違った気持ちで続けていきたい。



#書くチャレ   #自分軸手帳部   #自分のトリセツを作る自己分析講座
#世界一やさしい 「才能」の見つけ方











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