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いそがしさ (スピンオフ#2)

袋物にしても、箱物にしても、
“OPEN ” という文字はたいてい
「え?そこでしたか!」と後で気づくようなとこにある。

剥がし開ける、破り開ける、
そういうちょっと乱暴なことをする前に
ひととおり“OPEN”を探せばいいのに
どうしてそれをしないのだろう。

どうしてそれをしないのだろう、といえば
肩にかけるカバンは右ばかり左ばかりでは身体のバランスが片寄るので、右にしたり左にしたりするよう言われるのにほぼしない。
ずっと右、一瞬左にして、しっくりこなくて結局ずっと右。

結局ずっと右、といえば2人で話すときの立ち位置はずっと右だ。
、、、というと漫才でもしているようなイメージになるけど、わたしはしないので、もし漫才をしたとして、のテイでの話だ。
2人で歩くとしたら…たぶん右.いや左か。
2人で歩きながら話すとしたら…左かな。
で、右肩にかけてるカバンがずり落ちて繋いだ手のところに落ちてきて「あわわわ」というのをやるだろう。

あ、繋いだ手ということなので、これはデートをしていたとして、のテイでの話だ。

テイでの話、といえば「テイ」の字は「体」と書くようだが、
漫才をしていたという体で。
デートをしていたという体で。
絶対に、
どんな「からだ」だよっ!
となってしまうこと請け合いなので
「テイ」を「体」と書くことはこれまでに漢字テスト以外になかっただろう。

その場合の「テイ」は「底」でいいんじゃないかと、こっそり思っているが、まぁ、ここだけで言っておく。

「底」と言えば「庭」とぱっと見似ていて読み違うことがある。
その庭には犬が一匹いた。を
その底には犬が一匹いた。と見間違い
絵本「ろくべえまってろよ」が脳内再生され出すと、ああいう非情な大人にはなりたくないと思う気持ちが前に出る。
大人がそれでどうするんだ!
急に熱いあんかけがぐらぐらと心の中で沸く。

あんかけといえば天津飯だが、
いっとき天津飯にハマっていた時期があった。
中華屋さんで、天津飯とラーメンのセットを食べるということに喜びを感じていたあの頃。
天津炒飯というものに出会ってからは、天津炒飯の魅力が天津飯を上回っている。
紅生姜がいい仕事をしている!
というのはなるべく大きい声で言っておこう。
紅生姜がいい仕事をしている!
大事なことなので2回言っておこう。

大事なことを2回と言えば、家のカギを閉めたかどうか確認だ。
ガチャとしめる、押すか引くかして絶対開かないか確認。
鍵穴と取手を指差し確認まですれば安心だ。

そうだ、閉めることに対してはそれだけ慎重だというのに、“OPEN”に関してはなぜ雑なんだろうか。
早く開けたい気持ちが勝りすぎているのだろうか。
なんだか恥ずかしい。

“OPEN”こそ大事なこととして扱えるよう、気をつけたいと思います。


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スピンオフは
ミジカクカク を短く書くが故に
脳内で自動展開されてしまう
脱線ストーリーです。

この自動展開を制御しながら
ミジカクカクを書いています。

スピンオフはnoteだけに書いています。
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こちらの記事のスピンオフです。

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