鉄は熱いうちに打て

noteに書こうかなと思ったことが
するすると日常の中に流れていって
書こうかなと思った時ほどの思いがなくなってしまうと
なにか一番伝えたかったものとズレる感じがあって
あぁ、鉄は熱いうちに打てって本当にあるなぁと思います。

ふと出会った言葉や
その日にあった些細なこと
そういうことが自分に気づきをくれていて
その感触って一瞬のものなんだなと思いました。

とはいえ…
せっかくなので書こうかなと思ってたことの一つを書いてみます。

去年から韓国語の勉強をしていて
もうそろそろ1年くらいが経ちます。

SEVENTEENというK-POPアイドルにハマりまして。
最近はSNSを使っての配信や動画の公開などが本当にたくさんあって。
でも言語がわからないので、翻訳をつけてくれる人が
動画を上げてくれるのを待つしかない。
それがなんとももどかしく。

アルバムで受賞があった時にコメントしているのを
その場ではなに言ってるか分からないとか。
あとで動画を見て「あーこんなことを言ってたんだね」
となって感動するのもいいけど、
少しくらい言ってることが分かったらいいのに…と。

ただ、言語の習得なんて簡単にはいかないよねー
というのは英語学習を中、高、大としてきて無理だったので
重々承知の上。

しかも韓国語のハングルって馴染みなさすぎて
文字にも見えない、という感覚が強い。

別に勉強しないといけないわけではないから
いつ辞めてもいいし。

という気持ちで取り組み始めました。

最初はとにかくハングルを覚えないと話にならないので
一覧表を書いてみるところから。
ローマ字を覚えるような感じで
「ㄱとㅏでA…」「ㄱとㅓでKo…」
みたいなことを延々と。

ハングルは音を記号化したものなので
形と音を覚えれば、全部ひらがなやローマ字で書いたように
読むことは比較的しやすいものなんですが、
1文字の中に初めの音、間の音、終わりの音みたいに入っていて
それが次の文字との関係で読み方が変わったりする。

文字の形も、漢字やカタカナやアルファベットに似ている形があって
でも当然違う音なので、脳がすごい混乱します。

그って文字はカタカナのユに見えるし
ㄹは己に見えるし
ㅌはEに見えるし。

ㅓとㅏとかㅗとㅜとか。
ゲームのコマンドか?みたいな感じで。


とにかく全く馴染みのないルールで
音と文字を脳に叩き込んで手を動かすというのが
すっごく大変でした。

ルールを学べば学ぶほど「え!?」
って思うことが多くて、
脳が酸欠になるような感じ。

ローマ字習いたてのころに、表を見ながら
全部ローマ字の手紙とか書いて友達と交換してたなぁ…
めっちゃ大変だったけど不思議な感覚で面白かったよなぁ…
なんてことを思い出しながら必死で書いていました。

最初は自分の名前書いてみたり。
定番の推しの名前書いてみたり。

日本語にはない音があるから
「ん」になるㄴとㅇの違いってなんなん…(絶望)
ってなってみたり
「え」なんて種類多すぎでは(絶望)ってなったり。


とにかく何度も絶望的な気持ちになって
もう絶対ハングル覚えられないし違い分からないし
つまるところ韓国語なんて分かるかい。


っていうことが本当にたて続きでした。


結局、それでも「別にやらないといけないわけじゃない」
「いつ辞めたっていい」
っていう気持ちがあって、「ほどほどにやるか」
と思っていたことと、
ことあるごとに「分かりたい!!」って気持ちになって
1年くらい続きました。

今も文字をすらすら読めるかというと難しいけれど
字幕がついていると分かる単語があったりと
ハングルを文字として認識できるようななってるなと思います。


いい大人になって韓国語やろうと思うなんて
夢にも思わなかったなぁ…といつも思います。

多分去年のあの時間がなかったらやらなかっただろうなぁと。

今は韓国語を通して日本語の面白さを感じることもあるし
日本語との共通点を見つけて面白さを感じることもあるし
いい趣味になってきた感じがあります。
今年は韓国語ネイティブの先生の講座を受け始めたので
それも楽しくやれたらいいなと思ってます。


これを書いている時点では、
文字化けしないかが分からずドキドキ…


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