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役に立つとかじゃない、ちょっとした風景をつかまえるようにしたら、noteが楽しくなってきた

暮らしの中の、なんてことない風景をとらえ、書けるようになりたい。最近はそんなことを考えながらnoteに向き合っています。

これは、今年の8月と11月にnoteを毎日書くチャレンジをする中で浮かんできたテーマなんですが、書く機会が常にあると、だいたいの切り口は出し尽くしてしまうため、ありもので料理する必要が出てくるわけです。

見たまま感じたままを書けば良いような気がするのですが、ふと気がつくと「ためになること」や「役に立つこと」を書こうとしてしまう自分がいました。

それは悪いことではないんだけど、誰かの役に立つことなんて、そんなにずっと都合よく見つかり続けるはずはないし、日々を過ごすなかで、ちょっとした気付きは沢山あるわけで、それを掴めるようになったほうがいい。

ちょっといいカメラを首から下げて、毎日を過ごしていたら、ここぞというシーンを見逃さないでいられるようになった、そんな感じが近いかもしれません。noteを書く習慣をもつようになって、スナップ写真を撮るように、気軽に、今ここにある感覚を残しておきたいな、と思うようになった。

そんな中、今年に書いたnoteのうち、なにげない思い出を書き留めることができたものをいくつか紹介します。

洗剤を詰め替えることができた

これは、まさしく日常のなんてことないシーンなのですが、家で、洗剤の詰め替えをしている最中に、こういうシーンをnoteに書けたらいいなあ、とふと思い、生まれた記事でした。

とくとくと洗剤の詰め替えを移しているような時間って、生活の中にたくさんありますよね。今日も誰もがたくさんの小さな達成を重ねてきているはずなんで。そういうことに着目できたらnote書くのがぐんと楽しくなるはず、そう思います。

思えば、誰もが洗剤を詰め替える人生を生きていると思う。

これは言い過ぎ

大した出来事も、過去からの積み重ねたことなんかも全然ないテーマでしたが、書きながら楽しかったです。洗剤の話がいろんな人に読んでもらえたこともうれしかったですし、なんなら11月にうまれたnoteの中でいちばん好きなやつになったかもしれません。

ラーメンを作り直してもらった

8月のことですが、ラーメン屋さんで、商品の提供間際で「作り直します」と言われたときに、空腹とはいえ、苛立つこともなく、あっネタになるかも、とピンときたことがありました。

芸人さんが「ラジオがあるから生活が全部ネタになるんだ」というようなことを話しているのを何度か聴いたことがあり、その規模感や力量はぜんぜん違うまでも、おっしゃることは分かるなあという気がする。

今日のお店の姿勢はすごく真摯でいいなと思ったし、自分は果たして、仕事をするときに、そういう誠実さを出せているだろうか、と考えたりした。

唐突な内省

起きたことはただのトラブルであり、ぼんやりしていたら、ちょっと落ち込んでやり過ごしちゃうような時間だけど、捉え方によっては味わい深くなることがある。いつもそううまくいくわけじゃないけど、そんなことを感じられた体験でした。

漢方を処方してもらった

これも、生活に根ざしたテーマでした。漢方って、前々から面白いと思っていたんです。このnoteを書いた日は、ほんとうに書くことが見つからなくて、もう23:30になっていて。

毎日更新を掲げていたので、やや焦り始めた頃に、ふと思いついた自分がXでpostした中から「漢方」についてふれているものを検索してひろいあつめ、それを元に記事にしたのがこのnoteでした。

あたかも、ロールプレイングゲームで出てくる回復呪文の「ホイミ」や「ケアル」のように、体力(HP)をちいさく癒す手段として持つようになったことで、自分の残りHPに自覚的になれてよいとも感じる。

ここのフレーズ、ドヤ感ある

記事の書き方としては、あたかも冷蔵庫の残り物で1食つくるようなバタバタ感でしたが、書いた後の満足感は不思議と高かったです。

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明日からも、何かが起きたときに、そっとメモを取るようにして生きていこうと思います。なんてことない日を、無理なく認められるようになったら、生きていき易い気がする。

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