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「むろや」の一口いなりが美味しすぎました

デパ地下が好きになってきている。

ライフスタイルとして、百貨店にはそんなに馴染みがあったほうではないけど、これまでにも、北海道物産展の実施スケジュールだけはキャッチしていた。

常設の物産館ではなかなか手に入らない、六花亭の季節商品、北菓楼の開拓おかき、五勝手屋羊羹、ロイズのチョコポテトチップなどを求めて、おおきなバッグを持ってわくわくしながら足を運ぶことがたびたびある。

最近になって、休日に百貨店を訪ねる機会もすこしずつ増えてきた。もっとデパートに馴染めたらいいなと思っていて、テレビやインターネットであれこれ調べたりすることも増えてきた。


先日、新宿伊勢丹のデパ地下へ出向く機会があった。お昼ご飯になるようなものを物色するためだ。向かう地下鉄の車内で、興奮をおさえながら軽く検索をした結果、いなり寿司が美味しそうだった。

説明を見るとこうある。

定番商品から季節に合わせた様々ないなり寿司を取り揃える、柚子酢を使用した一口いなり専門店<一口いなり むろや>。「とろたくいなり」はたくあんの食感、まぐろの柔らかさと甘みがいなりのあげと絶妙なバランスです。創業当初の大人気の商品です。

伊勢丹新宿店のお知らせページより転載

いざフロアを巡るとさまざまな誘惑があった。とらや、たねやなどの老舗のお菓子屋さんの季節ものや、焼き立てのフィナンシェの香ばしさに、都度、足を止めながら進んでいく。

しかし買いに来たのは、おなかにたまる食事だ。いろんなお店の弁当などに惹かれて、悩んで、歩いていく。カニぎっしりの弁当や、ふわふわのうな重、ふだんの買い物では選択に入らないような価格のものばかり見るので、だんだんとお財布の感覚が麻痺してくる。

しかし初志貫徹の「むろや」の一口いなりにしよう。期間限定の催事だったことにも背中を押され、えいやと決めた。

お店は決めたものの、期間限定の「とろたくいなり」と、すだちの乗っかった「炙りいなり」とで最後まで迷う。迷って、とろたくいなりに。

これは「炙りいなり」。むろや の公式ページより

買って帰って、いただいた「とろたくいなり」、本当に美味しかったです。なんかこう、見た目からだと、具材の味をはじめに想像するんですが、口の中にいれたときに、揚げの甘みが最後までしっかり、いるんですよね。

「とろたくいなり」。見た目と、口の中とのギャップがおもしろー!となる

運営が大阪の会社で、お揚げの炊き方が関西だからなのか、いつもの知っているおいなりさんとは、違った。さっぱりしてるのに、しっかり甘かった。どんどん食べてしまった。

🦊 🦊

むろやは、大阪3店舗、兵庫1店舗、福岡1店舗という分布をしていて、先日の福岡出張でも、現地の大丸に入っていることをつきとめ、とおりもんや明太子とともに、ばっちりと買って帰りました。

とうぶん食べる機会がないのだが、夢にまで観そうな美味しさでした。アクセスできそうな方はぜひ。

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