ウオノメの痛みを緩和する靴_岐阜_三喜屋靴店

ウオノメの痛みを緩和する靴選びは?

足のウラや足指にウオノメができて痛くて靴が履けない、歩けない…もしかしたら間違った靴選びのせいかもしれません。痛みを我慢しているうちにヒザや腰にまで影響が出ることも。ここではウオノメができる原因や正しい靴の選び方をご紹介します。

1.「ウオノメ」って何?

ウオノメと靴  岐阜県 三喜屋靴店

ウオノメは、足の皮膚が圧迫されたり、繰り返し摩擦を受けて体の防衛反応で角質化(固く)した状態です。似た症状に「タコ」があります。タコは角質化した皮膚の面積が1㎝前後とやや大きく厚みがあります。ウオノメは表面は平らで一見すると魚の眼のようなので「ウオノメ」と呼ばれています。しかし、ウオノメは厚くなった角質の芯(しん)の部分が身体の中心方向に飛び出してくるので、圧迫を受けると画びょうを踏みつけたような「鋭い痛み」を感じます。

2.ウオノメはどこにできるの?

ウオノメのできやすい部位 岐阜県 三喜屋靴店

ウオノメの発症原因には
① 合わない靴を履き続けた 
② 足の骨格変化 
③ 歩き方にクセがある
④ ①②③が重なった原因が考えられ、発症する場所も異なります。
①合わない靴やデザイン性の高い靴を履き続けた
たとえば、小さめの靴を履くと足の指先が靴の壁にあたります。行き場をなくした指は上方向に折れ曲がった状態になります。この箇所が靴の天井でこすれると皮膚が刺激を受けます。また幅が狭い靴だと指が両側から圧迫され続けウオノメを発症しやすくなります。
ハイヒール系の靴はつま先が細いので、履き続けると足指や指の間にもウオノメができやすいと言えます。
また、大きめの靴では、歩くたびに靴の中で足が滑ってしまうため、指先で踏ん張ってしまいます。そのたびに指の先端が圧迫されウオノメを発症することになります。

②足の骨格変化:開張足(かいちょうそく)になっている
健康な足は親指の付け根から小指の付け根までの横断面がゆるやかなドーム状に盛り上がり、「横アーチ」と呼ばれる構造になっています。運動不足によって筋力が低下したり、体重の増加によって足に負担がかかったりすると、横アーチを支える筋肉に負荷がかかり、開張足とよばれる状態になってしまいます。
開張足では、前に体重がかかりやすく、こすれやすくなるため、特に足ウラの指の付け根周辺にウオノメができやすくなります。
また、足の肉付きや足裏の脂肪層が薄い方は骨格が皮膚に伝わりやすいので、発症しやすいようです。

③歩き方にクセがある
たとえば、ひざが悪くそれをカバーするように歩くと、足裏の特定の場所ばかりに負担がかかるようになりウオノメができやすくなります。また、歩き方に独特のクセがあったり、お仕事の関係で足の一部分に負荷をかけ続けると足裏や側面などにウオノメができやすいと言えます。

3.ウオノメの痛みを和らげる靴の選び方

ウオノメに優しい靴 岐阜県 三喜屋靴店

①ヒモタイプの靴を選ぶ
靴の中での足留まりが良い。前滑りを起こしにくいので足を摩擦や圧迫から守ってくれます。
②クッション性のある靴底の靴を選ぶ
靴底の薄い靴は足のウラに衝撃が伝わりやすいので、厚みのある底の靴を選びましょう。
③インソール(中敷き)で「除圧」する
足のウラを支えてくれる立体的なインソールの搭載された靴を選んでみましょう。特に横アーチが持ち上げられることで痛みが軽減されます。また、インソールのウオノメの位置をくりぬいて空洞を設けたり柔らかいクッション材を埋め込むなどすると除圧効果があります。
 
④オシャレに偏り過ぎない靴選び

ヒールの高い靴はつま先方向に体重がかかりやすいため足指全体を締め付けやすい特徴があります。また、靴底も薄いことが多いので足のウラの負担も大きくなります。どうしても履かなくてはならない時は2,3㎝のヒール高でつま先が足指に優しいシルエット、そして足留まりのいいストラップ(ベルト)付きのパンプスを選んでみましょう。

4.正しい靴の履き方を身につけましょう

ウオノメに優しい靴 瑞浪市 三喜屋靴店

足に合った靴やウオノメに対応したインソールを搭載しても誤った履き方をしているといい効果が得られません。
①靴ヒモやベルトをゆるめて靴に足を入れる。(靴べらを使うとスムーズに履けます)
②靴のカカトと足のカカトを「トントン」と合わせる。
③甲周りを中心に靴ヒモやベルト出しっかり固定します。といった順で履く習慣を身につけましょう。

5.専門医による治療を受けましょう

ウオノメの痛みに優しい靴 岐阜 三喜屋靴店

ウオノメは歩く時の筋肉の動きや皮膚の突っ張り具合などでも痛みを感じやすいトラブルです。足に合った靴を履くこともモチロン大切ですが、皮膚科で適切な治療を受けることをおすすめします。また、ウオノメによく似た症状に「イボ」があります。イボはウイルス性なので自己治療をすると増殖してしまうことがあります。いずれにしても、カミソリなどでの自己治療をすると皮膚感染を起こしやすいので、まず専門医に相談しましょう。

このブログは岐阜県の「三喜屋靴店」代表、上級シューフィッターの宮木良朗が投稿しました。ウオノメが痛くて歩けない、仕事が辛いという悩みをお持ちの方のために足に合った靴のご提案をしています。みきやくつてんHPはこちらから↓

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