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ペタンコ靴と外反母趾

瑞浪市のHさんとは4年ほどのお付き合いを頂いています。相談に来られたそもそものきっかけは「お出かけした時、ラクに歩ける靴が欲しい」でした。かなり以前から外反母趾の悩みを抱えていたHさんですが、靴を買うたびに痛い思いをされていたそうです。「底がペタンコでスカートでもパンツでもカジュアルに履ける靴が欲しいんですが、どれも痛くて…」―

ヒールタイプの靴とフラットソールの靴

一般にパンプスのようにかかとにヒールのついているタイプの靴より靴底がフラット(ペタンコ)なタイプの靴の方が足が楽な印象を受けますね。ヒールタイプの靴は体重のかかり具合、特に母趾や小指への負担が大きいのが一つの原因です。ではHさんのようにフラットな靴底の靴でも足が痛くなるのはなぜでしょう?
外反母趾のように足幅に悩みのある方は幅の広い靴を選びがちです。幅に焦点を合わせると靴のサイズは大きくなります。幅はうまくおさまっているように思えますが、靴の長さがあっていないので、足が前後に動きやすくなります。また、ステップイン(足をスポンと入れるタイプ)の靴を選ぶとさらに前滑りしやすくなります。通常靴のつま先は靴幅から前方は細身に設計されています。足が前滑りするとつま先は靴の前壁面や両壁から圧迫を受けるので天井方向に折れ曲がったり外反母趾がさらに進行する危険があります。また、天井は低めに作られています。上方に折れ曲がった指が天井で擦れて靴ずれやタコ・ウオノメなどのトラブルを招くこともあります。

フラットな靴底でラクに歩ける靴選びの方法

①デザイン:網ヒモタイプ、ベルト付きなど足を固定できるデザインを選びましょう。足がしっかり留まるので、前滑りを防ぎ正しい歩行を促してくれます。
②靴底:一口に「ペタンコ靴」といっても一定の厚みのある靴を選びましょう。底材が薄すぎると足裏からの衝撃を受けやすく、疲れや痛みの原因になります。
③中敷きが装着されている:中敷きを調整したり、自分専用のオリジナルの中敷を作って入れ替えることで履き心地が一段と向上します。

足に合った履き慣れた靴で出かけましょう

今までに何種類もの靴をお求め頂いているHさんですが、実はとても旅行好き。「今まで履いてた靴がだいぶくたびれました。7月に旅行に行くんでそれに合わせて靴を新調することにしました。夏色の服と靴。いまからお出かけが楽しみです」―新しい靴は足を入れるときウキウキしますね。でも、少し履きならしてからお出かけした方が足になじんで歩きやすいものです。お数日でいいのでぜひ試し履きをしてからお出かけくださいネ

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