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#3 かわってる

「自分(あなた)、変わってるなぁ」

これは、人を傷つけてしまう言葉でしょうか?

私は正直「変わってる」と言われて嬉しいです笑。 あ、個性的ってことだな、いい感じに”自分”を出せてるってことだな。

(大阪人の性分だからというのも多分に関係あるかもしれませんが...)

でも、そんな指標になる言葉も、
最初から嬉しかった訳ではありません。

a white Kangaroo in Cleland Conservation Parkクルランド保護公園 in Adelaide, Australia. Photo by Mikity (The copyright of this content belongs to Mikity - the writer)


昔から目が悪くて、分厚い瓶底のようなメガネをかけていたこともあり、
小学生のころは、「メガネザル!」と男子からイジられるのが、とても嫌でした。
凄く悩んでいたし、先生にも相談したし、終わりの会(懐かしい!!)とかで、やめて欲しいと訴えたり…
でも全然なくなりませんでしたね、苦笑。

本当に悲しくて、みんなと違うことが、こんなにもダメなのかと悔しかったです。

そんな時に、小学校の先生がとても素敵な言葉をクラスに贈ってくれました。

「みんな違って、みんな良い」 

somewhere in Iceland.
Photo by Mikity (The copyright of this content belongs to Mikity - the writer)


調べてみると、金子みすゞ氏の詩の一節だそうで、
こちらの素敵なURLを見つけました。


当時、この詩を教えてくださったのかは記憶が定かではなく、覚えていないのですが、

目が悪くても、メガネが瓶底でも、不細工な私でも、「それでもいいんだ!それが、わたしなんだもん!」
と、自分を肯定していいんだ、と思わせてくれた、
とても記憶に残っている言葉です。

「自分(わたし)、変わってるなぁ」

わたしは、どうやら偏屈な子供だったようです、苦笑。 母から「屁理屈ばっかりいいなさんな!(言うもんじゃないよ!)」とよく怒られていました。

でもわたしの中では、ちゃんと理由があったのです。
『よそはよそ、うちはうち』『ダメなものはダメ』

「なんでウチは他所とは違うの?
ダメって、何がダメだから、あかんの??」

その理由が知りたかったのです。
だって、根本理由が分からないと、何がダメで何がイイのか、判断できないからです。

『だって、この世界は法治国家だから、犯罪を犯すことはダメだけど(もちろん人を傷付けることはいけないです)、
その昔の戦国時代なんて、今とは全く違ったもの。

今生きているこの世界には、そのルールが適用されるけど、ここと違う世界では、また違うルールがあるから』

そんな風に、本気で考えていました…苦笑

当時のわたしのことは、理解し難かったようで、扱いにくい子供だったようです。
(そりゃ、そうだ!!笑)

a white Kangaroo in Cleland Conservation Parkクルランド保護公園 in Adelaide, Australia. Photo by Mikity (The copyright of this content belongs to Mikity - the writer)


40歳を目前に、やっと本当の意味で、自分を肯定できるようになり、ようやく、やっと、自分で自分のことを受容できるようになりました。
今まで、辛く苦労してきたことが、やっと報われた気がします。


あの時のあれこれの昔話を両親とできるようになり、泣いて、笑って、
「あの時はごめんね、ありがとう。」と話をできた幸せに、有り難さを噛み締める思いです。

両親が生きているうちに、誤解がとけてよかった、
お互いへの理解をより深めることができて良かった。


変わり者の自分自身を理解できて良かった。
大変だったけど、なかなか悪くはないな、笑。

at Mornington Pier in Melbourne, Australia.
Photo by Mikity (The copyright of this content belongs to Mikity - the writer)


因みに、仲の良い友人にも、よく変わってるねと言われる…
唐突に謎の詩的なことを言ってしまうことがあったり、ハプニングがよく身の回りで起こるのが、面白いらしい…苦笑

Best wishes ;D

Sincerely,
Mikity

※見出し画像の写真: at Maru Koala and Animal Park in Grantville, Australia.

(The copyright of this content belongs to Mikity - the writer)

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