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2024年春 イラン(スィスタン・バロチスタン州)

2024年4月下旬から2週間のイランはパキスタンとアフガニスタン国境に接するスィスタン・バロチスタン州をメイン、ケルマーン州は銅食器の買い付けがメイン。スィスタン・バロチスタンは英語での情報も少なかったものの、ザーヘダン出身の友人がいろいろとアドバイスをくれました。近く、個別に街やグルメ情報の記事を書いていきますのでお楽しみに!

アルコールはないがサフランライシ、イラン風の煮込みハンバーグ、ナスをトロトロにした前菜はお勧め。イラン到着までは女性はスカーフつけなくてもよし。

4/28Sun 1155-1635 W5099 SVO-IKA マハーン航空 モスクワ―テヘラン・イマームホメイニ空港往復2万ルーブル(約3万円)は魅力的。片道4時間、カスピ海とバクーを上空を通ります。ルフトハンザ航空のお古のフライトです。意外と機内食、おいしんですよね!

チャバハールから車で40分のポスム・エ・ティアブ。この周辺もオマーン海のターコイズブルーの海とまるで月面のような岩が印象的です。

4/29Mon 710-1010 Mahan THR-Chabahar, CHABAHAR マハーン航空 テヘラン・メフラバード空港―チャバハール チャバハールはイランらしくないパキスタンのような雰囲気。30度以上で湿気のある暑いチャバハールは大好きなニンジンジュースを飲みながらポズム・エ・ティアブや海岸を散策。2011年初めて見た時には怖さしかなかったこのあたりの男性の髭やパキスタン風の衣装は一日で見慣れて問題なくなった。

イランでも屈指の絶景のベリーズ、一番イランで好きな景色かもしれない。
まるで月面に降りたような、22023年ケルマーン州ルート砂漠の様に生物の気配のない火星メフリ

4/30Tue CHABAHAR この日はベリーズというパキスタン国境の町へ。片道7回ヒッチハイクして到着。卵や小麦粉にまみれたり、市長さんの車に乗ったりしながら短い間なもののそれぞれの人生話が面白い。2011年7月ケルマーン州のバム以来の酷暑で一気に日焼けした。

ダラックの砂漠。その3週間前のドバイなどの豪雨で海に続く道路が完全に壊れていたので砂漠の砂を巻き込んだ海風に向かって海へ。
アゼルバイジャン・バクー近郊のゴブスタンに似ている泥火山ゲラフシャン。ダラックよりも泥カザンのミニ爆発で泥を浴びるこちらの方が見ごたえがあったかも。

5/1Wed CHABAHAR チャバハールから西へ2時間の海と砂漠が織りなすダラックと近くの泥火山ゲラフシャン。後者はバクーの泥火山なんかよりも見ごたえありで、立派な観光資源になるのは間違いなし。

チャバハールの市場のB級激辛ストリートフードめぐりでフレッシュジュースはありがたい。昔ジュネーブの国際労働機関ILOでコンサルをしていたが、こういった児童労働ってあってもいいんじゃないかと思います。
砂嵐をなめていた私。砂嵐は呼吸もできないし本当に厄介です。
バロチスタン芸術家の音楽の夕べにご招待されました。

5/2Thu IRANSHAHR チャバハールからバスで3時間北上してイランシャフルへ。バスで通る町が数週間前にテロがあったり、イランシャフル自体も見どころがなくあまり治安がよろしくない街らしいが、普段着のバロチスタンを見るなら1日は滞在をお勧めする街。砂嵐が襲ってきて、仕立て屋さんと話しながらバザールで数時間すごしたのはこの街ならでは。

イランのミニインディアと呼ばれるサルバース。ミニパキスタンとも。

5/3Fri SARBAZ イランシャフルから2時間のサルバースはこのバロチスタン中部で最も風光明媚な街だが、人々の風習はパキスタンやアフガニスタンに近く、完全に男女別の生活を家族でも余儀なくされる。非常に風光明媚だが、女性はあまり外に出させてもらえないので景色が楽しめなかったのが残念。

ろくろを使わないバロチスタンの陶器の街カルポラガンで陶芸作家のお茶に招かれて

5/4Sat SARAVAN パキスタン国境に今回最も近いサラヴァンはバスで乗り継いで5時間。ここもサルバースと同様かなり保守的な街。陶器とデーツが有名なのでお茶はゆったり楽しめた。

ちょうど公立学校の終業式。アルコールがない分イランのデザートは意外とクオリティが高い。

5/5Sun SARAVAN ソーランにあるちょっと戸外の土でできた城壁を見た後に地元の公立女子学校の終業式に参加。バロチスタンの女性や女の子は男性がいるとおとなしいが、女子同士だと本当にパワフルでにぎやか。バスで2回乗継州都ザーヘダンへ。

イラン屈指のおしゃれカフェが多いイランのウィーンのようなザーヘダン。アフガニスタンやパキスタンからの密輸麻薬人、ギャング、治安の悪い街だから建物にこもって時間を過ごすことが多いからカフェ文化?すべてオーナーのこだわりが凝縮される一杯はここからパキスタンに向かう旅人のオアシスだとか。
モスクワの友人アフマドのお宅に2泊。弟さんは軍人、お父さんは中国とのビジネスをされています。
ペルシャ猫は正義!

5/6Mon  ZAHEDAN 州都ザーヘダンはアフマドの実家に2泊お邪魔して、アフマドの高校時代の友人が街歩きを案内してくれました。治安が悪くつまらない街としてイランからパキスタンへ向かう、パキスタンからイランへ向かう旅人の間では有名ですが、チャイハネではなくカフェめぐりが楽しい街。おしゃれカフェでシナモンやスパイスたっぷりのミルクチャイやコーヒーを。

私、バスで長距離移動好きなんですよね、動く美術館だと思っています。バロチスタン人はおもてなし好き。イラン銅食器に盛ったピラウを頂きます。

5/7Tue ZAHEDAN イラン銅食器買付のためバスで7時間でケルマーンへ。午後に移動したかったのですが世界で一番暑いルート砂漠を横断するので早朝か夜行バスしかないとのこと。スィスタン・バロチスタンという2011年から行きたかった地域を訪問できたことを思い出しながら7時間バスに揺られケルマーンへ。

ケルマーンから1時間のマハーンにあるシャーザーデ庭園。初めてイランに来た2011年以来ずっと大好きな場所です。
ピスタチオの名産地ラフサンジャーンはこじんまりした心地のいい街。近くの銅山が世界的に有名でイラン屈指のお金持ちな街としても有名だとか。

5/8Wed KERMAN
5/9Thu KERMAN RAFSANJAN
5/10Fri KERMAN 2125-2325 W1066 Kerman-THR ケルマーンは3度目、初めてイランに来たときに初めて訪問した場所で思い入れがあります。バロチスタンはとっても楽しかったのですが、まだパキスタンやアフガニスタン文化に慣れていない私としては久しぶりにペルシャ人の街に来るとホッとします。イラン銅食器の買い付けしたり、懐かしい場所を訪問したり3日間過ごしました。

イランの結婚式、イスラム教の服装規定なんてなんのその。革命前のイランってこんな感じだったんだろうな、だからこそ革命前を知っている年配の方がパーティの楽しみ知っているような。
テヘランでは長年の友人&数日前にケルマーンであった友人と女子会2つをこなします!

5/11Sat TEHERAN テヘランって好きじゃないですよね、見どころ少ないし、大気汚染ひどいし。それでも今回は結婚式に招待されたり、知り合いがいるのでおうち女子会したり。イスラム教が全く関係ないようなイラン御結婚式はちょうド派手すぎて、数日前まではイスラム教の戒律が厳しいバロチスタンにいた私としては尻込みしてしまいますね!

モスクワの友人サイードの実家に招かれて。フィッセンジャーンのおいしさはイラン一でした。

5/12Sun 0615-1005 W5098 IKA-SVO イラン初の飛行機本当に超深夜・早朝できついんですよね。。。モスクワ行マハーン航空も朝6時だなんて、テヘラン市内深夜2時に出て行かないと!そんな中モスクワの友人が運転免許持ってきてほしいとのことで、ご実家に寄ってきました。不動産やペルシャカーペットで財を成しているのですが、長年の経済制裁などで厳しいイランでタフにビジネスで成功するって、正直西側のビジネスマンよりも才覚ないとできないですよね。美味しいフィッセンジャーンを頂きながら2時間仮眠してモスクワ行のマハーン航空へ。



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