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週刊 ホテル田中新聞 Vol.8|~20.12.27

ホテルにお勤めのみなさん!クリスマスの勤務お疲れ様でした!!!!幸せそうなゲストの方がたくさんいらっしゃり、眼福ではありましたが怒涛の清掃&朝食また清掃!とようやくひと段落つきました…そしてこの週間ホテル田中新聞も2020年最後の記事となりました。思いつきで始めた企画でしたが「読んでるよ!」とコメントをいただいたり、TwitterでRTをしていただいたりと嬉しい反応ばかりでした。ありがとうございます!2021年も続けるかどうかは年末年始に考えてみようと思います。

この新聞は、その週に配信された宿泊業界のニュースや記事についてヤイヤイ言うだけのコンテンツです。(強調)



1. 月額2万からの飛行機乗り放題はアツイ!

なななななんと!現在、ピーチが定額の国内線乗り放題の新サービスを検討しているとのことです。

関係者によると、新サービスは国内の路線で何度でも利用できる。内容が異なる複数のプランを用意する予定で、料金は月約2万円からを想定している。実際の運用を踏まえ事業を継続するかどうか決める。

このサービスが実現したら、移動の手軽さが広がりますね…!全国のホテルラバーのみなさんにとっても朗報なのでは?気軽に東京や沖縄にも行けたりするようになるのかな…続報を待ちたいと思います。


2. 後継者不在率、旅館・ホテルはなんと61%…

帝国データバンクが全国の企業を対象に、後継者に関する調査を行いました。後継者の不在率に関して旅館・ホテルは61%という結果に。継承のパターンは今まで同族継承がもっとも多かったのですが、今年の結果では内部昇格が増え社内外の第三者人材へシフトが見られる結果になりました。

Twitterを見ていても宿を継いでいる方もいらっしゃいますが、みなさんどのような想いで継ぐのか気になります。ハードのテコ入れは必要でしょうし、先代経営者とのスタイルの違いに昔から働いてくださる方が戸惑う…など新興の会社とは違った課題、悩みがあるはず。

全国約26万6千社を調べたところ、65.1%に当たる約17万社が後継者不在だった。

この数字は全業種ですが、それにしても旅館・ホテルの後継者不在問題は今後も増えていきそうです…


3. ニセコに続くために選択と集中が必要とは言うけれど

淘汰されないために、ニセコから何を学ぶべきなのか。ずばり、「選択と集中」の実践であり、言い換えれば、脱「幕の内弁当」政策だ。そして、儲かる仕組み、おカネになる仕組みとすることだ。自治体など公的セクターや寄り合い組織が運営主体や旗振り役だと、どうしてもこうした観点が欠けてしまう。地域創生や町おこしとは、突き詰めれば「儲ける」ことのはずだ。

ニセコはパウダースノーという絶対的なキラーコンテンツを最大限に生かし、「海外」「富裕層」「スキー」に絞った「選択と集中」を実践することで、おカネを生んできたのだ。我が町のキラーコンテンツは何なのか、あれもこれもではなく、一つに絞る。

ここ最近、地域の観光に強い興味があるのですが、一つのホテルではなくと街・町となるとプレイヤーもたくさんいて「選択と集中」がとても難しそうだな〜と。ニセコはどうやってそれを達成できたのか・・・この方の本を読めばわかるのかな?気になる。


4. 「インバウンド観光 再出発のガイドライン」これは何度も読まねば

インバウンド観光に関わる産官学の多彩な面々がFacebookグループ上で集結し、知見を持ち寄り、今後のインバウンド観光について6万字でまとめられた内容の濃い濃い記事です。

『あるもの活かしの“暮らしぶりツーリズム”』

このような「地域ならではの暮らしぶり」こそが極上の観光コンテンツだと確信しています。例えば雪国に暮らす人々にとって辛い冬の雪かきも、沖縄やアフリカからの観光客にとっては是非ともやってみたい体験です。住民が毎日歩いている商店街や路地裏にも物語があり、ガイドと共に歩けばまちの風景がガラリと変わります。

まずは地域に暮らす我々が“暮らしぶりの中にある価値”に気付くこと。新たに何かを作るよりも先に、元々あるものを活かすこと。すると地域全体のシビック・プライドと稼ぐ力が向上するのではないか。日本国内にまだまだ存在する、掘り起されていない地域の暮らしぶりが新しい国内観光再構築の軸となり、明日の訪日観光底上げへの原動力となるのです。

6章より引用

この一文に重要なポイントが詰め込まれてると感じました。この考えをもとにどういう方に向けてサービスを届けたいかでコンテンツの内容・届け方が変わってくるイメージ。日本のインバウンド観光の可能性と現在の課題、成功事例などの内容に盛り込まれているので観光業に携わる方は一読をおすすめします!(個人的には6章と7章が好きかな〜)

「週刊 ホテル田中新聞」は発行者の趣味なので、今後も無料で配信します。なので、ちょっとでも読んで良かったなと思えたら、♡を押していただけると喜んで更新ができそうです😂 また来年~~!

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