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そもそも催眠術とはって話。

お久しぶりです。MIKITO先生です。

最近また催眠術というか脳イキというか、その類のものが流行ってきてるみたいです。

何がきっかけなのかはわかりませんが、そういう流れもあってか僕のところにも問い合わせが結構来ています。

残念ながら、最近はこういう御時世もあって、過去に会ったことのある人か、イベントなどに来てくれた事がある人のみにしか、施術も指導もしていないんですが、せっかくなので皆さんのやる気が下がるお話を一つしていきたいと思います(笑)


そもそも、僕のところに来ている人たちというのは、「モテたい」とか「相手を気持ちよくしたい」という気持ちで催眠術を学ぼうとしている人が殆どです。

もしかしたら、何かの間違いで、真面目な理由で催眠術を覚えたいと思って僕の所にたどり着いた人がいるかもしれません。悪いことは言いません。今すぐブラウザバックしてください。調べる相手を間違えてます。

僕のやっている催眠術はあくまでもエンターテイメントです。パフォーマンスです。医療行為ではありませんし、人生に作用するような大それたものでもありません。あくまで楽しむものです。娯楽です。

なので、この技術を趣味で覚えたいと思っている人は、その感覚で間違ってないと思います。そう、趣味。それくらいの距離感でいいんです。

間違ってもプロになろうなんて思わないことです。特に目的が「モテたい」という理由だったら尚更です。別のことやってたほうがよっぽどモテます。

趣味というのは自己満です。

自己満で、周りから何を言われても好きだから続けている。

これくらいの距離感で催眠術には触れ合ってください。それが上達のコツでもあります。


さて、催眠術。ほかにも脳イキ(という独立した技術体系があるらしいです。知らんけど)、體術(友人が提唱している技術)、縄での緊縛など、もっとライトなところだと、マジックやマッサージなど。自分の性的対象と仲良くなるために、そしてより深い関係になるためにこれらの技術を覚えようとしている方にお話があります。


この技術っていうのは「+α」の技術ではないという事を知って欲しいんです。


どういうことか、説明します。

多分、みなさんは、こういう技術があればなんでも出来るようになる!くらいの気持ちで技術習得にのめり混むと思います。まさに神の技。選ばれし者だけが手に入れる事ができる秘伝の技。みたいに感じることもしばしばあります。

もちろんそんなわけありません。そんな凄いものなら、そこらへんに情報が転がってるわけないです。

なので、ある程度勉強したり、調べたりしてるとすぐに気づきます。

「あ、これは+αの技術なんだな」

そうですね。今の自分にプラスされる技術。あくまで足されていく物だと思うかもしれません。


はい、残念。

それは大きな間違いです。

そんなに甘いものじゃありません。

どういうものかきっちり説明します。

これは「×α」と言った方がいい物です。

かけるあるふぁー。

掛け算です。

これを聞いて、「より凄い事になるってことか!」と思った人居ますかね?

流石に居ない事を祈ります。

掛け算です。

たしかにあなたがとても素晴らしい、ものすごくモテモテの方だとしましょう。ならばこのたくさんの技術達を身につけたら、そりゃーパワーアップできます。凄い力を発揮します。

ですが、どんなに努力したとしても、あなたが0なら、無駄なんです。

掛け算ですから。

0にいくらかけたって、0です。

もっとひどい事言います。

もし、あなたがマイナスのイメージを持たれていたら?

そうですね。

さらに酷いマイナスになるでしょうね。


特殊な技術というものは、それは楽しそうに見えるものです。

正直、できると言ってるだけで、寄ってくるような軽はずみな子も居ます。

でも、それ以上に、諸刃の剣だという事は理解してください。

未熟な技術がダメとかそういう話以前の問題なんです。

技術の押売りをしすぎなんです。

求めてません。欲してません。気づいてください。


いくら特殊な技術を習得したとしても、要らないですよ。

というか、たぶんそういう人は、習得すらまともにできません。

こういった技術は、どうしても相手ありきになります。

つまり、練習させてくれる相手が居ないと、習得できないわけです。


もうそろそろいろんな矛盾に気づいてますよね?

モテるために学ぼうとしている技術は、モテる人じゃないと学べないんです!



んじゃどうしたら良いんだよ!って思った人。

もっとやるべき事を先にやれって事です。

応用の派手な技術を学ぶ前に、コミュニケーションセミナーに行くなり、美容室にいって髪を切るなり、新しい服や靴を買うなり、なんでもあるでしょう。

ぶっちゃけ、催眠術やマジックができるより、落としたい相手のやってる趣味を一緒にやる方がよっぽどモテます。

その人が釣りが好きなら、釣りを始めたらいいし、ゲームが好きならゲームを始めたら良いんです。

簡単でしょ?

自分の都合ばかり相手に押し付けてませんか?

まずは相手の事をしっかり知るべきではないですか?


そういう、相手を想う事が大切だと知った上で、新しい技術は増やしていくべきじゃないかと僕は思っています。

ここまでの話を読んで、それでも覚えたい。あくまで自己満として、趣味として。催眠術などの特殊な技術を覚えたいって方なら止めません。それは目的が「モテたい」から「新しい物を手に入れたい」「自分の技術を増やしたい」というのに変わってるからです。


長くなりましたが、今回はここまで。

ぜひもう一度、自分の本当の目標、目的について考えてみてくださいね。


MIKITO先生

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