元路上パフォーマーの視点から見るネットでの投げ銭システムでの稼ぎ方。
【相変わらず最後まで無料で読めます。】
どうもこんにちわ。MIKITOです。
今回はネットコンテンツでの投げ銭についてお話しして行きたいと思っています。
元路上パフォーマーをやっていたからこそ、今のネットでの投げ銭システムに通じるテクニックなんてものもあるのかも。そんな考えをまとめて書いていけたらと思ってます。
ぶっちゃけ投げ銭システムってありがたいんです。
単純にこういうアウトプットを一つのコンテンツとして頑張ってる身としては、単純に評価してもらってるって実感を得ることができるからです。
たまにいらっしゃるんですが「YouTube見てますよ!」とか「Twitterフォローしてます!」って言ってもらえたりするんですよ。それは単純に嬉しい。
ところが、でもフォローしてません。とか、見てるだけでファボとかはちょっと。。。みたいな事を言われたりする訳です。
まじで勘弁していただきたい。こちらとしてはモチベーションがめちゃめちゃ下がる訳です。しかも有料とかでは無いわけじゃないですか。フォローくらいしてくれよと。
そんな人達がいる中で、逆に投げ銭をしてくれる人をどう思うか。
もうね。神ですよ。まじでありがたい。
値段じゃないんですよ。わざわざ有料アイテムを購入してくれて、それを自分に投げてくれるんですよ。もう神と呼ばずしてなんと呼ぶ。
それくらい、自分のコンテンツに投げ銭をしてくれる人というのは特別な存在に見えるものなんです。
僕は、先ほど書いた通り、若い時にストリートマジシャンをやっていました。路上に立って、道行く人達にアピールして、パフォーマンスを見てもらって、投げ銭をしてもらう。そういう事をしていたわけなんですが、これが芸の上達にとても役に立ったと思っています。そして、投げ銭で稼ぐということについてとても真剣に考えました。
1。第一印象は重要。
つまらないものだと思われたら、見てもらえないわけです。投げ銭うんぬんの話じゃありませんね。ネットコンテンツで言うところのサムネみたいなもんでしょうか。とにかく目につくこと。これがめっちゃ肝心だったりします。どんなに素晴らしいコンテンツだったとしても、見てもらうことが出来なければ全く魅力は伝わりません。逆に言ってしまえば、見てもらえるという事は、その時点で好意的に見てもらえてるわけです。なので、中身が多少粗くても、好意的だからこそ許してもらいやすい、なんてこともあったりします。もちろん甘えちゃいけませんけどね。
2。コンテンツ。
どんなに派手に着飾ってアピールしたとしても、それがどんなコンテンツなのかパッと見で分からないと、見たいと思ってもらえないかもしれません。それが猿廻しのように一目でパッと分かるものだったら、その場に留まって、パフォーマンスを見てくれる可能性もグッと上がります。ネットだと特にそういう所があって、情報が簡単に、そして大量に手に入るのですから、自分の興味のあるものを見たいと思うのは当たり前、そうじゃないものはスルーするのは当然だと思います。
3。クオリティ。
さあ、ようやくお客様に自分のパフォーマンスを見ていただけるところまできました。ところが、その中身がダメダメだと、お客様は離れていってしまいます。ダメなパフォーマーは「この良さが分からないなんてダメな客だ」なんて思う奴もいます。本当にいます。びっくりするほどの自信家なのか、当時同じ路上パフォーマーの中にもそんな人が居ました。その人が今なにをやってるかは知りませんけど。
大事なのは、お客様が離れていくのは自分のせいだと、常に自分の発信するコンテンツのクオリティを向上させていくことです。時には内容をガラッと一新するのも大事かもしれません。もちろん自分の表現を優先するということも大事ですが、これで飯を食っていくと思って居るのであれば、ニーズに応えていくというのもとても大事な事だと思います。プライドだけでは食っていけないというのは、パフォーマー時代に痛いほど思い知らされました。
4。投げ銭を投げる側のハードルの高さ。
これも意外とわかっていない人が多いので、しっかり書いていきます。パフォーマーの多くは、自分がしっかりとしたパフォーマンスを行なって、お客様が満足してくれたら、勝手に投げ銭をしてくれる、ギャラをくれるものだと思いがちです。
甘い。そんなわけありません。人は悲しいかな、自分は利益を得たいけど、相手に利益を与えたいとは思わない生き物です。そんなもんです。特に日本だとチップの文化もありませんし、古き良き時代の芸人への投げ銭なんてものも知らない人がほとんどです。
なので路上パフォーマーたちは帽子をひっくり返して、「よければこちらにチップをお願いします」とやるわけですが、これがなかなか皆んな入れてくれません。それパフォーマンスが素晴らしいものだったとしてもです。
それはなぜか。
これは先ほど言った投げ銭文化が無いと言うことに関係があります。
どのくらいの金額を入れたらいいのか、どのタイムングで、みんなはいつ入れるんだろう。そんな感じで自分からチップを入れる事自体を経験していなからこそ、行動に移せない。だから誰も入れないから、私も入れなくていいか。となってしまうわけです。
単純な話、みんながしていないから恥ずかしい。それが大きな原因だったりします。そして、パフォーマー側はその心理になかなか気づかないものなんです。
5。パフォーマーに対する考え方を知る
最近は路上パフォーマーに対しての扱いは酷いものだろ思う事が多いです。まずはスマホで撮影して居るだけの人がほとんどです。たしかにそのパフォーマンスをネットで広めてもらえたら、もしかしたら誰かの目に止まってお仕事が舞い込んで来るかもしれません。ですが、それを投稿するのは何故ですか?撮ってる人がネタにしたいからでしょう?パフォーマンスをしている人に対してなんのお礼もせずにネタにするだけ。もしそれがきっかけで有名になったら「俺のおかげ」とか言い出す始末です。
いい加減にしてもらいたい。
撮影するのであれば、せめてそのパフォーマーに一言言うべきだし、邪魔をしない為だというのなら、なにかしらのお返しをするべきなのではないでしょうか?チップじゃなくても構いません。その人のSNSをフォローするとか、物販があるならそれを買うとか、なんだっていいんです。
もちろん見てくれるだけで嬉しいと思うパフォーマーも居ます。でも彼らはそれで飯を食ってるわけです。もし、そのパフォーマンスが良いものだと思ったのなら、堂々と投げ銭してください。値段はあなたが決めて大丈夫です。それがその人への評価になります。そしてそのパフォーマーは自分の価値を目で、数字で、知ることができるわけです。
6。お客様を教育すること
パフォーマー側もちゃんとやらなくてはいけないことがあります。それはお客様の教育です。
これはどういうものかというと、今回のことに限定していうと「投げ銭を投げるということは恥ずかしいことではない」という事をお客様に覚えてもらうということです。
このやり方はいくつか方法があります。僕が路上パフォーマーをしていた時は、友人に一人にお願いして、良きタイミングでチップを払ってくれ。とお願いしていました。これはとても効果があります。一人がチップを払ってくれたら、その場にいる人たちはみんな思い思いの金額のチップをなげてくれました。
少し脱線します。今でも覚えているんですが、ある時、ご家族で僕のパフォーマンスを見てくれたご家族がいました。中でも小さな娘さんが凄く楽しそうに見てくれていたわけなんですが、最後に「お気持ちをお願いしております」と言うと、お母さんに言って小さなポチ袋を一つ受け取っていました。そしてその中から500円玉を出して、帽子の中にいれてくれました。
その時はちょうど一月。お年玉から500円玉を取り出して、僕にくれたと言うわけです。ちなみにその500円玉は今もマジック用のコインとして大切に使わせて頂いています。
閑話休題。
それ以外にも、いつのタイミングで投げ銭をしてもらうのか、言葉できっちりと伝えるという方法があります。この行為をあまり良いと思わない人もいるかもしれません。正直なんどか言われた事があります。
「そうやってお金をせびって恥ずかしく無いのか」
生きるためにこっちは必死です。なにを恥ずかしがる必要がありますか。そしてこう言う事を言う人たちは、必ず演技中に(たいして面白くも無い)無茶振りをしてきたり、妨害じみた行為をしてきたりしました。そしてチップは投げません。絶対に。
そんな人たちの話なんて聞く必要ありませんから、僕は声を大にしていいます。
「欲しいものはキッリ伝えるべきです!」
なので、投げ銭して欲しい時はきっちりお願いしましょう。もちろん、投げ銭してくれた時には最大の感謝をすることを忘れてはいけません。
7。どのタイミングで言うのか。
結論から先に言います。
パフォーマンスやコンテンツの終わる10分前です。
これにはちゃんとした理由があるわけですが、投げ銭を投げることには準備が必要です。路上でしたら財布を出すだけですが、これがネットのコンテンツだったら、もしかしたら、そのサイトやアプリに課金しないといけないかもしれません。ですから、最後のオチの前に、必ず言っておくべきだと思います。
そしてそのタイミングが一番お客さんを逃さないから。という理由でもあります。
実は、最初の方は、全ての演技が終わってから「チップをお願いします。」と言うふうにやっていたわけなんですが、そうすると「え、お金いるんだ」みたいな雰囲気で、サーっと帰られてしまう事が多かったわけです。そして一人が帰るとつられるようにみんな帰っていく。
30人ほど集めていたのにも関わらず、投げ銭0なんて時もありました。
なので、かなり研究しました。そして最終的に「投げ銭のことを話す時は最後のオチの前に。時間で言えば大体10分前にチップをお願いする」というふうになりました。
その時に必ず、
1、次が最後の技になること。
2、とっておきの技だということ。
3、ぜひ最後に面白いと思った方はチップをお願いします。と伝える事。
4、強制ではないこと。
5、だから、応援してくれない人は1分後に始まる最後のパフォーマンスの前にここから立ち去ってもらうこと。
これを伝えるようにしていました。
ちなみにこれはネットではなく、あくまでも路上パフォーマンスの時のテクニックだということを忘れないでください。ネットでのテクニックだといろいろアレンいしないといけません。そして、僕もまだネットでの投げ銭テクニックはまだ研究中です。
ちなみに、今のネットでのやり方は
1、15分置きに、投げ銭システムがある事を伝える。
2、恥ずかしがる必要はなく、しっかりとお願いする。
3、投げ銭してくれたタイミングで何かしらのパフォーマンスを行う。(ありがとうコール、個人に対するメッセージを送るなど)
こんなところでしょうか。もっと良いやり方があるとは思います。研究しないといけませんね。
金銭の要求を悪いことだと思っている人も居ますね。そして、求められる事に対して激しく拒否感を感じる人も居ます。
お金を稼ごうとするとそれは悪いことだと言ってくる人が一定数いる。
これは、昔から日本では「質素、倹約こそが善」という考え方が根付いているからだと思います。
この考え方自体は悪い事ばかりではないのですが、「好きな物に投資する」という考え方も、また一つの善なのではないかと僕は思っています。
そして、ネットが発達したことにより、少し探せば無料でいくらでも情報を探すことができるというのも原因の一つなのかもしれません。
Twitterを開けば、とても大胆な格好の女性の写真や動画なんかも簡単に見ることができます。
それが当たり前になってしまっていること自体があまり良いことでは無いと僕は考えます。
価値がある物にはそれ相応の対価を支払う。
要求するだけで、価値を支払わない人は、飲食店で食い逃げしているのと変わらないと自覚するべきです。これのどこが善といえるのか。
これを読んでくれた皆さんには、是非、自分の好きだと思える事に堂々と投資できる人になって頂けたらなと思います。
あー、言いたかったこと言えて満足w
そしてよければ投げ銭もよろしくお願いします•ω•
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?