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"野球"があるから。

「野球部だからって狙うのやめてくれる?」
と好きな人に振られたことがある。
"だから"って狙ったわけではないけれど、わたしにとって「野球」が大事なファクターのひとつなのは確かだ。
幼い頃に亡くなった父が野球をやっていたのが遺伝子レベルで組み込まれてるからかはわからないが、小学校の頃好きだった子は地域でも有名なピッチャーだったし、中学校の頃いい感じになった子は3年生の時は4番を打っていたキャッチャーだったし(今のキャッチャー好きの原因はたぶんこれ)、高校の時好きになった子は外野の補欠だったけど体のラインがいいなあなんて目で追っていたら前述のように振られた。
まぁそんなことはどうでもよくて、小さい頃から野球はなんだか身近なものでありながら憧れを含んだ存在であった。

一回戦敗退が関の山であった、地元の青森県勢が大躍進を遂げたことで高校野球に夢中になったのが中学生の頃。それから約10年「高校野球こそ至高」「青春の輝き…!」「負けたら終わりの一発勝負だからこそ面白いんだよ」なんて言っちゃう"高校野球至上主義者"だったのだが、2009年のWBCの決勝を見て、「プロってすごい…!」とNPBに興味を持ち始める。

当時住んでいたのが仙台だったこともあり、気づけば周りには楽天イーグルス情報が溢れているではないか。テレビを持っていなかったのでラジオ中継を聴きながらmixiのコミュニティで実況&交流。もちろん球場への観戦にも出向いた。チームの好調も相まってここにイーグルスファンの一丁上がり。

それから今年で12年。関東に引っ越したり、結婚したり、暮らしの変化があっても変わらずファンをやっている。(ちなみに旦那は野球経験者ではない。でも90年代前半のプロ野球は見ていたそうでよく知っているし、今は一緒にイーグルスファン)

正直こんなにプロ野球にハマって、長いこと夢中になるなんて思ってもみなかった。今となってはわたしの人生の"彩り"である。12球団本拠地制覇の夢もあるし、旅先は野球をベースに考える(今は難しいけれど)。試合がない日は暇で仕方ない。オフシーズンなんて言わずもがな、である。

もう一つ大きいのは野球を通じて知り合った"仲間"の存在である。出身地や年齢、職業なども超えて『野球』という共通項で盛り上がれる。大人になってからこんな経験ができるなんてまさに"有り難い"と感じている。

野球をするのは得意ではないけれど、見るのは大好き。
野球があるから今のわたしは日々をがんばれるし、楽しめている。

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