見出し画像

アサヒ荘合宿ハイライト_ファッションショー

2022年1月8日-9日、群馬の別荘でアサヒ荘合宿が開催された。
何かを作り上げること、誰かと一緒に試行錯誤することの純粋な楽しさを感じた一泊二日。今回は特に印象的だったファッションショーのシーンを中心に書き残しておく。

全体を通してー空間に漂っていた色んな温度

合宿は、これまでアサヒ荘に遊びに来てくれていた様々なクリエイターたちが30人ほど集まり、まだ雪が残っている山奥の古民家で行われた。
参加者たちは、尖っているところと柔らかいところの両方を持ち合わせていて、夢中になってそれぞれが表現をしているその場には、緊張感さえ漂う熱気と、心理的な安心感による温かさがあったように思う。


ファッションショーの中で

合宿内では、料理、神輿作り、ネオン菅作り、整体、演奏会、ラジオ、、、本当にたくさんのコンテンツが同時進行で行われていた。
その中でも私が一番鮮明に記憶に残っているのが、1日目の夜に行ったファッションショー。
初めは、不要になった古着にドローイングをするコンテンツのおまけで、ちょっとしたショーをしよう!くらいのテンションだった。
ファッションブランドを最近立ち上げたプロくんが、その場で布とホッチキスで魅力的な即興ドレスを作ったあたりからだったろうか、、色んな表現者たちがお互いに触発され火がつき、いつの間にか予想をはるかに超える一つの作品が完成していたように思う。
本当にものの一瞬の出来事だった。

ファッションショーのテーマは「カラフル」
私が身に纏った布の模様は、絵の具がついた足でダンスをした跡である。
布の彩りを手がかりに、即興でドレスが構成されていった。
私は、それを身に纏い、歌に合わせてステージをゆっくりと歩いていく。

ドローイング、ダンス、空間演出、歌、ファッションデザイン、メイク、帽子、、、いつの間にか生まれた表現の重なり、誰かの夢中が、化学反応を起こしていって、どんどん大きくなっていった。

左から、あかね、みき、あやか、とら(鏡餅)


決して一人では作れなかった場、ヒリヒリとした心地の良い緊張感、ひたすらに胸がドキドキした。
こんな時間をみんなと一緒に体験できて、本当に嬉しい。ただただ純粋な嬉しさを感じた。


場の余白が表現の幅を拡張させていく

急遽ファッションショー全体のディレクションを務めたヒロくんが「自分のできることを再発見した。」と言っていた場面も鮮明に覚えている。色んな役割を積極的に楽しむヒロくんが魅力的だった。彼の表現の幅が拡張していく瞬間を間近で見させてもらって、それが本当に素敵で、私もなんか感動してしまった。
合宿全体を通して大事にしていた”余白を楽しむこと”が、新しい表現方法を試してみる場としてうまく機能していたように思う。

アサヒ荘がつなぐものたち

「アサヒ荘にいつも遊びに来てくれるアサヒ荘ファミリーのみんなが自由に表現できて、コラボが生まれる場にする、新しい考え方、表現、人と出会うことを楽しんでもらう場を作りたい!」そんな思いで、作られていった合宿。
全体を通して大事にしていた余白、色んなことが試せる古民家の空間、参加者たちの積極的に楽しむ姿勢、、たくさんのものが絡まり重なり掛け合わされて、クリエイティブなものやことが生まれていった。
今後もアサヒ荘は、誰かと誰かが一緒に何かを作り上げたり、その場での化学反応が起こる、一つの器として、そこに関わる一人一人によって作られていくのだろうなあと思う。

言葉で書き残すのでは取りこぼされてしまうものがたくさんあると感じるほど、あの場では本当に色んなことが起こっていた。
他の参加者の目線での気づきなどもぜひまた聴きたいなあ。
場を貸してくれたりゅーさん、昴さん、合宿の運営として引っ張ってくれたあかねさん、だいちさん、アサヒ荘メンバー、全力で楽しんでいた参加しメンバー、全員に感謝しかない。。。

そして、今回の合宿が今後、誰かと誰かのクリエイティブな活動のきっかけになるかもしれないなんて思うと、とても心が躍る。


ーー補足

アサヒ荘とは、北千住にあるクリエイターが集まるシェアハウスです。

住民問わず何かを作りたい人作ってみたい人たちが集まり
お互いに応援し合えるような空間を作っています。

紅葉の綺麗なお庭のある日本家屋で日々音楽が流れ作品が生まれています。
暖かな雰囲気でみんなの帰りたくなる場所を作っていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?