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それはこっちが我慢することなの?夫婦間の溝について

最近、暑かったり涼しかったり、へんてこな気候が続いている。

今朝は、私たち夫婦の間に埋めることのできない溝の存在を感じた。

かつて、中島みゆきさんが歌っていた。

「男と女の間には深くて暗い川がある」と。

バトルの発端はエアコン

夫氏はお休みで、わたしはお仕事で外出。あわただしく支度をしていたら、おもむろに夫がエアコンを止めた。

「なんで止めんのよ!」と聞くと、

「もうすぐ出かけるからいいでしょ?」との回答。

「だったら出かけてから止めてよ!」とわたし。

しかし、これは単なる序章にすぎない。

とにかく暑い

支度をしながら、うろついているわたしは、エアコンをつけたいくらいに暑いのだ。

しかし、夫氏はテレビをだらーんと見ているだけ。体温が上がる余地がない(たぶん)

わたし「エアコンつけてよ」

夫「暑いの?」

わたし「暑いから言ってるんでしょうが!」

なんだろう。タクシーに向かって手を挙げている人に「タクシー乗りたいの?」て聞くようなものだと思うんだけど。

見ると夫氏はインナーの半袖シャツに短パンという、明らかな薄着。

それでいて、暑いわたしをさしおいて「寒い」などとエアコンを止めるのだ。

寒いなら服を着ろ!!と、怒らないでいられる人がいたら、ほんとうに尊敬する。

結局エアコンをつける

最終的にエアコンをつけた。

「暑いのはこれ以上どうしようもないけど、寒いなら着れば済むことじゃない!?」

イライラが収まらないので、言いたいことを言ってしまう。すると夫氏いわく。

「服は外に出るときに着るから……」

「は!?」

謎のヒトコトを残して、夫氏は食後のおやすみタイムに入った。たぶんエアコンで冷えすぎて、活動低下していたのだろう。

夫婦といえども一心同体とかムリ。うまくやるには。

しょうじき「一心同体」なんてムリだ。そもそも体感温度が違いすぎる。

夫婦の間で「暑い!」「こっちは寒いんだけど!」なんてことは、よくある話らしいし。

でも、こういうほんの些細なことの積み重ねが、大きな溝になって、夫婦が終わるなんてこともあるかもしれない。

「暑い」のはどうしようもない。脱いだって、暑いのは暑いのだから。

「寒い」と感じるほうが、着衣するのが、ベストな回答だと思う。

でも、それだと「自分ばっかり譲歩して!」と寒がりさんが不満がたまるかもしれないので、暑いと感じる人は、どの程度の「暑さ」を感じているのか伝えてあげるとよいという気がする。

「イエモンの『熱帯夜』を思い出すぐらいの暑さ」とか(ただしイエモンのファンに限る)

「体内でゆで卵ができそうなぐらい暑い」とか。

自分が体感する暑さ・寒さを、自分と肌感覚の違う人に伝えるのは難しいなぁ。でも、夫婦に必要なのは、まさに「自分の感じていることを相手にきちんと伝えるための会話」だと思うのだ!

それか、その場にいる人の活動量まで見極めてくれる、最先端の人感センサーつき高機能エアコンを買うか……だろうか。


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