ワインについて(前編)

ワインの歴史ってかなり古くて、ピラミッドにワイン作りの過程の絵が書いてあったり、キリスト教にも関わっていて、イエスキリストが「ワインは私の血である」と言ってキリスト教と一緒に世界へ広まったらしい。
18世紀になりコルク栓の瓶が出来て、保存が可能になり『投資』の対象物となった。

『新世界(ニューワールド)』と『旧世界(オールドワールド)』で種類が分かれているが、旧世界はフランスを代表とするヨーロッパ系、新世界がアメリカを代表とするその他の地で作られるワインのこと。
旧世界の中でもフランスが『品質』にこだわっており、フランスにはAOC法たるワインの法律がある。
イタリアは品質よりも手軽さを重視して『庶民派』のワインを作ってる。
ワインと言えばフランスという感じだが『ボルドー』と『ブルゴーニュ』ワインが有名。
この2つはフランスの地名である。
更にフランス語で『お城』を意味する『シャトー』があり、ワイン界でシャトーとは『生産者』のこと。
ボルドー地域のシャトーには格付けがあり、その中で4大シャトーがある。
1 シャトー ラフィット・ロスチャイルド
2 シャトー マルゴー
3 シャトー ラトゥール
4 シャトー オー・ブリオン
どれも超高級ワインだ。

因みにブルゴーニュ地域では『生産者』ではなく『畑』に格付けがあり、有名な『ロマネ・コンティ』なんかがある。
『ボジョレー・ヌーボー』も日本では有名だが、これはブルゴーニュ地域にあるボジョレーという地区で作られた、ヌーボー(新しい酒)という意味のワイン。

他の地域で有名なのが『シャンパーニュ』『アルザス』『プロヴァンス』。
シャンパーニュではシャンパンの『ドン・ペリニヨン』を作ってますが、ドンペリは修道士ペリニヨンのミスにより偶然生まれた。
ワイン作りで監視しなければいけないのを放置してしまい、二次発酵により炭酸が生まれ、その時期が偶然にも良いのと重なり「美味しいぞ」となったのが初まり。
シャンパンとスパークリングワインの違いは、シャンパーニュで二次発酵製法により作られたものだけがシャンパンと呼ぶことになっている。
『モエシャンドン』がシャンパンを買ったのだが、1987年にそのモエを買ったのがあのルイヴィトン。
モエとヘネシーはその前に合併しているので、今の企業名がLVMH(ルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー)。
ということで、今はルイヴィトンがシャンパンを持ってるのだ。

『アルザス』について、ここはドイツとの国境付近にあるので『ドイツワイン』を作っている。
鉄が作れる場所でもあり、鉄とワインを取り合って、ECが誕生し、今のEUへと繋がってる。

『プロヴァンス』はピンク色の『ロゼワイン』を作っている。
ロゼワインはアメリカのセレブがピンク色がお洒落だと言うようになり、パッケージもお洒落にして普及した。

瓶の形は2種類あり『いかり肩』がボルドー型、『なで肩』がブルゴーニュ型と言う。
ボルドー型は『長期熟成のワイン』の瓶で、「オリ」と呼ばれる沈殿物を、いかり肩に留めて注ぐための形状らしい。

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ここまでが旧世界(オールドワールド)について。

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