みんな大好きコカ・コーラ

僕たちは水分なしには生きていけない。
『水』を除き世界で一番有名な飲料といえばあの『コカ・コーラ』である。
記録上、コーラは1886年に誕生したとされている。
しかしこれは『ソフトドリンク』コーラ誕生の話だ。
コーラの歴史を遡るとわかるのだが、コーラの前身は『薬用酒』だったのだ。

始まりは、モルヒネ中毒だった漢方薬者『ペン・バートン』が作った万能薬から。
当時は合法だった『コカの葉(コカインの素)』と、カフェインの影響で空腹感を紛らわせることのできる『コーラエキス』をワインに混ぜ合わせ、薬用酒として薬局にて販売したのが始まりだ。
コカインとは気分がアガるアッパー系の違法薬物で、昔は奴隷にコカの葉を与えて「3日間食糧を与えずともコカの葉を噛ませていれば疲れ知らずで動ける」と言われていたものだ。
実際は薬物効果で神経を麻痺させてただけなのだが。
コカにカフェインとワインを合わせたものが『フレンチ・ワイン・コカ』というコーラの前身ワインだ。
このワインは『ドープ』と呼ばれていた。
#ドーピングの由来

その後はコカイン中毒者の多発と、これに加えて『禁酒運動』が盛んになる。
この禁酒運動を受けてワインに代わる『炭酸水』を使用する事となる。
当時の炭酸水は身体に何らかの良い効能があると注目されはじめていた。

そしてコカインの毒性に対しても注目が集まるようになり、世間からの「非難の声」が高まり1886年にコカインを抜いて「これからはドープじゃなくとコークと呼ぼうと」なり『コカ・コーラ』が誕生した。

これが世界一の味付飲料水の歴史である。

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